【裏切りと】悪の女とH 第4期目【愛の狭間で】 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 18:21:18 ID:YX2QAS9T] 悪戯大好きな悪魔少女から冷酷無比な悪の女幹部まで。 悪の女を捕まえたり、悪の女に捕まったり、時には悪の女とラブロマンス! とにかく「悪の女とH」が基本コンセプトのスレです。 ・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。 ・「やられ」・「グロ」表現が多少なりともある場合は投下前に注意書きをしましょう。 (悪の女が死んじゃう場合は下記に該当スレがありますのでそちらに投下しましょう) ・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。 ◆前スレ 【サド】悪の女とH 3【マゾ】  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171967065/ ◆前々スレ 【つかまえて】悪の女とH 2【つかまえられて】  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162820600/ ◆関連スレ  悪の女をつかまえて INエロゲ板  http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1152888591/ 【戦闘】悪の女戦士を屠るスレ 3【やられ】  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164572421/l50 ◆悪の女を捕まえてスレ まとめblog (保管庫)現在管理人不在  http://marrymeakujo.blog74.fc2.com/ 2 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 18:23:31 ID:YX2QAS9T] 【裏切りと】悪の女とH 第4期目【愛の狭間で】 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176801678/ 3 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 19:05:38 ID:cZO2v2fI] >>1乙&どんまいw 4 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 20:34:48 ID:S2WYFWNW] 悪の女と将来幸せな家庭を築いてゆくストーリを! 5 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 22:55:27 ID:KO/hNpVt] >>1乙 >>4すげぇ読みたい(;´Д`) 6 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/17(火) 23:42:13 ID:YX2QAS9T] よくよく考えたら,超人系の人達はいてもロボット乗りトの悪の女ってこのスレで ネフィリルとエフィリルくらいしかいないな・・・ 7 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 08:48:26 ID:sxEUgTme] 1スレ目がねえ 8 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 12:39:15 ID:FlxcUdhn] 1乙! 9 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 13:17:37 ID:LRH+Q0Eq] 初代 悪の女をつかまえて http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080476860/ 10 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:44:58 ID:LZUqTnE4] >>6 版権ものでよければ。 これは別スレに投下したものなんだが、こっち向けだろうし、新スレ祝いもかねて再投下。 ゲッターロボ(原作準拠)の竜馬+ガンダム0083のシーマ。  エンジンに火が灯ったあたしの新しい愛機、ガーベラ・テトラが勢い良くゲートを飛び出していく。  ちょっと前に裏取引でかっぱらってやったこの機体は、ゲルググも凌ぐ機動性と高い火力で敵を圧倒できる、あたし好みのマシンだった。さすがに元々ガンダムとして設計されただけのことはあるさね。  あっちこっちで爆炎が広がる、漆黒の戦場にあたしは放り出されていく。だけど、本気でドンパチなんてやるつもりはない。所詮デラーズなんてジオンの残党なのさ。元より勝てもしない戦争をしかけた馬鹿なやつら。  あたしはこんな所で朽ちるつもりはないね……仲間はみんな死んじまった。だけど、どんな手を使ってだって生き延びてやる。 「どきなぁっ!」  雑魚がぽろぽろとあたしの前に降ってくる。ふん。旧式風情が、地獄の苦しみも味わった事のない連中が……ガーベラに、そしてあたしに勝てる訳がない。ビームマシンガンを軽く掃射してやれば、すぐに爆炎の仲間入りだ。  だけど、あたしの大博打を全てフイにしてくれるヤツが迫ってくる。敵も味方も見境無く破壊してまわる白い巨体、ガンダム戦艦みたいなやつ。  そうだ、あいつはガーベラと兄弟の、ガンダム三号機……! あたしは怒りのあまり、なかば無意識にさけんでいた。 「あんたはどっちの味方なんだい!!」  そして、あたしは迫る三号機の長い砲身に貫かれて死ぬ……はずだった。怨嗟の叫びをあげながらも、最期を感じたあたしはその目を閉じた……  が、いつまでたっても意識はブラックアウトしない。それどころか無線から妙な声が聞こえてくる……なんだ? 一旦は閉じた目を開いた、その時だった。 「おおおぉぉらあああぁああぁッ!!」 「!?」  ど……どこから現れた!? 地の底から響いてくるような雄叫びと共に、あたしの目の前に、真っ赤で巨大なモビルスーツが……いや、大きさからしてモビルアーマーか?  よくわからないが、頭から角を生やしてマントを付けたふざけた格好のそいつは三号機に迫ると、でかい拳で思い切り殴りつける! 勢いよく吹っ飛ぶ三号機。 「な……なんてパワーだ!」  思わず叫ぶあたし。三号機の質量は半端じゃないはず、それを片手で……あり得ない。  あんな動きが出来るのは機動兵器の類なんかじゃない、あれは……だとしたら、なんだっていうのさ!? 赤い彗星の亡霊とでも言うんじゃないだろうね!  三号機は突然の乱入者に焦ったのか、少し距離を取るとミサイルを次から次へと打ち出してきた。まずい、あの赤いヤツやられるぞ……!!  そう思ったが、あたしの予想は完全に外れた。驚いた事に、赤いヤツはマントで身を包むとミサイルを防いじまった……動きもしない。あんな布切れがなんでミサイルを防げるんだ!?  あたしの疑問なんかそっちのけで赤いヤツはとんでもない加速で三号機に近づいて、豪快に回し蹴りをぶちかます。  その一撃をもろに食らった三号機は姿勢制御もままならず、あっという間に吹き飛ばされていった……。  真空だからすぐには見えなくならないけど、でかい三号機にあっという間に敵が群がっていくのがよく見えた。こっちに再び来るには邪魔が多すぎて、もう無理だろう。  あまりの呆気なさに、あたしはしばし呆然とする。  けど、実のところそんな暇はなかった。赤いヤツが、今度はあたしの方に振り向いたのだ。さっき以上の恐怖があたしを支配する……! 「う……うぅ、来るんじゃないよ! 畜生ー!!」    あたしはビームマシンガンを撃ちまくって赤いヤツを近づけまいとするが、ミサイルすら跳ね返すヤツにこれが通用するはずもなかった。ほぼ一瞬であたしに肉迫してくる……クソ、死ぬのがちょっと遅れただけかよ! ふざけんじゃない!!  そんな事を思ったすぐ後だろうか、機体に加わる衝撃と共にあたしの意識、は……。 ・ ・ ・ 11 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:48:12 ID:LZUqTnE4]  頭が重い。そして何だか蒸し暑い。  あたしは死んだのだろうか。あの世なんざ信じちゃいなかったが、こりゃやっぱり…… 「お、気が付きやがったな」 「え……?」  地の底から響いてくる様な声に、あたしの意識は覚醒してくる……今、あたしに意識があるって事は、つまり助かったって事か……けど、なんだここは。なんか、やたらと硬い地面に転がされてる様な感覚がするけど…… 「そ、そうだ!」  そこまで思って、意識が失われる前の記憶が鮮明に蘇る。それに突き動かされてがばっと飛び起きた、あたしの視界に飛び込んできたものは――! 「ひ!」  情けない、このあたしが悲鳴を漏らすなんて……それでも漏らさずにはいられなかった。あたしの目の前には、ぼろぼろになったロングコートを羽織り、血の様な色のマフラーを巻いた長身の男がいたのだった。  そいつの釣り上がった目は殺気すら漂い、その鋭すぎる眼光であたしを射抜く。見れば、すぐそばにさっきの赤いヤツが座る様にして置いてあった。恐らく、あれのパイロットはこの男なのだろう……。  無言で佇む男に対して、長いこと続けた海賊生活で培った感覚が警鐘を鳴らす。こいつは危険だ!! と。不本意だけど、あたしは男をあまり刺激しないように、できるだけ下手に切り出すことにした。 「な……なんだかよく解らないけど、あ、あたしを助けてくれたのかい? あんた……」  何が助けてくれたのかい、だ。くそ。自分の言葉に虫唾が走る。それが弱弱しく聞こえたのか、ヤツがあたしの方に寄ってくる……嫌な予感がする。ち、男ってやつぁこれだから。  しかし男は開口一番、 「お前に聞きたい事がある。ここはどこだ」 「は?」  突飛も無い質問をする……犯されでもするかと思ったが、しかしヤツは突拍子もない事をあたしに聞いてきた。  ここがどこかだって? あんな派手に戦場に飛び出しておきながら、頭がおかしいのかこいつは。  男はあたしの反応をじっと待つ。……どうやら、あたしをとって食おうって気はないようだ。だけど、あの殺気は間違いなく本物だ。  もし、うかつな事を喋ればあたしの首は次の瞬間に胴体から切り離されているだろう。言葉を選んで答えなきゃあ。あたしはおずおずと切り出した。 「な……なに言ってんだい、あんた。ここで連邦とデラーズがドンパチやってんのは、あんたも知ってるだろう」 「知らん。いいから答えろ、ここはどこだ」 「……月と地球はわかるだろ。その中間の宙域さね。でも、ここは……空気があるってことは、どっかのコロニーにでも紛れたのかい」 「やはり、ここは地球か。とするなら……ここはパラレルの宇宙か」  かみ合わない会話を交わした後、男は変な独り言をつぶやく。なんなんだこいつは? こんだけでかい戦争やってる事もしらずに宇宙に飛び出す馬鹿なんて、聞いたこともないよ……。  って地球だって!? ……よく見てみたら、あっちこっちにコロニーじゃとうていお目にかかれない様な、シダ系の植物がうっそうと覆い茂っている。  まさか…… 「ちょ、ちょっと聞いていいかい」 「なんだ」 「さっきまで、あんた宇宙にいたよね」 「ああ。ついさっき地球へ突入した」 12 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:48:54 ID:LZUqTnE4]  めまいがする。あそこから地球までどれだけ離れていると思っているんだ! ついさっき、だって? よくみれば、ボロボロになったガーベラ・テトラの残骸らしきものが赤いヤツの傍らに転がっていた。  どうやらガーベラを抱いて大気圏に突入したらしい。 (ふ。よく生きてたもんだね、あたし……)  いやそれより。もうひとつ、聞かなきゃならない事がある! 星の屑のことだ! 「ねえ、ならコロニーは……あの円筒形の物体は? 地球に落ちようとしていただろ?」 「あのデカイやつか。邪魔だからぶっ壊した」 「……」  めまいの次は何も喋れなくなった。絶句ってやつさね……この男、嘘は言ってない。目をみりゃあ解る……無茶苦茶だ、無茶苦茶すぎる。三号機を吹き飛ばしたかと思ったら、今度はコロニーまで吹き飛ばしただって?  クソ親父共があれだけこだわった星の屑も、こいつの邪魔だからの一言で失敗に終わったわけだ。  だけどそう思ったら、むしょうにあたしは笑いたくなってきた。 「そうかいそうかい……くっくっく……ははは、アッハハハッハハハ!!」  ざまあみろ。  大儀だのなんだのと、薄っぺらい正義なんか掲げやがって。それが邪魔だの一言で全部潰えた! これほど愉快なことが他にあるもんか!  一人笑いまくるあたしをじろりと睨むと、男がひとりごちた。 「なんだ急に笑いだしやがって、気味の悪ぃヤツだ」  気味悪いのはあんただよ……そう突っ込みたいのをぐっと抑えて、あたしは笑いながらもこいつに名を尋ねてみる。これだけ無茶苦茶な事をやる男の名、ぜひ知っておきたい。  それによく見りゃあ、凶悪だけど、なかなかいい男じゃないか。それに、あたしより背が高い。 「ハハハハ……いや、悪いねぇ。ねぇあんた、もし良けりゃ名前を教えておくれよ。あたしはシーマ・ガラハウってのさ。どうせ知らないだろうけどね」 「流竜馬だ」 「そうかい、あんた竜馬っていうのかい……」  そこまで言いかけた時だった。 「誰だ!! そこで何をしている!?」 「何っ!」  茂みの奥から、軍服を来た人間がライフルを構えてこちらへやって来る。あの服は連邦のものだ……って、ちょっと待ちなよ、なんでこんなジャングルみたいな所に連邦兵がいるんだ!  だけど、あたしが反応して動く前に竜馬のやつはすでに駆け出していた。ちょ、ちょっとお待ちよ! 「うるせぇ!」 「ぐわっ!!」  竜馬は兵士がライフルのトリガーを引く前に、とび蹴りを食らわせた。強烈な一撃。屈強なはずの兵士がさっきの三号機みたいに吹っ飛ばされる……やっぱりあたしの勘は正しかった。  あの赤いヤツが凄いだけじゃない、竜馬も常識ハズレの戦闘力がある!  その竜馬があたしの方に駆け戻ってくる。 「成り行きでおめえを助けちまったが、どうもこの辺りもキナ臭え。俺はもう行くが、おめえはどうする?」  あたしは成り行きで助けられたのか……いや、確かにそれ以外に助かる理由も思い浮かばないが。 「どうするって言ったって、あんたが連邦兵を蹴り飛ばした以上はあたしも敵だって認識されるに決まってるじゃないかい!」  あたしに助かるための選択肢はひとつしかない。連邦との取引が失敗した以上は、いまさらノコノコと出て行ったって撃ち殺されるのがオチさ。  するとそこまで考えた時、あたしは今いる場所の見当がついてきた。  うっそう茂る植物ばかりのジャングルみたいな場所に、ゲリラでなく正規の連邦兵が巡回していた……そんな場所は、地球がいかに広いっていったって、一箇所しかない。 13 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:49:34 ID:LZUqTnE4] 「あんたと行くよ……今気づいたけど、あんたとんでもない所に着陸したね!? ここ、ジャブローじゃないか!! よく迎撃されずに……いや気づかれずに来れたもんだよ!」 「ごちゃごちゃうるせえ! もうおめえのマシンは使えねえぞ。助かりてぇならとっととゲッターに乗れ!」  竜馬が赤いヤツを指差す。 「げ……ゲタ?」 「そうだ、ゲッターロボだ!」  あの、赤いヤツはゲッターロボっていうのか。なんてネーミングなのさ……いや、今はそんな事どうでもいい。あのメカがとんでもない戦力なのはよく解る! あれに乗りゃあ、助かるかもしれない!! 「の、乗るってどこに乗りゃ良いんだい!」 「よじ登ってジャガー号に……胴体の白い部分のハッチを開けて乗れ。レバーを引っ張りゃ開く!」  なんて乗り方だ……だけど、四の五のいっちゃいられない。ここはジャブローだ、ぐずぐずしてたら連邦軍に囲まれてお陀仏さね。あたしは重く感じる体に鞭を入れてゲッターロボをよじ登る。  竜馬はといえば……飛び跳ねる様にして、一番高い頭の部分に達していた。コクピットが複数あるのか? いや、そんなことより人間じゃないよ、ありゃ……バッタか!? くそ!  あたしはなんとかよじ登りきると、でかでかと設置してあるレバーを引っ張った。竜馬の言葉通り、煙が噴出してコクピットハッチが開け放たれる。そして、無我夢中でその中に飛び込む。  中は、一昔前の宇宙船のようなコクピットになっていた。だけど、操縦系統は全然違う。変な操縦レバーみたいなものが、数本とスイッチがある以外なにもない。こんなんで操縦できるってのかい!?  もう、訳がわからなくなってきた。だけど、竜馬はそんなあたしなんざ気にも留めずゲッターロボを発進させる。 「ゲッターーーッウイングッッ!!」  ……なんで発進するのに叫ぶんだ? あたしの当然の疑問は、しかし飛び上がったゲッターの強烈な加速に打ち消される事になる。 「うっ……うぁっ!? な……な、んだぃ、こ……りゃあ!!」  あたしの体がシートに張りつけになる。加速のGであたしの体が悲鳴をあげ、呼吸をする事すら辛くなる。  脳みそがどうにかなりそうだ! ガーベラ・テトラの加速が凄いとか、そんな次元じゃない。こいつは……このマシンは、乗り手の事なんか全く考えちゃいない!  ただ、加速だけを追い求めて暴力的な動きを実現する、そんなマシンだ。  とんでもないものに乗り込んじまったよ……これを作ったヤツがだれだか知らないけど、そいつは絶対にキチガイだ!! 畜生、一難去ってまた一難だ!  派手に大空へ舞い上がったゲッターに、さすがに感づいたのか連邦軍の戦闘機がゲッターに向かってくる。 「シーマぁ! 操縦桿をきっちり握ってな! いくぜ、ゲッタートマホゥーークッ!!」  コクピットの中からはよく解らないが、どうやら武器を持ったらしい。  ザクのヒートホークみたいなもんか……だけど、威力が桁違いだ。ゲッターはまるでUFOみたいな動きで空を飛び回って、近づいてくる戦闘機を次から次へと斬り捨てていく。  あたしはそのたびに走る衝撃に耐えようとしたが、根性や精神力とかでどうにかなる様なヤワなもんじゃない。容赦のないGに、あたしは何度もゲロをぶちまけてしまう。  朦朧とする意識の中で、おもわず竜馬に抗議をする。 「げぼっ……畜生、女が乗ってんだからも少し丁寧に扱っておくれ ぶぼっ……よっ!」 「おっ。まだ意識があんのか、やるじゃねえか! さあ、こんな所からはとっととずらかろうぜ!」  しかし、あたしの抗議なんかまったく相手にしない竜馬は、目の前の戦闘機真っ二つにすると、方向からして極東の方へ進路を向けてゲッターを旋回、加速させる。  誰も追いついてこられない。化け物だ……ゲッターも、竜馬も。  またしても薄れ行く意識の中で、あたしはこんな人間とばかり付き合わなければならない己が運命を呪っていた……。 ・ ・ ・ 14 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:51:07 ID:LZUqTnE4]  次に目を覚ました時、あたしはベッドの上に寝かされていた。周りを見回してみたら、木でできた小屋みたいな場所……竜馬の姿は見えない。……衣服にも乱れはない。  二回とも、何もされなかったか……野獣の様な男に見えるが、あれでなかなか紳士的なのか、それとも女に興味がないタイプか。  それはそうとして、喧騒が一切消えて完全な孤独になった空間に、あたしはなんだか不安に駆られてベッドを飛び起き、外に出て見る。 すると…… 「うわっ」  私の目の前に、いや、眼下に深い雲海が広がっていた。山々の間にたちこめて、下界の様子などなにもわからない。夕日に照らされたそれは、ただ幻想的で荘厳な美しさをたたえていた……思わず、なにもかも忘れて魅入ってしまう。  ……ここは、どこかの山頂か何かか? ふと、意識が向いた方を見てみると、あいつがいた。雲海を見下ろしてなにか物思いに耽っているようだ。風にたなびくマフラーがやけに似合う。  なんだ……戦争狂かと思ったら、あんな風情もできるんじゃないか。  ずっと非人間的な状況に置かされていたあたしは、そんなことで少しばかり緊張の糸を解くと、ふとして竜馬もあたしに気づく。 「やっと起きたか」  竜馬はあたしに背を向けたまま言った。もう少し労ってくれても良さそうなもんだがねぇ……それにしても、あたしはこの男に興味が沸いた。  こいつの事をもうちょっと深く知ってみたい。あたしはそれを尋ねてみることにした。 「あ、ああ……ねえ、竜馬。ちょいと聞かせておくれよ……あんた誰だい? ゲッターなんて化け物をあたしは知らない。  あんたみたいな馬鹿げた強さの男も見たことがない。まさか宇宙人だっていうんじゃないだろうね」 「俺をインベーダーと一緒にすんな! 俺は流竜馬だ!」 「お、怒りなさんなよ。悪気はないんだからさ……地球人なのは間違いなさそうだね。じゃあ、あんたの目的は? 嫌なら喋らなくていいよ」 「……俺はゲッターの見せた未来と戦ってるだけだ」  ゲッターの見せた、未来? なんだそりゃ、あのマシンには占い機能でも付いてるってのか? ……ってこんな男が、占いなんかに耳を傾けるわけはないよねぇ。あたしはけっこう好きだけど。 「ゲッターの見せた未来ってなにさ」 「俺はこいつに乗って未来へ行った。だが、その未来を俺は認めねぇ。だから戦うだけだ」  は? 未来へって……タイムマシンなのかこれは!? 妄想とか幻覚を見てた可能性はあるかもしれないけど、どこまで常識を破れば気がすむんだ、こいつら!! 「ちょ、ちょっと待っておくれ。話が飛びすぎでわかんないよ……もう少し、じっくり話してくれないかい」 「うるせぇな。おめえにこれ以上話しても理解できねえよ」 「そんな事を言わないでおくれよ。何も知らないけどさ、あんたがゲッターに導かれたんだとしたら、あたしを助けたのも、なにか意味があるんじゃないかい? あたしも知る必要があると思うんだけどね」 「……」  よし、話術ならあたしの方が一枚上手みたいだね。もっとも聞いてくれれば、だけど……。 ・ ・ ・  その後、竜馬は存外色々な事を話してくれた。一番最初、カラテであちこちの道場を潰して回っていた時、ほとんど拉致同然にゲッターのパイロットにされた事。  ハ虫人類って化け物と人類の種族の生存をかけた戦争の事、まさしく書いて字のごとく「鬼」との戦いの事、スペースノイドとかとは違う、正真正銘の外宇宙からの侵略者との戦争の事……  そして、その果てに人類を取り込んだゲッターと自分が、宇宙を支配する未来を見た事。竜馬は意外なまでに饒舌に自分のことを喋ってくれた。  どの話も宇宙世紀の時代じゃ、おとぎ話としてしか捉えられないようなものばかりだったが、あたしにはこいつが嘘を言っているようには見えない。  というよりも、この竜馬って男がそんな冗談を考えるほどの独創性がある様には到底、思えない。 15 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:54:54 ID:LZUqTnE4] 「……」  あたしはじっと、竜馬の顔を見る。……今まであたしは、世に受けた仕打ちに対する恨みを糧に生きてきた。あたしなりの生存競争のつもりだった。  自分が経験してきた事だって生半可な事じゃあないはずだ……人間扱いなんて、された事もなかった。  だけど、目の前のこの男の経験は。竜馬が辿ってきた記憶の味と、これから立ち向かわなくてはならない未来の出来事の重みは何だ。  終わらない戦いを続け、果てには自分が人類の支配者となり、さらなる脅威と戦うために同族をも殺し合わさせて吸収する。  死ぬこともできず永遠の戦いを繰り広げるなんて未来を知っていながら、それでも竜馬は戦うというのだ。  こいつは……いや、この人は、あたしなんかとは格が違う。  G3ガスであたしはコロニーの住民を虐殺した。知らずだったとはいえ、当時のあたしはひどいショックを受けた。今だって思いだそうとすれば、吐き気がする。  それからは汚れ仕事こそが天職と自分を騙して、戦い抗う事から逃げ続けたぐらいにね。  だけど竜馬はその何千倍も過酷な運命に、果敢に戦いを挑んでいる。下らない大儀だの正義だのの為じゃない。ましてや他人の為でもない。ただ、生きるという意味だけに向かって竜馬は戦い続けるんだ、それが永遠だとしても。  一度だけゲッターから逃げようとした事もあったらしいが……あたしだったら、そんな経験をすれば二度と立ち直れないだろう。  凄いよ……流竜馬、あんたって人は。  あたしは竜馬の人としての強さに驚愕すると同時に、強く惹かれはじめている事を感じた。今まで出会ってきた男にも、いくらか悪くないヤツらはいたが、衝撃を受けるほどの人間はいなかった。  だけど彼の生き様、覚悟、肉体がまとまって出来た強さは半端じゃない。彼ならたとえこの世の全てを敵に回したとしても、諦めることなどないだろう。  その様を想像して、体に震えが走る。  きっと、こんなにも強く、そして生きる事に純粋な人間は二人といやしない。はん、格好つけすぎだっての……。  だから、あたしは少しばかり、竜馬の疲れを癒してやりたくなった。いくら強いっていったってそれだけ長く休みもせずに戦いつづけてりゃ心身ともに疲れるはず……いや。  もしかしたら、この男に疲れなんてものはないかもしれない、あるのはあたしの自己満足だけ。だけどそれでもいいさ、あたしゃ惚れたんだよ!  そう思ってからは、あたしの行動は素早かった。後ろを向いている彼の大きな背中に擦り寄ってやる。ぼろぼろのコートは汚くて臭かったが、のぼせちまったオツムには、それすらも彼を引き立たせる道具にしか感じない。 「おい……」  何をしてる、といわんばかりに抑揚の低い声と共に頭だけをこちらに振り向かせる竜馬。何度見ても凶悪なツラだね……だけど、今ならそんな顔も最高の男の顔に見える。  さっきまでは話術じゃあたしの方が一枚上手だなんて思っていたが、竜馬にはそんなもの通用しやしないだろう。  論理的にじゃなくて、本能的に見破られちまう様な気がする。だからあたしは素直に答えることにした。 「あんたの話を聞いてたら疲れちまったよ。ちょっと……休ませてくれないかね。何、あんたにも悪い思いはさせないからさ……」 「俺は遠慮しねえぞ」  ふ、朴念仁じゃないみたいだね。あっちの趣味だったらどうしようかと思ったよ。 「いいよ……。あんたほどの男だったら、まんざらでもないさね」 ・ ・ ・  竜馬を連れ添って山小屋の中へ戻ると、あのロングコートを脱がせてやる。  さすがにこれを着られたままだと、邪魔でしょうがないからねぇ。だけど中の服も真っ黒で、色気もそっけもあったもんじゃない。この人の性格がよくわかる。 「まあ楽にしとくれよ」  竜馬をベッドの方に導くと、あたしも上着を脱いで、その隣にもたれ掛かるようにして座る。  しかし、いい体だねぇ……こんだけ分厚い服の上からでもわかるよ。屈強だったあたしの部下たちも彼に比べりゃひよっ子に思える。  あたしは竜馬に軽く微笑みかけると、両腕を彼の右腕にからませ顔を近づけて言う。 16 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 21:56:22 ID:LZUqTnE4] 「あんたも、もうちょっと寄っておくれよ」  キスの誘い。竜馬はしばらく怖い顔のままでいたが、ふっと一息ついたかと思うと、私の方に体を回してきてぐいっと押し倒す。ロマンティックなキスをするつもりなんて無いみたいで、そのままあたしの唇を奪った。  あたしはそれに抗わず、彼が求めてくるままにされる。また、時にはあたしが望むままに、お互いの唇を貪りあう。さあて……楽しい時間の始まりだ。  しばらくキスを楽しむと唇をゆっくり離す。そしてベッドの上でぐるんと回ると、今度はあたしが上になる。  竜馬には微笑みかけたまま、左腕をその股間にやって、服の上からモノをやんわりとマッサージしてやる。するとぴくんと反応する、彼のモノ。 「ふっふふ、さすがに大きいねぇ……」 「あたりめえだ」  ったく自信家め……まあ、あたしも人の事はいえないか。袋と竿の半ばあたりを中心に、全体をゆっくりと揉むようにしてマッサージを続けると、すぐに血液が満たされてさらに大きくなっていくのを感じる。 「さて、もう良いかねぇ?」  そう言って、あたしは竜馬のズボンに手をかける。ベルトの封印を解いてチャックを下ろすと、ブリーフごと一気に下の方にずり下げてやる。  すると、ぶるんとデカイのがあたしの目の前に現れた。鼻にむわんと男の臭いが染み付く。あんまり洗ってないね……しかし、ふふふ……たまんないねえ、この香り。 「こりゃあ、掃除してやらにゃならないねぇ……ふふ、汚れ役はこのシーマ様にまかせな」  にやりと微笑むと、竜馬のでかいモノをずるずると飲み込んでいく。っく、ほんとにでかいねこりゃ……ちょいとばかしオーバーサイズのモノをあたしの口いっぱいに含むと、そのままゆっくりとストロークを開始する。  緩急をつけて、じゅるじゅると吸い上げる。たまにちゅぽんと口から出すと、ベロで鈴口の方を攻めてやり、また口に含んで愛撫する。順番を変えたり速度を変えたりしながら、じわじわと竜馬の大事な所を攻め立ててやる。  たぶん、こんな人だから女と寝る事なんてほとんど無いだろう。戦いの連続で、呑気に寝技を楽しんでる暇もないから、溜まる一方なはずさ。それが証拠に、少し愛撫を続けてやったらもうピクピクしてきた。こりゃあ相当かもね……。 「っふふ、もうイッちまうのかい? いいさ、どばっと出しな。全部うけとめてあげるよぉ……」 「く……」  妖しく誘いかけてやると、さすがの竜馬も我慢できなくなる。顔を歪ませながらウッと呻いて、あたしの口の中で溜め込んだ精液を一気に噴出した。  うっ、すごい、量が半端じゃないよこれ……あたしもあたしで、次々と注がれる生暖かくて苦い液を飲み干していく。 「ぷはぁ」  ずいぶんと長く感じた射精が終わると、まだビクビクと余韻を残しているモノからゆっくりと口を離していく。  離す瞬間に口をすぼめて舐め取ってやったつもりだったが、それでも残ったのがつーっと糸を引いて滴り落ちる。まだモノはいきり立ったままだ……最後に先っちょにキスをしてやる。 「ふっふっふ……見たとこ、あたしとそう変わんない歳に見えるけど元気だねぇ」 「へっ、そう簡単にゃへばらねえよ。さて、今度は俺の番だぜ」  竜馬はそう言うと、あたしの服に手をかける。あの性格だから破られるかと思ったけど、案外ここでも紳士に脱がせてくれる。ああ見えて結構、優しいんだねぇ。ちょいとばかり嬉しくなる。  そうしてすっかり丸裸にされるあたし。年齢なりに、ぜい肉も出来た体が露わになる……今更、生娘みたいに恥らったりゃしないが歳を重ねたくないとは思う。  竜馬の方もだいぶ気分がのってきたみたいで、今度はあたしを下に敷くと、胸にごつくてでかい手を伸ばしてくる。  スタイルにゃまだまだ自信があるからねぇ、たとえ竜馬だろうと、男ならこの体に欲情しないはずはない。  あの竜馬を、そこだけでも手玉に取れると思うと面白くて仕方ない。普段は、スケベ親父の胸への視線とかが付きまとってうざいったらありゃしないけど。  ちょっと乱暴に胸をマッサージする竜馬。だけど痛くはない、ほどよい痺れがあたしに官能を味わわせてくれる。意外とうまいじゃないかい……。 「うぅん……んんっ」  つい、声が出てしまう。まあここなら誰に聞かれる事もないし、大声あげても構やしない。  竜馬はしばらく胸の感触を楽しんだ後、太い腕であたしを抱きすくめると、また唇を奪う。今度はあたしも負けじ竜馬を抱きすくめてやる……ええい、服が邪魔だねぇ! 17 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 22:01:23 ID:LZUqTnE4] 「ち……ちょいとお待ち! あたしだけ丸裸なのはずるいよ、あんたもひん剥いてやるっ」 「お、おいっ」  そういって竜馬をどんと押すと、無理やり彼の衣服を剥いで行く。なんか、あたしの方が余裕がないみたいだよ……。息も荒い。畜生、これじゃ恋する生娘だ。  ぱっぱと服を脱がすと、竜馬もまた生まれたままの姿になる。……ひゃあ、想像してたのよりはるかに逞しいね。あたしはひょろっとした男なんか嫌なんだ。  こういう、男の強さを全身で感じさせてくれるようなのが好きだ。そのあたり竜馬は満点に近いねぇ。ああ……もう、なんか、ゾクゾクしてきたよ……! 「ふ、ふ……いいねぇ、いいよ。さすがあたしが見込んだ男だ」 「見込んでくれって頼んだ覚えなんか無いぜ」 「うっさいねぇ、ぶつよ?」 「おお、怖え」  この期に及んでへらず口をきく竜馬の唇を塞ぐ。ここまできたら、きっといつもあんたがやってる様に、本能に任せて突き抜けりゃいいのさ! 「さあて竜馬、ちょいと早いけどあたしはもう準備できてるよ。そのでかいのをブチこんでおくれよ……」 「ああ……」  仰向けになると、浅ましく股を開いて誘う。竜馬の方も準備は万端なようで、すでに我慢汁の溢れているモノを抑え付けて、あたしの方へ屈んで来る。そうそう、そのまま来ておくれ……ひとつになろうじゃないかい。  ゆっくりと、竜馬が近づいてくる……。 「うぅっ」 「あ、あぁぁ……ッ!」  お互いに潤滑油は十分、ちょっとキツかったが、にゅるんと竜馬のモノを飲み込む。久しぶりの充足感さねぇ……ふふふふ。  ほんの少しの硬直時間を経て竜馬が腰を前後し始める。前後するたび、でかい上に開いたカサがあたしの内壁をかきむしる。移動するたびに電撃を食らったかの様な痺れがあたしの全身を走り抜ける……!  いよいよ我慢できなくなったあたしは、一回突かれるたびに、あられもなく嬌声を上げまくる。 「あぅ、ああっ、ぅひぃっ」  呻く声と、嬌声が入り混じる中、にちゃにちゃと粘液が混ざる音を立てながら雄と雌がよがり合う。こうなったらもう、後は最後の一瞬に向かってまっしぐらさ。お互いに抱き合ったまま、ただひたすらに快楽を貪りあう。  突いて、引いて、突いて、引いて、突いて、引いて……延々と昔のレシプロエンジンみたいな運動を続ける。もちろん、その回転数は快楽の上昇と共にどんどん上がっていく。  竜馬の息が時間が経つにつれて荒くなっていく。あたしの喘ぎ声も、それと同じくして甲高くなる。そうして最後にはオーバーフローして中にいやらしい液をぶちまけるのさ。  あたしはよだれを垂らしたままの口でそれを竜馬に懇願する。 「あっ、あんっ、うっ、り……竜馬ぁ」 「な……んだっ」 「い、イクときゃ中でさ……だ、出しとくれっ……」 「本気……か?」 「アァッ本気だともさ。あんたが……いなけりゃ、無かった……あんっ。……命さ」  そこまで喋ったら、もう会話はなかった。濁流の様に押し寄せる官能の波に飲み込まれながら、あたし達はほぼ同時にイキ合う。  全身が痙攣し、そして体内に熱い液体がびゅくびゅくと注がれてくるのを感じながらエクスタシーを味わう。  頭が痺れちまうよぉ……! 「う、うぅっ……」  中で締め付けられながら、弾丸を撃ち尽くした竜馬があたしの上へ倒れこんでくる。ちょっと……重いけど、彼の匂いがあたしの嗅覚を支配する。匂いに酔っちまいそうだ。ふふふ……悪くないねぇ。  そしてお互いに息を切らして、絶頂の余韻に浸りあう。 「ふ、ふふふ……気持ちよかったよ……」 「ああ……俺もだ」  そうして、しばらくあたしと竜馬は裸のまま小さいベッドの中で横になっていたが、ふと竜馬が何かに気づいた様に起き出して、身支度を始めた。  なんだい、終わったらもうそれかい? 風情がないねぇ……と思ったが、その表情を見て下らない考えを打ち消す。 18 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 22:02:53 ID:LZUqTnE4] 「竜馬……? どうかしたかい」  さっきまでの酔いっぷりをどこかに吹き飛ばし、竜馬の目が鋭くなる。そしてあたしの方を向いて、 「シーマ……服を着ろ。急げ」  と、短くいった。 「え、ええ?」 「早くしろ!」  ええい、なんだってんだい。だけど、この男の野生の勘が鋭いのは承知している。  あたしはそのまま従って脱ぎ捨てた服を着始める。あっちこっちに付いた粘液が邪魔だけど、なんか急いだ方がいいみたいだし、この際我慢してやるさ!  あたしが着替え終わる頃には、竜馬は外に飛び出して分離状態で置いてあったゲッターの赤い……イーグル号って竜馬はいってたね。それに乗り込んでいた。  あたしも白いやつ……ジャガー号だったか。それに駆けていく。 「竜馬!」 「敵がくるぜシーマ!」 「は、風情が無い奴らだねぇ!」  まあ、あれだけ派手にジャブローで暴れたんだ。どれだけ逃げても、血眼になって探すよねぇ。そりゃあ……。あたしも急いでジャガー号に乗り込む。  自動操縦でも良かったが、少し竜馬に教えてもらったのと、何度か自動で動かした操縦系統の記憶をたよりに手動で発進させる。  ……よし、うまくいったよ! ふん、伊達に海賊をやっちゃいないのさ。強烈な加速を伴って三機のゲットマシンが発進する。ったく、滑走も要らないってんだから恐れ入るよ……そして竜馬が叫ぶ。 「チェーーーーンジ! ゲッタァーーーッワンッ!!」  モニターの合体ガイドに合わせてゲットマシンを操れば、衝突するみたいな合体を経て、三機の戦闘機がゲッターロボに変形する。まったくもって意味不明なシステムだ。  だけど……慣れてくりゃぁなかなかどうして、スリルのあるマシンだ。悪くないねぇ。  見れば、爆撃機が遠くの方にいた。ありゃ連邦のフライ・マンタだね……ゲッターはそっちの方に凄い勢いで飛んでいくと、トマホークを取り出して放り投げる。  回転が加わったトマホークは、次々とフライ・マンタを破壊すると、まるでブーメランみたいにこっちに戻ってくる。戻ってくる様な形状、してないんだけどね……もう原理を追求するのはやめた。  少し慣れて余裕もできたあたしは、竜馬に叫ぶ。なに、邪魔にはならない。あの程度の敵は竜馬なら目ぇつむってても倒すだろうさ。 「ねぇ、竜馬ァ!」 「なんだぁ!」 「子供の名前決めといておくれ!」  その叫びで一瞬、ゲッターが高度を落としたがすぐに持ち直す。 「……拓馬だ! おい、もう余計な事いうんじゃねえぞ!」 「あたしはあんたに付いていく事にしたよ。嫌っていったって付いていくさねッ」 「勝手にしやがれ! いくぜ、ゲッターッビィーーームッ!!」  竜馬は、ゲッター線には意思があると言っていた。……どうやら、あたしもゲッター線の意思とやらに見込まれちまったのかもしれないねぇ。そうでなきゃ、あの場にどうして竜馬が突然現れたのか説明できない。  だけど一度は落としたこの命、どうせならでかい物に掛けてみたいね。  どこまで付いていけるか解らないけど、あたしも竜馬とゲッターの行く末を見届ける事にしよう……。 「竜馬、モビルスーツが来たよ!」 「なんだそりゃあ?」 「ああもう! あたしに代わりな、あいつらにゃキッチリ落とし前をつけないとねぇ!」 「ほう、もう操縦を覚えたか? ならやってみな! オープン・ゲェット!」 「よし来た、いくよ! チェンジ! ゲッターーツゥッ!!」 END さるさん規制ギリギリ? 19 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/18(水) 23:41:55 ID:sxEUgTme] グッドジョブ 20 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/19(木) 10:04:02 ID:sPFMNKqt] GJ! 21 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/19(木) 21:34:40 ID:QpqqHCHX] シーマ様ktkr! やっぱ熟女な悪女良いw 22 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 00:57:39 ID:0L77+z4I] GOOD JOB!! スパロボでFに出てきた ゲストで眼帯つけてる名前忘れた女をリクエスト 23 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 14:21:42 ID:E+XIrJub] GJ! だけど毎回思うんだが、シーマって悪女か? 悪の組織の女とも、ワルな女とも 微妙に違っていると思うんだが。 裏切る相手も裏切られて当然の屑だし。連邦軍の後のジャミトフ派と組んだ事だけは いただけないが、基本的には国家の都合で陥れられてそこから抜け出そうと必死で あがいていただけだしなあ。 24 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 15:49:38 ID:MOVc7/6Y] スパロボではDCというテロ組織所属じゃん 25 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 18:11:04 ID:DQx/YGF9] >>23 広義ではシーマも悪の部類に入ると思う。 というのも、悪の定義によるんだけどなんていえば良いかな。 ハカイダーみたいに道徳だとかそういうものを一蹴してでも 独自の哲学で生を貫く、つまりダーティヒロイン的なのがシーマだと。 そこが悪の魅力だと個人的には思ってる。 逆に、誰の賞賛も受けない真の意味での悪は紫豚みたいなのを指すと思う。 26 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 21:45:38 ID:ZI5/0K6z] 紫ブタってなに? 27 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 21:50:06 ID:EKjRaoxv] >>26 ニナ・パープルトン パープルトンを紫豚と表現してる 28 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 23:12:58 ID:Rp/FVmgn] 紫豚は本気で酷かったよな。 ガトーと昔どうこうってのは、絶対いらなかったと思う。 29 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/21(土) 00:06:15 ID:3p5VgKxi] 何度か議論あったけど反社会的行為(悪)をする女=悪女って解釈もおkだったよな? シーマ様の場合、『悪として生きるしかない』悲惨な状態でも生きることを諦めない強さに萌える …個人的には情に振り回されてるってのもストライクゾーンだったりする 30 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/21(土) 01:16:03 ID:e38PXCDR] コードヒロイン 31 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/22(日) 00:39:42 ID:X2KGvGez] ゲッターアークに出てくるのがシーマの子供になりかねんが、さあどうだろう。 32 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/22(日) 01:47:02 ID:FSt4mDYe] >>31 拓馬はアークまで知ってる人のための小ネタだから深く気にしないでくれ。 33 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:41:28 ID:VZIJOeT5] こんな時間にSS投下する俺 ちょいグロ(つーかちょい虐殺描写) ちょいレイプ つか もろレイプ そんなちょい妙なSS 慣れてないから投下し終えるまで時間かかると思う あと新参者ゆえ、スレが望んでるものとは違うかもしれない でもとりあえず投下する 34 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:43:28 ID:VZIJOeT5]  悪の秘密結社《ヘルファイア》。その全貌はまったくの謎に包まれており、具体的な規模や構成員数なども不明。  唯一、その最終的な目的は世界征服だと掲げ、破壊工作をはじめとした数々の悪事――麻薬や人間の売買、要人の暗殺、凶悪な兵器の開発など、すべての活動は、そのための布石でしかないという。  そして今日もまた、罪のない人々が《ヘルファイア》によって苦しめられているのだ。  大都市の雑踏に突如として現れたのは、《ヘルファイア》の戦闘員たちだった。  二十人以上もの徒党を組んで押し寄せた彼らは、全身を黒いレザースーツのようなもので包み、頭部はフルフェイスのヘルメットで覆い隠している。  悪の組織の雑兵だ。  全員がマシンガンやショットガンなどの銃器で武装していた。そしてそれを使用して人を殺めることになんのためらいも見せないところが、《ヘルファイア》の恐ろしいところだ。  マシンガンが火を吹き、何十発もの銃弾が人々を貫き、殺した。  散弾が親子の頭を吹き飛ばした。  バズーカが車を何台かまとめて破壊する。手榴弾が投げられて転がり、少年の足元に転がった。そして爆発。  平和だった都市の喧騒が、悲鳴と断末魔があふれる阿鼻叫喚の地獄絵図に一変する。  なにも知らない非武装の一般人は、判断が遅れたため、逃げ出すこともできなかった。  血と肉片が雨のように降り注ぎ、血煙がたちこめた。三分とかからずに百人以上もの人間が死に、それでも《ヘルファイア》は飽き足らないらしい。逃げる者を追いかけては銃弾をぶち込み、確実に命を絶っている。  絶望と恐怖が混沌として渦を巻き、希望の光など一点もない地獄。  交差点の中央で邪悪な高笑いを上げる者がいた。 「げへえええへへへへ! 楽しいなあ、皆殺しは!」  巨漢だった。それも、身長は四メートル以上もある。もはや巨人だ。レザースーツを身に着けず、筋骨隆々としたおのれの肉体を誇示するためか、迷彩色のズボンをはいているだけで、上半身は裸だった。  素顔ももちろん晒している。見事なスキンヘッドの、壮年の男だ。  巨人は、両手にそれぞれ一丁ずつ、機関銃を持っている。それを自在に操り、まだ生きて動いている一般人を見つけてはそこめがけて乱射していた。  本来、機関銃はこのように扱える代物ではない。だが、冗談のように太い腕の筋肉が、全身を構成する超筋肉が、そのような馬鹿げた芸当を可能にしているのだ。 「ぐへはははは! 虫けらどもがあ! ひざまずけ、許しを乞え! そして死ねぇ!」  男の高笑いは止まらない。その銃弾を浴びたものは、水風船のように弾けて死んでいく。 「ぶぇへへへ! いひひひ! 楽しい、楽しすぎるぜ! 生きる価値もねえクズどもを殺すのはよお!」  そのとき、巨漢の足元で、もぞもぞとなにかが動いた。まだ幼い少女だ。のろのろと這っている。足に流れ弾を受けながらも、なんとか悪漢の魔の手から逃れようとしているのだ。  巨漢はそれを見逃さず、少女の背中を踏みつけた。少女の悲痛な叫び声が上がる。 「なんだあ、おまえは! いまさら逃げられるとでも思ってんの!? オヒヒヒヒ! 馬鹿めが。虫けらの分際で、なに夢みちゃってんだよおおお! 死ねえィっ!」  ばん。至近距離から機関銃が放った銃弾により、少女の頭が木っ端微塵に吹き飛んだ。  男の笑い声が、いっそう高らかになる。  《ヘルファイア》は残虐だった。無慈悲だった。  そしてその悪道を、けっして許さぬ者がいる。  最初に気づいたのは、戦闘員のうちのひとりだ。遠くの方に、男がひとり立っている。  ごく普通のシャツとズボンを着た、普通の日本人の男に見えた。手には日本刀を持っていた。  いったいどこからあんなものを、と戦闘員は思ったが、すぐにどうでもいいことだと思った。  日本刀で銃に勝とうなどと、馬鹿げた考えだ。思い上がった野郎め、ヒーローきどりのアホには死を見せてやる――そう思ってマシンガンの銃口をそいつに向けた。  いなかった。戦闘員は我が目を疑い、次の瞬間、その声を真横から聞いた。 「悪党め」  ずばん、と日本刀がひるがえって肉を絶つ。最新技術の結集たる防弾防刃スーツを戦闘員の胴体ごと紙のように切り裂いたその男は、怒りに満ちた声で叫んだ。 「悪党どもめ。ゆるさん……全員まとめて地獄に送ってやる!」  その男の姿が幻のようにかき消えて、手近なところに突っ立っていた戦闘員を三人ほど同時に切り捨てる。 35 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:44:23 ID:VZIJOeT5]  巨漢が、他の戦闘員たちが、そこでやっと日本刀の男に気付いた。  巨漢のこめかみに青筋が浮かぶ。部下を殺されたことなどどうでもよかったが、自分の楽しみを邪魔するような生物には容赦しない。 「ああん!? なんだ貴様はあああッ!?」 「土居、和馬! 貴様らをぶち殺す男だ!」  宣言すると同時に地を蹴り、さらにひとりの戦闘員の命を奪い、かえす刀でもうひとり、襲いかかってきたひとりを返り討ち、奪ったショットガンでふたりを殺す。  時間にして、三十秒も経っていないだろう。戦闘員たちは全滅していた。  ごりん、と凄まじい音がした。巨漢の歯軋りの音だった。 「なるほど……ふん! 多少はできるようだな。だがッ!」  機関銃を邪魔だとばかりに投げ捨て、「フンッ!」と鼻息も荒く、全力で力む。すると、なんということだろうか。ただでさえ筋肉の塊のようであった男の全身が、さらに一回りほども膨れ上がった。これではもう、筋肉の城砦だ。 「この俺に勝つことはできん。貴様ごときにはもったいないが、名乗ってやろう。我が名はオルガ。オルガ・ザ・デビルマッスル!」 「こい。肉だるま」 「おおおおおおおおっ!」  ずん、と、地響きを立ててオルガが突進する。自身を砲弾と化したこの攻撃に、和馬はどうやって対抗するというのか。まともに食らえば戦車をも一撃でスクラップにする超威力を、受けるのか。避けるのか。  そのどちらでもなかった。和馬は焦らず、日本刀を真正面に構える。  一刀両断――それが和馬の選択。 「チェェエエストトオオオォォォ!」  気合と共に、刀身が幾つもに分裂した。いや、違う。あまりの速度に残像が現れたのだ。  せまる筋肉を、白刃が迎え撃つ。  その瞬間、和馬とオルガの耳朶を打ったのは、肉が断たれる音でも、肉が潰れる音でもなく、がきん――という、甲高い金属音だった。肩口に吸いこまれた刃は、硬質の筋肉に阻まれてそれ以上進むことができない。 「馬鹿な」  和馬の驚愕の声を打ち消す、轟音。オルガの体当たりをまともに食らっては、さすがの和馬も命がない。玩具のように吹き飛ぶその姿を見て、オルガは会心の笑みを浮かべた。原型をとどめているだけマシなのだ。  だが、和馬は立ち上がった。だが無事ではない。吐血し、砕けた奥歯もいっしょに吐き出した。優れた身体能力だけではなく、鍛えぬいた技術力によって、直撃の衝撃を最小限にまでとどめたのだ。  とはいえダメージは大きい。奇跡的に骨は折れていないものの、今の攻撃をもう一度でもくらえば、今度こそ死ぬだろう。次を受け流せるような気はしなかった。  オルガは和馬が立ち上がったときこそ少しだけ驚いたが、今では余裕を見せている。 「立ち上がるだけ無駄だ。貴様では俺に勝てない。《ヘルファイア》における俺の序列は第四階級! 戦闘能力は貴様が倒した雑兵どもの二千倍だ!」 「ふん。そうか。……それがどうした。筋肉馬鹿が」 「なにい!? 貴様……よほど殺されたいらしいなあ」 「やってみろよ。くそ野郎」  オルガの怒声が上がり、ふたたび大地が激震した。低い体勢での突撃。またもや、ぶちかましによって和馬を殺そうという心算なのだ。  和馬はどうするつもりなのか。  オルガを斬ることはできない。それは先ほどの攻防で証明された。かといって、これを避けるだけの体力は、もはやないだろう。  汗ばんだ右手で日本刀を握り、正面に向けて構える。  馬鹿な野郎だ、バラバラになって死んでしまえ! と、オルガはせせら笑った。  和馬は、駆け出す。ふらつく足を酷使して、その姿は一陣の疾風になった。  斬。 36 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:45:37 ID:VZIJOeT5]  ――オルガは立ち止まり、ショルダータックルの姿勢のまま硬直している。その背後の和馬もまた、刀を降りぬいた姿勢のまま固まっている。  先に動いたのは、オルガだった。  ぐらりと揺れた巨躯。そのひざが地に付くよりも先に、切り落とされた首がゴトンと落ちた。続いて、力を失ったオルガは倒れ伏す。  和馬は、勝ったのだ。だが勝者の姿にしても、五体満足というわけではない。体中のあちこちに激痛が走り、口の中は鉄の味で満ちている。  誰が見ても満身創痍の和馬は、だが、それでも、勝ったのだ。  が。  和馬の瞳が、訝しげに細められた。妙な物音を聞いたからだ。ばちばちと電流が弾けるときのような。  背後を振り返り、オルガの頭部を見たとき、その表情は驚愕に変わる。  オルガの首の断面は、血を流さず、変わりに機械的な部品や、赤や青のコードを垂れ流していた。白煙を噴き上げて電気がショートしているようだ。物音の原因はここにあった。 「なんだ?」  と言った和馬の目の前で、オルガの背中に一筋の切れ目が入り、ぱっかりと開く。  そこから、つまりはオルガの体内から、ひとりの少女が現れた。綺麗な銀髪を長く伸ばし、白いワンピースのようなものを着た、線の細い美少女だ。まだ十代半ばといった年頃だろう。  少女は怯えたように震えながら、和馬を、そしてオルガの巨体を交互に見やる。 「ひ、ひいいい……わ、わたしのパワードスーツがあ……!」 「なんだと?」  和馬はその一言を聞き漏らさなかった。パワードスーツ。その名の通り、個人の戦闘能力を著しく強化するための外骨格。  巨人の筋肉の塊に見えていた体は、鋼よりも硬く、ゴムのように柔軟な性質を持つ特殊な金属で構成されていたのだ。体内は巨人を内部から操るための計器類でびっしりと埋め尽くされていた。少女の体は小柄な方だから、あの巨体の中なら不自由はしなかったろう。 「貴様の……では、貴様が本物のオルガか!」 「そ、そうです! じゃなくて、そうじゃないですうう……違うんですうぅ」 「本当のことを言え!」 「うひぇあうあああ」  ガサガサとゴキブリのように這って、和馬から逃げようとした少女だったが、焦りと恐怖のためか、無様にオルガの体から転げ落ちただけだった。  和馬はそこに素早く歩み寄り、日本刀の切っ先を突きつける。少女は尻餅をついたまま顔面を蒼白にして、小さな悲鳴を上げた。 「貴様がオルガか」 「はひはひはひはひ」  がくがくと何度も何度も首を縦に振る少女に、和馬は軽蔑の眼差しを向けた。  この少女――オルガは、本当に何の力もない無力な少女なのだ。だからパワードスーツという機械の鎧でその脆弱な本体を包み、かりそめの強さに頼るしかなかった。 「恥ずかしくないのか、貴様。同じように無力な人々を、こうして得た力で殺すとは」 「はあ? だ、だって、楽しいじゃないですかあ」  卑屈な笑みを、オルガは浮かべた。 「えへへへ……だ、だって、強い力で弱い奴らをぶち殺すのって、もうホントに楽しいっていうか。あ、あんただって、そうですよねえ? 強いですもんねえ」 「黙れ」  ひゅん、と刀を一閃。オルガの前髪が、何本かハラリと宙に舞った。  きょとんとしていたオルガは、何秒後かにやっと事態を理解すると、遅まきながら絶叫した。 「うるさい、黙れ」 「はひはひはひはひはいひあはいはいいはひ」 「……もういい」  ぞんざいに吐き捨てるように言って、和馬は刀を振り上げた。オルガの双眸が限界まで見開かれ、イヤイヤと首を横に振っている。  和馬は辟易していたが、ひとつだけ、それでも言っておくことがあった。 「ひとつだけ訊こう。キリエという名の吸血鬼に心当たりはあるか」 「き、キリエ……キリエ・ザ・ノーライフ様。もちろんですぅ!」 「では、居場所を知っているか」 「し、しりません、あ、いや、知ってます知ってますだから殺さないでお願い!」 「もういい」 「殺さないで殺さないで殺さないで殺さないでええええ!」  オルガの頭上に、白刃が振り下ろされた。 37 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:46:38 ID:VZIJOeT5]  だが、赤い血が舞うことはなかった。  オルガは、自身の脳天をかち割る直前で静止した刀身を見て、口から声にならない声を搾り出し、瞳から涙を流す。  しょわあああ……と、水が流れ出す音。オルガの股間から発生した液体は黄色く、生暖かい湯気を発している。恐怖と、その後の安堵のあまり、失禁したのだ。  その汚らしい液体で靴を汚すことを嫌った和馬は、それを避けて歩き、オルガの髪の毛を鷲掴みにして歩き出した。痛みに顔をしかめながらオルガは喚く。 「ひ、ひぃひぃ、なんあなんなななにををお」 「気が変わった。殺す前に、犯す。せめて貴様が今までに殺した人々の苦しみを、その万分の一でも味わうがいい」  ちょうどよく都市の死角となっている路地裏を見つけ、そこにオルガをひきずって連行した。  ビルとビルにはさまれた、狭い空間。和馬はそのビルの壁にオルガを押し付け、背中を自身の方に向けさせる。後ろから犯すつもりだった。  周囲の目がないことを確認すると、オルガの衣服を、乱暴に引き裂き、剥ぎ取っていく。小便に濡れて黄色く染まっていた布切れが、千切れて周囲に散乱した。 「い、いやっ……いやあっ、やめてくださぃい」 「クズめ。自分が苦しむのは嫌なのか」 「そんな、そんな、当たり前じゃないですかあ……ひどいいいい」  和馬は、もうなにも言えなかった。この少女は本当のクズだと思ったからだ。もはやなにを言っても無駄だと、そう思った。殺すしかない。犯して殺す。それしかない。  そう結論すると、ズボンの中のペニスも自然と準備を整えていた。ズボンの生地が張り裂けるのではないかと思うほどに怒張している。  下着さえも破り捨てられ、白く美しい裸体を晒すオルガは、コンクリートに肌をこすって擦過傷を作る。  ズボンのファスナーを下ろし、猛り狂っている自らのペニスを外に出すと、オルガの女陰にあてがった。  途端に、ひときわ高い悲鳴が上がる。 「いひぃややあ、やめてええ! はじめて、はじめてなの、わたしいい!」 「そうか。それがどうした」 「か、勘弁してよオオおおおお!」  悲鳴など、和馬の耳には聞こえなかった。  こいつは悪党だ。どうしようもない社会のクズだ。こんな奴には何をしても許されるに違いない。そう確信していた。  どうやら処女という話は本当であったらしく、挿入は困難だったが、和馬は剛直を無理やりに押し込んだ。ぶちぶちっ、と、粘膜を突き破って押し広げる感触が、亀頭に伝わる。  赤い破瓜の証が、オルガの内股を伝って足元に落ちた。  なにが起こったのか理解できていない様子のオルガは、しばし呆然としていたが、 「いっ……痛い痛いいたいいたいいいいっ! いや、やめてやめてぇええ!」 「なんだ、そんな痛み。貴様が今までにしてきたことに比べれば、なんでもない」 「ああああがあうああああ」  濡れてもいないのに和馬の逞しいペニスを挿入されれば、処女でなくとも泣き叫ぶだろう。ましてや和馬に遠慮などという気持ちはなかった。  髪を振り乱して半狂乱になりながら泣きじゃくるオルガの姿を見ても、和馬は哀れみを感じることがない。当然だ。オルガはこうなって当然の罪を重ねてきたのだから。  がつん、がつんと、腰と腰の骨を乱暴にぶつけ合い、オルガの奥深くにまでペニスを叩き込む。子宮にガツガツと亀頭が当たるたび、潰れたカエルのような声を上げるオルガ。 「んぐふっ、ひっ、ひぎいっ」  オルガも気持ちよくないが、和馬もまた快感を得ることはなかった。なにせほとんど湿ってさえもいない膣なのだから。破瓜の血が多少は潤滑剤の役目を果たしていたが、それでも自在に抽送できないことには歯がゆさを感じていた。 「おい。もっと濡らしてみればどうだ」 「む、むり無理無理、もう無理ぃぃぃ……」 「ふん。だったら手伝ってやる」  言うや否や、オルガの小ぶりな胸に和馬の手が伸び、耳朶には舌が這い回った。 「うひぇあっ」  餅のようにこねられ、乳首をクリクリと刺激され、耳たぶを甘く噛まれたり舐められたりしているうちに、オルガの声の質が変わっていく。  乳首は硬くしこり、頬はリンゴのように赤くなる。 「ん、んぎひ、うっく、えふっ、んあああっ……ぎいっ」  声には明らかに甘いものが混じり始めていた。 38 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:47:41 ID:VZIJOeT5]  和馬は侮蔑の表情を浮かべ、呆れたように言う。 「なんだ。感じたのか。これでは罰にならんな……淫乱女め」 「ひう、ううんっ、ち、ちがうううう」  ぼろぼろと涙をこぼしながら否定したところで、しだいにスムーズになっていく和馬の腰の動きが示すところは、明白だ。膣の内部が濡れているのだ。  激しくなるピストン運動は、相変わらずオルガのことなど考えていない。  快感を得ることに成功した和馬は、そろそろ限界だった。愛撫をとめて、射精に神経を集中する。オルガの尻の柔らかい肉は、力いっぱいに握られているせいで形を変え、痛々しい。 「よし……そろそろ出すぞ。おまえのなかに思いきり出してやる」 「ひっ、そ、そんな。せめて外に、外に出してええ」 「黙れ! おらあっ!」  ペニスがビクンビクンと痙攣し、オルガの内部に熱い白濁を吐き捨てた。じんわりと自らの肉に染み込んでいく精液を感じて、オルガは嗚咽をもらす。 「うああ……いやああああ……でてるよお、わたしのなかに……」  だが、そんな悲しみに浸っている余裕などなかった。  和馬は早くも二度目の射精に向けて動き出したからだ。一度目の欲望を吐き出しても萎えることを知らないペニスは、むしろますます硬く熱くたぎっている。 「えひいっ!?」  驚きの声を上げて、振り向くオルガ。その瞳は鬼を見た。  ――土居和馬の人生には、大きな不幸があった。  ごく普通の家に生まれ育った彼には、ごく普通の両親と、ごく普通の妹がいて、ごく普通の生活を送っていた。  他人に誇れるような偉業も財産もなかったが、満ち足りていて幸せな生活だった。  だがその幸せを、五年ほど前、ひとりの吸血鬼に奪われた。その吸血鬼は和馬の家族を皆殺しにして、そして最後に和馬の血を吸うと、楽しげに笑った。  ヴァンパイアに吸血された人間は、とても正気のままではいられないほどの快感を得る。それを感じた和馬が我を忘れて射精し、家族の死体に精液をかけたからだ。  しかもそのときの和馬はそれを恥ずかしく思うこともせず、吸血鬼に向かってもっと血を吸ってくれと土下座して懇願していた。  顔を上げたとき、吸血鬼はどこにもいなかった。それに気付いて和馬がしたことは、嘆き悲しむことでも怒りに燃えることでもない。勃起したペニスを慰める手段を探すことだった。  そのあとは、心臓を貫かれて死んでいる妹の姿に欲情して、おぞましくもその性器を自分のペニスでえぐって射精した。妹はまだ処女だった。次に母親の尻で満足した。  すべてが終わった後で、和馬はとてつもない罪悪感に襲われ、死に場所を探すことになる。そんなころ、《ヘルファイア》の悪事と、そこで幹部の地位についている吸血鬼の存在を知った。  どうせ死んだ方がいいこの命を、ならばせめて人々のために使おう。そしてせめてあの憎き吸血鬼に、あの怨敵に一矢を報いなければ。  そう決心した和馬は、山奥の仙人のもとで修行し、一刀流を身につけ、悪を倒すために戦っている。 「あ……あ、うあああ……」  はっ、と我に返った。  目の前では、ひとりの少女が壁に押し付けられながら脱力している。涙を流す虚ろな瞳には、気力がない。  知らぬ間に、いったい何度の射精を行ったというのか。膣内から逆流した精液が滴って、オルガの足元で破瓜の血と混ざり合っている。  ずぼり、とペニスを抜き放った。そこはとうの昔に萎びていた。  支えを失って、オルガは糸の切れた操り人形のように崩れた。気を失ったようだ。真っ赤に腫れた尻と、あられもなく精液と血を垂れ流す女陰が痛々しい。  和馬は、おのれの萎びたモノと、そして犯されて脱力した少女の姿に、なにかを見た。 「……俺は。俺は、いったいなにを……」  なんだというのだ、これは。  自分は戦ってきたはずだ。悪を倒して、罪のない人々を救うために、死に物狂いで戦ってきたし、今でも戦っている。  だがならばこれは何だ。罪を犯したとはいえ、無力な少女を犯しまくって、それで快楽を得るなどと。  悪魔だ。鬼だ。鬼畜生だ。  自分は妹や母の死体を犯したときから何も変わってなどいない。 「う、うぐ、うぐぅぅぅ……」  今度は、和馬が泣き崩れる方だった。 39 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:49:17 ID:VZIJOeT5]  和馬は戦闘員の死体から衣服を剥ぎ取ると、気絶したオルガをそれで包み、路地裏をあとにした。  遠くからパトカーや救急車のサイレンの音が近づいてきていた。  和馬の足が向かった先は、一軒の古びたアパートだった。木造の二階建て。住人はいるのかいないのか、人気のなさのせいではっきりとしない。  世界各地を転々としている和馬が、この町に滞在するにあたって拠点としている場所だった。  二階の一番左側が和馬の部屋だ。人目を気にしつつオルガを連れ込み、ベッドに横たえる。  思えばこの狭い部屋に自分以外の人間を連れ込むのは初めてだった。  戦闘員の服はサイズのせいで着せられず、オルガは素っ裸のままだ。これではまずいと思い、クローゼットから自分のシャツを取り出した。  いまさらなんだと思いながらも、裸体からはなるべく目をそらしながら着せた。男物なのだから、少女には大きすぎてだぶだぶだ。  まあそれで大事な部分は隠せるのだからよいだろうと思うことにした。  とりあえず、起きても暴れ出したりしないようにと、オルガを拘束するための道具を探す。手錠や頑丈な縄などでもあればよかったのだが、あいにくと見当たらなかった。  なんでもいいからなにかないかと探してみると、手ごろな長さのネクタイを見つけた。 これでいいだろう、と決める。  オルガの両手を背中の後ろに回してから、両手首をネクタイで硬く縛った。和馬にとっては慣れない作業だったが、なんとかこなした。  なるべく優しくベッドに寝かせてやるものの、手首を縛っているために腰のあたりが浮いてしまう。  まあこのくらいは我慢してもらうしかないとひとりで勝手に納得した。  しばらく、時計が時を刻む音だけが響く。  ベッドの上で安らかな寝息を立てていたオルガは目を覚まし、いきなり飛び起きると、あたりをきょろきょろと見渡した。そして悲鳴を上げた。  ベッドのすぐ横には、椅子に座った和馬がいた。 「起きたか」 「あ、あ、あっ」  と、和馬を指差し――たかったのだろうが、縛められた腕ではそれさえもできない。 「うひぇあああうあぇああ」  意味不明の叫び声を上げ、和馬がいる方とは反対に向けて逃げ出そうとし、カサカサとゴキブリのように足を動かす。  だが反対側は壁だ。鼻っ柱をしたたかに打ちつけ、「ぶげっ」と情けない声を出した。 「落ち着け。俺の話を聞け」 「ほげげげげ……な、なんですかぁ……」 「落ち着けといっているだろう」 「はひはへひひはひ」 「……無理もないがな」  はあ、とため息をついた和馬は、ややためらってから、 「すまなかった」  と言った。オルガはわけもわからず「はあ?」と胡乱げにした。  それだけではない。先ほどまであれほど怒りを向けていたオルガに対して、和馬は深く頭を下げまでした。 「あんな、無理やりにしたことだ」 「……なにをいまさら。あんた、馬鹿ですかあ?」  オルガという少女は、基本的にどこまでも小心者の、ごく普通の悪党だ。弱いものに対してはどこまでも高圧的で残酷になれるし、強いものに対してはどこまでも卑屈で、尻尾を振ることにためらいを感じない。  そういう、卑怯な悪党だった。  低姿勢になった和馬に対して、強気な言葉を使うことは、オルガにとって当然のことだった。 40 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:51:06 ID:VZIJOeT5] 「あれだけ人を怖がらせておいて、しかも無理やりレイプまでしておいて、いまさらごめんなさいなんて言える立場だと思ってるんですかあ? 呆れてものも言えませんよお」 「ああ。そうだ。俺は最低だった。おまえのように弱い女を強姦した。俺は最低だ。……おまえと同じように」  頭を上げた和馬は、オルガを強く睨み付けた。途端にオルガは小さく叫ぶ。 「なっ、ななんなんですかあ。そんな、怖い目をしてえ。また犯そうって言うんですかわたしをレイプしようって言うんですか。この殺人鬼ッ!」 「なっ――」  最後の一言だけは聞き捨てならなかった。がたん、と椅子を倒す勢いで立ち上がる。 「それはおまえの方だ! 罪もない人々を楽しんで殺したおまえこそ!」  そう叫ばれても、オルガは怯まなかった。  オルガは口の片方だけを吊り上げて、皮肉げな笑みを作る。 「ぐふふふ! そうですよ。わたしは殺人鬼です。いくらでもそう呼んでくださいな。それに誇りを持ってますから」 「なに!?」 「わたしはね、見ての通り、なーんの力もありゃしない、ただの単なる小娘ですよ。いえ、それ以下です。生まれついて病弱なもんですから。  ちょっと前まで、十年以上も寝たきりの生活を送ってました。病院でね。ずいぶんと治療費がかかったようで、親にも親類にも疎まれてすごしていましたよ。  そりゃあそうです。なんの役にも立たない小娘ひとりを生かすのに、どうして大金を喜んで使えますか。  ドブに放るのと変わりませんよ。そういうわけで、わたしは誰からも望まれない人生をこの先ずっと送る予定だったわけです。ですが」  にい、と、オルガの笑みがますます深まった。和馬はぞくりと薄ら寒いものを感じた。少女の瞳には、底知れない憎悪と歪みが渦を巻いていた。 「そんなとき、《ヘルファイア》にスカウトされましてね。理由なんて知りません。どこでわたしのことを知ったのかも知りません。  ですけどそんなことはどうでもよかった。わたしにとっては、わたしの病気を治してくれて、わたしを必要としてくれる場所があるなら、どこへでも喜んで行くだけのことでしたから。  親にも誰にも必要とされなかったこのわたしが、このわたしがッ! 殺して殺して殺しまくれば、必要とされるんですよ少なくとも《ヘルファイア》のなかでは!」 「おっ……おまえは」 「それにねえ、人殺しは楽しいんですよ。わたしのことを無力だの無価値だのと馬鹿にしてた奴らをね、アリを踏み潰すように殺していくのはね。  本当に人殺しは楽しいですよ。楽しすぎていけませんよ。くひひひひっ」  ほとんど反射的に、和馬は少女に飛びかかっていた。いや、こいつは少女などではない、こいつは人間ではないとさえ思った。この悪党はもはや悪党でも少女でも人間でもなく、ただの悪辣を極めた地獄の悪魔だと思った。容赦などなく殺せと思った。  オルガの声を、訊くまでは。 「また殺すんですか! この、イカれた殺人鬼が!」  両手で首を締め上げるように押し倒したオルガは、息の苦しさゆえか顔を赤くしながら、それでも今回は怯えたふうを見せなかった。ひとの弱みを見つけたとき、ひとはどこまでも図太くなれる。  はっとしたように動きを止めた和馬を見上げ、オルガは不適に笑う。 「あんたは自分で自分に気付いてないようだから、わたしが言ってあげますがねえ。罪のない一般人とやらを殺しまくったわたし達と、罪を重ねたわたし達を殺しまくったあんたとの間に、違いなんてないんですよ。人を殺してるっていう点ではねえ」 「ちっ……違う」 「違わないんですよお、それがねえ。あんただってどうせ楽しんで殺してるんでしょうが」  違う、と和馬は思った。だがなぜかそれを言葉にすることはできなかった。  悪党どもを斬り捨てるとき、自分は果たして楽しんで殺していたのだろうか。違うとはいいきれない。上手く斬れたとき、よく斬れたとき、そのようにして自分の強さを実感できたとき、楽しんでいなかったとはいえない。いや楽しんでいた。  いや。そうではないはずだ。そうではない。そうではなく、いや、そうか。 「楽しんでいたのか、俺は」 41 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:52:27 ID:VZIJOeT5] 「ふん。そうですよお。やっと気付きましたかニブチンめ。つまりあんたもわたしも同類なんです」  オルガは、してやったりとばかりにほくそえんだ。なんと丸め込みやすい男だろう。力はあるが、心が弱いのだ。まったく、こんな情けない男に今まで怯え、しかも処女さえ奪われたのかと思うと、悔しさがこみ上げてくる。  だがそれもすぐに晴れる恨みだろう。どうにかしてこいつを殺したあとは、切り刻んだ死体を海に捨てて藻屑にしてやる。それとも豚の餌にしてやろうか。悩みどころだ。 「さあ、分かったらこの手を離すんですよ。この殺人鬼野郎」 「ああ。……俺は悪党を殺すのが楽しくてたまらない」 「へ?」 「おまえのように人を殺してもなんとも思わないクズを、絶望させてねじ伏せてやるのが、楽しくてたまらないと言ったんだ!」  なにがいけないというのか。和馬は開眼した思いだった。  そうだ。楽しくてなにがいけないというのか。悪党め。悪党どもめ。ダニにも劣るおまえらなどをわざわざ相手にしてやっているのに、せめて楽しみがなくてどうするのだ。  おまえらを殺すことを楽しんでなにが悪い。悪党どもめ。まったく人の役に立たない害悪め。  せめて最期ぐらいは楽しまれて死ぬがいいのだ。それが悪党にはふさわしい。  そして目の前のこの少女は疑いようのない悪党だ。だから楽しみ尽くしてやる。  悟った和馬には迷いがない。  すばやく、オルガに着せたシャツの裾をめくりあげた。申し訳程度に陰毛の生えた割れ目がさらけ出される。  わけもわからずオルガは絶叫した。 「な、なうぇえええっ!?」 「おまえをこれから、また犯す」 「ひっ……」 「安心しろ。さっきみたいに痛くはしない。……死ぬほど気持ちよくしてやるからな」  耳元で囁かれ、オルガは全身に鳥肌を立て、そしてなぜか下半身が熱くなるのを感じた。  和馬は、少女の無防備な秘部へと顔を寄せる。  股間に生暖かい息が吹きかけられると、オルガの口からは素っ頓狂な声が出た。 「んひ!?」  続いてその二つに割れた溝に舌を埋められ、絶叫。 「おげっ、んひぐ、うあああっ! やめてやめて、やめっ」  クレヴァスを蹂躙する和馬の舌は、遠慮というものを知らなかった。もっとも敏感な部位をざらついた生暖かいもので攻め立てられると、経験を知らないオルガにはどうすることもできない。未知の快感に翻弄されるだけだ。 「ひん、うんんっ!」  さらに和馬はクリトリスの皮をむき、乾いた指でこすってやった。 「はぁうっ! ん、んぎああああっ!」  急所への強烈な刺激に絶えられず、小柄な体がガクンガクンと暴れる。 「――っ、うっ、うあああっ!」  舐めしゃぶっているうちに、膣の奥からなにかが染み出してきた。白い。さきほどたっぷりと流し込んだ和馬の精液だ。かまうものかと和馬は思った。気にせず舐めつづける。 そのうち、溢れ出してくるのは精液だけではないと知った。そしてほくそ笑んだ。 「ひああうううう、うは、も、もうやめて、やめてよおおおおっ!」  一時間ほど経っただろうか。それとも二時間だろうか。あるいはもっとかもしれない。 作業に没頭していた和馬は時間など気にしていなかったが、ふと顔を上げて時計を見てみれば、もう夕方だった。  時間などどうでもいいかと思い、中断した作業を再開する。  オルガは、まだ鳴いていた。ただし、最初のころとは鳴き声の質が異なる。 42 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:53:03 ID:VZIJOeT5] 「あんっ! んああああっ……はうん、やあ、んうっ……くはぁん!」  甘い鳴き声。 「やああ……ひあ、あは、あはんっ」  さきほどからずっとこの調子のようだ。と、和馬は思った。  ベッドの横に向けて下半身を投げ出し、恥知らずにもカエルのような大股開きをやめないのは、余裕などないからだ。  長時間の愛撫のすえに、オルガは明らかに快感を感じ、それに溺れきっている。股間から滴った愛液によって、床の畳には大きく丸いシミができているほどだ。  もうそろそろいいだろうと思い、舌による愛撫をやめた。  慣れない快楽を与えられ続けたことによってオルガの顔はリンゴのように赤く染まり、表情はだらしなくとろけきっていた。瞳は曇ったように光をなくし、半笑いのような口元からは涎がだらだらと流れている。 「えっ、えへ、えへへへえ……」 「気持ちよかったか?」 「は、はひ……よかったれす……うああ、もっ、もっとひへ、もっとしへえ……」  肉欲によって理性は吹き飛び、正常な判断力など、もはやどこにもないようだ。 「もっと気持ちよくなりたいか?」 「あひ、はひっ」  緩慢な動作で首を縦に振るオルガを見て、和馬は薄く笑った。  まだまだ十分な精力をたぎらせているペニスを取り出した。それを見たオルガは、さきほどの破瓜の際の痛みを思い出したのか、顔を強張らせたものの、やめろとは言わない。期待していることは明らかだ。  洪水状態となっている肉の薔薇にこすりつける。  こすりつけるだけだ。けっして挿入しようとはしない。 「んうふ! うああ、あ、ど、どうしてっ……」 「どうしてほしい。言ってみろ」 「そんな」 「言えないなら、これで終わりだな」  オルガの表情が、さっと絶望に染まった。 「言います! 言いますからあっ! そ、その、えっと」  オルガはどのようなものが和馬を満足させる言葉なのか考えた。考えたすえに、腹に力をこめてこう叫んだ。 「ぶち込んでくださいっ!」  破廉恥を極める一言だった。言ってしまってから、自分でもしまったと思ったほどだ。 和馬は思わず失笑を浮かべ、そのせいでオルガは泣き出した。声は出さずにぼろぼろと涙を流す。目をつぶってもあふれ出た。  あまりにも自分がみじめだと思ったからだ。そして、そんなみじめな自分に向けられる冷たい視線を思い出していた。いつも感じていた知人どもの目だ。他人の視線は、いつでもオルガをみじめな気持ちにさせていた。他人とはいつでもそうだった。  不意に、耳元でこう言われた。 「素直に言えたな。――かわいいぞ」  えっ、と驚いて泣き腫らした目をあけると、和馬が優しく微笑んでいた。  知らない目だ、とオルガは思った。そのような目で見られたことは、今までになかったがゆえに。  このひとは違うのか、と思った。  その思考を、突然の快楽が押し流す。 「ぅうううっ!?」  通告もなく割れ目に押し入った和馬の剛直。  和馬はオルガの細い腰を鷲掴みにして、体勢を整えた。  先ほど男を知ったばかりのその体に、容赦のないピストン運動。  それでも、オルガは感じていた。絶え間なく、切羽詰ったような嬌声が上がる。瞳からはまた涙が流れた。歓喜のあまりの嬉し涙であった。  和馬は、ぬるぬるとして心地いい膣の、きつい締め付けを堪能しながら、何度目かのことを言った。 「気持ちいいか?」 「は、はひっ!」 「これからも気持ちよくなりたいか?」 「……え?」  両者の動きが止まる。  銀髪の少女は、なにを言っているのか、という顔で和馬を見た。  和馬は、真剣だ。 43 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:53:56 ID:VZIJOeT5] 「おまえには不幸な人生があった。それでおまえの罪が消えるわけはないが、おまえにも歪む理由があったのは確かだ。 だから殺しはしない。俺がおまえを監視する。もう二度と悪事を働くことは許さん。その代わり、俺の気が向いたときにはこうして気持ちよくしてやろう」 「あ……えと……は? その、それってつまり、あんたの性欲処理係?」 「まあ、そうなるかな」 「はあ!? なんですかそれは! んなの嫌にきまッうきゃううううんんっ」  まったくの不意打ちで子宮の入り口をガツンと突き上げられては、どうしようもなかった。 「なるのか? ならないのか?」 「うぎ、ひっ、あはああっ!」 「なるよな?」 「っ、う、うあ、あ、あん、あんっ! わか、わかりまひたあっ! なります! なりますからあ!」 「なにになるんだ?」 「せっ――せ、性欲処理係ッ! あ、あんたの、あんたの専用のおぉぉぉっ!」 「いい子だ」  満足げに笑った和馬が、腰の動きを素早くする。どうやらそろそろ射精するようだ。そしてオルガのほうも限界なのか、次第に声がどこまでも甲高くなり始めている。  それほど時間を置かず、終わりはやってきた。  舌を犬のように突き出したオルガは、限界まで仰け反り、絶頂。 「っ、い、いく、いくいくいくいぐっ、ひぐうううう――ッ!」  和馬は無言のうちに達し、痙攣する少女の内部に白いマグマのような精液を放っていた。脈打つペニスは何度も何度も精を吐き出して、それからようやく静まった。  果てたあとのオルガは、しばらく放心状態だった。おそらく生まれて初めて感じたのであろう、快楽の行きつくところなのだ。無理もない。  だというのに、和馬はまたしても動き始めた。彼のペニスはまだ萎えていなかったのだ。これから満足するまで少女の膣で暴れようというのか。オルガもさすがに顔を青くする。 「あ、あっ……もう無理れすっ……」 「なにを言う。俺はまだまだ満足していないぞ」 「ああああ、やめへええっ……んひいぃぃッ!」  和馬の部屋に響く物音と絶叫が静まるのは、翌日の朝日が昇ることになってからだった。 44 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:55:18 ID:VZIJOeT5]  どこかで犬がうるさくほえていた。 「ぬうううう……」  一糸まとわぬ姿のオルガは、目が覚めたはいいものの、低く獣のような唸り声を上げた。だるかった。ひたすらに心も体も気だるかった。これほどまでにだるいのは、何年ぶりだろうか。忌まわしき病院生活時代でさえこんなことは稀だった。  だが不思議と今朝――もう昼に近いが――は嫌な気分ではなかった。それがまたオルガに唸り声を上げさせた。なんなのだ、これは。心地いい疲労感とでもいうのか。  腰が疲れている。特にアソコが疲労困ぱいだ。一晩に渡り酷使されたせいだと確信していた。ひりひりとして痛い。そして、まだ、なにかが入っているような気もした。そんな錯覚だ。   なにかがなにかといえば、隣で寝ているこの男の、憎たらしいモノなのだ。それがなによりも腹立たしい。  昨夜はさんざんだった。なにがさんざんだったのか思い出したくもないほどに。 「やってくれやがりましたね……くそ……」  半身を起こす。和馬はまだ起きる気配がない。  腕を縛っていたネクタイは、荒々しい情事の最中に外れてどこかに消えていた。だから今のオルガは自由だ。どのようなことでも好きにできる。  和馬はオルガと同じく素っ裸だ。武器の日本刀は、すぐに手にできるような位置にはない。無防備だった。  それを理解すると、オルガの口元には邪悪な笑みが広がる。 (まったく、お馬鹿さんですねえ。くっくっく)  敵の目の前でこれほどまでに油断するとは、完全に阿呆だと思った。こんな馬鹿にしてやられたのがまったく悔しくてたまらない。だがその恨みもすぐに晴れるだろう。焼くか斬るか潰すか千切るか悩みどころだ。  そう――無防備だった。  あの憤怒に燃えた復讐の鬼のような男の姿はどこにもなく、ごく普通の男がそこに寝ているだけだった。 「……ふん」  毒気を抜かれて鼻を鳴らしたオルガは、なにを思ったのか、ふたたび横になって寝直した。ただし、今度は、和馬の胸板の上に頬を乗せている。抱き枕にしがみつくようだった。  オルガには考えがあった。 (こんな油断しまくりの間抜け野郎、殺すのはいつでもできますね。だから、今はせいぜい利用してやりましょう。  いまさら《ヘルファイア》には戻れないでしょうからね……任務に失敗したわたしを始末しようとする連中は、こいつに片付けてもらいます。  くっくっく! なんて頭がいいんでしょうねえ、わたしってば)  そう。そう考えた。それだけだ。この男を利用してやるだけだ。他意はない。  そして、それに、こうして抱き着いていると気持ちがいいから抱き枕に任命してやろう、なんて思ったりもしていた。久しぶりに感じる他人の肌の暖かさは、本当に心地よかった。  オルガがこう思ったのは、だから、だ。 (……まあ、しばらくはあんたのそばにいてやりますよ。……和馬……さん)  ――いったい、いつ以来のことだろうか。  ひとの温もりが、愛しいと思ったのは。 45 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 08:59:53 ID:VZIJOeT5] 以上。投下終了。 なんかノリに任せて仕上げたせいで微妙なできになったかも。反省。 でも序盤の戦闘シーンみたいなアホなノリとか気に入ってる。 ていうかクソ生意気な女に「勘弁してよおお」って言わせたかっただけかもな まあ、とりあえずスレの盛り上げに貢献できれば幸いだ。 46 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 11:09:05 ID:8lBeREyF] GJ! 途中までは個人的にちとアレだったんだが最後まで読んで正解、終盤の盛り返しがじつに良かった。 47 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 13:40:04 ID:TyUr3kuV] 幹部系もいいがこーいった小悪党はまた別の良さがあるな なにはともあれGJ! 48 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 18:23:12 ID:K9dUv1Lb] >45 う〜ん、良いねぇ。これは。 こういう容赦の無いのは大好きだ。 屠るスレ向けにぶちまけバージョンを書いてもらいたいぐらいだ。 49 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 18:26:10 ID:barNG04v] GJ! 漫画でよくいる(と思う)「眼自体は大きいけど白目の割合が多くて黒目が点だけの小悪党」 が好きなので、そのイメージで読ませていただきました。 自分以外の何かに依っていた強さを砕かれるというのもいいですねぇ 50 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 22:19:48 ID:HFDmJjT7] 世紀末救世主伝説なノリが素敵すぎるが、『抱き枕』にも激しく萌えたw GJ! 51 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/23(月) 22:49:21 ID:C/DSDmbP] GOOD JOB 52 名前:33 mailto:sage [2007/04/24(火) 08:42:12 ID:xhuvAhRS] ありがと エロ書くのは一年ぶりつーかまともに書くのは初めてだからなんかドキドキした この話の続きじゃないが、もうひとつ書いてるからまた今度投下する かも んじゃ 53 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/24(火) 18:18:59 ID:0dXsqlpP] 楽しみにしてます 54 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 12:09:56 ID:H80PEGS2] GJ!! 55 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 12:58:32 ID:2CZflCfB] 処理係になっても思考は悪の女に萌えた 話し変わるが、ブラックとセツナの続きキボンなオレがいる 56 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 21:27:09 ID:iXHDi+5u] どのシチュエーションに萌える? 悪の女幹部に誘惑されて骨抜きに 悪の女幹部にボコボコにされる 悪の女幹部をボコボコにする 悪の女幹部を捕まえて拷問 女戦闘員にやられる 女戦闘員をやる 女戦闘員を捕まえて拷問 女戦闘員に捕まって改造される とあるサイトのアンケート 57 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 22:23:51 ID:o11VBYzD] >>56 最後。俺はもう人としてダメかもわからんね。 さて上のシーマのやつの後日談を投下。元の物からだいぶ修正したから既読でも読めるはず。  あれから少し……あたしと竜馬は地球の各地を転々としていた。なんせゲッターは目立つもんで、連邦の追っ手は後を絶たない。もっとも、戦力が違いすぎて敵にもならないんだけどね。  ほんとに呆れるよ、ゲッターには。何が驚いたってエネルギーが無限だって事だ。なんでも、ゲッター線とかいう宇宙線がエネルギーで常時取り込んでるから、無茶をしない限りエネルギー切れを起こす事はないらしい。  そんなこんなで、あたしもゲッターには少しずつ慣れてきていた。最初は胃の中の物と言う物を吐くザマだったけどねぇ、なんとかチェンジから戦闘まではこなせるようになった。  竜馬いわく、ゲッターパイロットのパイロットには合っている、だとさ。嬉しいんだか嬉しくないんだか……。  いっそジャガー号をかっぱらってやろうか、なんて思ったりもしたが、そんな事した次の日にゃあたしは鬼籍に入ってるだろうから、止めた。ふふふ、竜馬とは喧嘩したくないしねぇ。  だけど、いくらゲッターが強力たって中の人間は食わなきゃ生きていけない。寝なきゃ活動できない……そういう訳で金が必要だった。  しかし、とにかくゲッターが目立つせいで昔みたいに海賊行為をするわけにもいかない。仕方がないから、ツテを頼って普通に生活する分だけの物資を手に入れているのさ。  ちなみに竜馬を放っておくと、ロクな事をしないから(マフィアに殴りこんで物資を奪ってくるとかね……)あたしが女房役に徹して抑えている。  情けない話だが、汚い仕事の連続で疲れ果てていたあたしには、こんなんでもそこそこに充実した日々に感じていた。不思議と竜馬の溢れ出る様な生命力と接していると元気になれるのだ。大してあたしと年齢も変わらないオッサンのくせに。  竜馬と生活を共にしていてひとつ嬉しかったのは、ある時ふと、あたしの過去を話してみたらニヤリと笑って「上等だ」って言いいのけた事だ。  今まで、あたしの過去を知る者に一人だってそんな評価を下したヤツはいない。あるのは侮蔑か媚び、あるいは憐れみだった。  この男は熱血漢だけど、平和だの愛だの、虫唾が走る様な言葉を吐かないのがいい。生きるか死ぬか、という究極の選択を息をする感覚で実践しなければならない壮絶な世界に身を置いてきた凄みは本物だ。  そんな人だから、あたしの境遇なんかに同情はしない。その犯した罪には興味すら持たない。だけど、上等だと理解する。そんなビターな感覚が嬉しかった。  ちなみに竜馬は、なにやらよっぽど気の狂った連中を相手にしてたみたいで、あたしなんかは可愛らしくみえるとも言った。まさか、このあたしが可愛いなんて感想を持たれるたぁ思わなかったよ。くっくっく。 (ハヤトとかサオトメとかシキシマとか、そんな名前が引き合いに出されていた。どんな連中なんだか……)  ……あたしや竜馬は、もう二度と平穏な生活には戻れない人間だ。死ぬまで戦うのが定められた宿命だからこそ、こうして訪れた束の間の休息の時を十分に享受して、楽しむのだ。  だけど、それだけに気に掛かるのは次に待つ戦いの時だった。休日明けの出勤に思いを馳せる感覚とでもいえば良いだろうか……そういう堅気なのとは、ちょいとばかり違うのだけれどねぇ。 「ねぇ、あんた」  今日のねぐらで竜馬の逞しい腕に抱かれながら、あたしは彼に問いかける。 「なんだ?」 「いつまで続けるられるものかね、こういう生活……」  竜馬は少し、黙りこんでから答えを口にする。 「さあな。だが、ひとつ言える事は、そう長い間ゲッターが俺を休ませちゃくれないって事だ」 「そうかぃ……」  その言葉に、ちょっとだけ残念になった。彼の顔をじっと見る……その表情はすでに確信めいており、元の世界に戻る時はそう遠くないだろうと言う事実が突きつけられる。  元の世界……そう、当然というか何というか、竜馬はこの宇宙世紀に生きる人間じゃない。あのゲッターという化け物に、何のためかこの世界に連れてこられてしまったのだ。だがゲッターが本懐を成す場所は、ここじゃないはずだ。  だから、その用事が済めばゲッターは自分のパイロットである竜馬を連れて、あるべき世界へと帰っていくだろう。  あたしは竜馬についていくと誓ったが、結局は取り残されるのだ。だってゲッターの世界に、シーマ・ガラハウという人間は在り得ないのだから……それでも、認めるのが嫌でかすかな抵抗を試みる。 58 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 22:24:47 ID:o11VBYzD] 「ねぇ、そん時ゃさ」 「ん?」 「そん時ゃあさ……あたしも、連れてってくれるかね。ゲッターは」  それを聞いて、竜馬は初めてくっくっくと笑った。何がおかしいのさと思ったが、次に彼はあたしの予想を飛び越えた事を言いのけた。 「ゲッターと関わって逃げられた奴ぁ居ない。お前は嫌でも連れて行かれるだろうよ、カッカッカ!」  唖然とする。鏡を見たら、あたしはきっと豆鉄砲でも食らったハトの様な顔をしているに違いないね。これは胡蝶の夢のようなものだと思った直後の発言だから、なおさらだ。  ……どうも、あたしの考えを超えて、ゲッターっていうのは傲慢な存在のようだ。普通に考えれば恐ろしい事だと思うのだが、あたしにはプレゼントの様に聞こえる……こんな世界より、竜馬の居る世界の方が性に合いそうだからね。  そう感じたままの言葉を竜馬へ伝える。 「容赦ないねぇ。でも、ちょいと安心したよ」 「なんでだ」 「あんたと一緒に居た時間を、夢物語で終わらせなくて済みそうだからさ」  と言うと、 「何もでねえぞ」  とか言いながら、なんとなく嬉しそうにする。  いい歳こいて何カッコつけてんだね、このおっさんは。なんだかんだで気が合ったんだ、もっと素直にしたらいいんだよ。  むかついたんで奴のモノをちょいと強く握って、上下にこすってやる。ここだけは竜馬といっても他の男と同じだからねぇ……ピクピクと反応させてやんの。あたしはいつになく扇情的に、誘いの言葉を彼の耳元で囁く。 「なに言ってんだい、ココはたくさん出るだろう? ふふふ……」 「け、人を乗せんのが上手いヤツだ」 「ほらほら、動くんじゃないよ。握りつぶしちまうよぉ?」  そういう間にも、モノをしつこく愛撫し続ける。どんどん硬く大きくなっていくのがわかる……何度しても、あの竜馬をこの時だけは自由にできるのが面白くてたまらない。  その気になりゃ、あたしなんか数秒で捻り殺せるだけの力を持った男が、あたしの手で、あたしの舌で、あたしの体で、獣欲を満たして欲しくてちょっとの間だけ言いなりになるんだからねぇ。くっくっく。  既に上気する竜馬の顔。これから与えてもらえる快楽に期待してやまない、といったところかね……もっとも鏡を見りゃ今のあたしも同じ顔をしているんだろうけれど。  あたしは、それまで二人にかかっていた布団をめくりあげると、そのまま竜馬の下半身まで移動する。  そこにそびえたっているモノにローションをつける代わりに、思い切り舐め回して唾液まみれにしてやると、おもむろに上半身を重ねていき……自分でもかなりのサイズだと思う乳房で、ふわりと竜馬のモノを包んでやる。 「胸の中でイかせてあげるよ……」 「む、うぅっ」  にちゃにちゃと、いかがわしい音をたてながらあたしの胸がモノをいっぱいに挟みこんで蠢く。竜馬のモノも相当な大きさだったが、あたしも大きさにかけちゃ負けてない。  不敵な笑みを顔に張り付かせたまま、うめく竜馬をいじめ抜く。どうだいどうだい、あたしの胸でしごかれるのは気持ちいいだろう? 気持ちよくないはずがないよねぇ。 「ねぇ竜馬……どぉさね」 「ああ……たまんねえよ」 「ふふっふっふ。嬉しいねぇ」  時々、口で先っぽを吸い上げってやったりしてアクセントを加えながら、やわらかい胸の肉で硬い肉の棒を擦りまわす。そうやってあたしは竜馬が根を上げるまで胸の圧力で、そのモノを責め続ける事にした。  なんとも劣情を催す作業を、なんべんも繰り返す事でゆるやかに鈍っていく思考は、肉欲を貪る事ひとつに集約されていく。  竜馬もそうだろう。さっきよりいちだんと息を荒くして、凶悪な顔に似つかわしくない恍惚とした表情をうかべる姿は、あたしの胸にその太いモノが刺激される事だけに思考が奪われていっているのを感じる。  あまり広くない部屋に荒い男女の息が充満すると、床に仰向けに転がる男に覆いかぶさって妖しくあたしは蠢く。  きっとそれは傍目から見れば、獲物を捕食する肉食獣の姿に見えなくもないだろう……そんな妄想に股間が熱くなるのを感じていると、やがて、胸に走る触覚から彼のモノが熱く脈動し始めるのを感じた。 「んふふ……もう出そうかい? いいよ、あたしの胸ん中でだらしなくぶちまけな……」 「……っ」 「ほら、ほおら、早くだしなよ、竜馬ぁ……いやらしい液であたしを汚しておくれよぉ」 59 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 22:26:15 ID:o11VBYzD] 「ぐっ……!」  あたしの誘いの言葉にのって、とうとう、はちきれんばかりに肥大化したモノから、どろりと精液を噴出させる竜馬。あたしは吹き出る液を手で全て抑え込むと、竜馬のモノとあたしの顔や胸に塗りたくる。  生臭いニオイが鼻をつくのに、それがやたらとおかしな興奮に変わる。我ながら変態的だと思うけど、なぁに、この男とのセックスならこれぐらいやらないとね……なんて色々理屈つけて自分を正当化してみる。  そしてそのまま、上半身をずらしていってキスをねだる。精液まみれのままだが、だけど竜馬は気にする事もなくそれに応じてくれる。性格がよく現れるのだろう、実にワイルドだ。 悪く言うと野蛮だ。  舌を絡めながら、そのまま食べられてしまうのではないかと錯覚するような激しいキスの応酬を経て、今度はあたしが仰向けにされる。 (ふふ、どうやら攻めの時間は終わっちまったかねぇ……もうちょっとやっていたかったけど)  あたしを見下ろす竜馬。さて、どうしてくれるかと期待していると、またも胸に挟んできた。相当気に入られちまったみたいだねぇ……胸のトンネルを何度も行き来するモノを見ながら、含み笑いを漏らす。 「芸が無いねぇ、同じ所で二度もイクつもりかい? くっくっく……」 「う、うっせえ! ……嫌なら止めとくぜ」 「なんだ、あんたらしくも無い。ほぉら……好きなだけ味わいなよ」  それだけ言って促すとまた腰を動かし始める竜馬。案外、可愛い所もあるじゃないか……つくづく面白い男だと思いながら、あたしは成すがままにされていく。  せつない表情で竜馬のモノが行き来する様を追いかける。甘い息を吐きながら、もっとして、とお願いする。  やがて竜馬がうめくと、第二撃があたしの顔に降りかかってくる。ぱたぱたと落ちる精液を舐めとり、可能な限り妖艶な表情を浮かべて微笑むと、さしもの竜馬もクラクラしていた。  それを見て、あたしの情欲もまた暗く燃え上がる。 「あぁ……り、竜馬、竜馬……ッッ!」 「し、シーマ……うおおっ!!」  こうなってしまえば、後はもうたぎる性欲に任せて、いつものように突き抜けるだけだ。ねだるまでもなく、竜馬はまだまだ鎮まらないモノを中へ突っ込んできて、二人は一つになる。  竜馬はその牙をむき出しにして、獲物をしゃぶり尽くす様に犯す。哀れ肉食獣に喰われる草食獣の様に悶えるあたしは、頭が真っ白になっていくのを感じて、あられもない声を振り撒きながら昇天していくのだった……。 ・ ・ ・  三機のゲットマシンが空気を切り裂いて飛翔する。 「チェンジ・ゲッター2! いくよ竜馬!」 「おう、蹴散らせ!!」  あたしのかけ声と共に、ジャガー号、イーグル号、ベアー号の順に一列に並ぶんだまま合体は開始する。推進器の噴射を止めたジャガー号にイーグル号が突っ込み推進器を停止、さらにベアー号が最後尾に突っ込むと手足が一瞬で生える。  クレイアニメーションの様な動きで、あちこちの形を変えながら変形が完了すると、ゲッター2が大地へ激震を伴って着地する。この間はわずか数秒にすぎなかった。  そして右腕の超巨大なドリルを回転させながら胸に構えて、目の前の敵を睨みつける。 「……今日の獲物は一味違うねぇ」  辺りを見回すと、いつもとは違ってゲッターを取り囲む敵は、高性能モビルスーツの大群だった。黒いジムに、ザクもどきや、黒いガンダムまでいる。かなりの投資と見たね、こりゃ。  このいつもと風情の違う連中の正体は、ティターンズだ。それはデラーズ紛争の後、連邦軍の中に設立された地球出身の人間だけで構成された、ジオン残党を掃討するための特殊部隊だった。  なんでも相当金回りが良いみたいで、正規の連邦軍部隊を大きく上回る戦力と権力を兼ね備えているらしい。ジオン残党狩りの特殊部隊っていうのは建前で、これは連邦から独立した政治機構といって良いだろうね。  そのトップに立つのはあのジャミトフ・ハイマン、あたしが裏取引を持ちかけた相手だった。もし作戦が成功していれば、あたしもティターンズに組み込まれるはずだった。  だから、奴にしてみれば裏切り者のうえ余計な情報を持つあたしを、何が何でも抹殺したいだろうよ。  だが、地球出身者だけってのは聞いてなかったぞ……ふん、こりゃ連邦に寝返ってても命は無かったかも知れないね。  これであたしは、ジオンも連邦も両方裏切ったってわけだ。その行き着く先は…… 「ふ。あたしには結局ゲッターロボしか無いって事か」 60 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 22:28:26 ID:o11VBYzD]  そのゲッターロボただ一機に対して、囲む敵は数百にも及んでいた。まあ仕方ないね、今まで数え切れないほどの連邦部隊を壊滅に追い込んできたんだ。  それを見て、竜馬が楽しそうにいう。 「へっ、こんだけ頭数揃えりゃゲッターも倒せるってか」  確かに、奴らは数にものを言わせて確実にゲッターを仕留める腹積もりなのだろうね。だけど。 「はん、甘く見られたもんだねぇ……行くよ!」  あたしが動くと奴らは一斉にありったけの砲弾を撃ち込んでくるが、照準を付けた時にやゲッター2はその場にいない。音速で地上を駆け回り、次々と背後を取ると巨大ドリルでコクピットごと突き刺しまくる!   このゲッター2に鈍足なモビルスーツごときが付いてこられるもんか。そしてまた一体のジムを背後から突き刺す! 脱出なんて絶対にさせないよ……ふふふ。  その隙に敵は背中をビームだのキャノンだので狙ってくるが、一瞬で振り向くと今しがた破壊したジムを盾に、そのまま突っ込んで蹴散らす。  ドリルに刺さったジムを他の一体にぶつけてバランスを崩させると、またコクピットを突き刺してやる。そして今度はドリルごと放り投げてやれば、ボーリングのピンの様にモビルスーツ達がなぎ倒されていく。  派手に衝突した機体が爆発を起こし、それに巻き込まれた機体から次々と誘爆していく。運良く脱出したパイロットにも容赦などしない、ドリルストームであの世へご案内だ。  慈悲のない戦い方に、わずかに敵が怯む。だけど怯めば最期、またパイロットごとドリルの餌食になるだけだ。  あたしは元々冷徹だが、竜馬に影響されたせいか、それともゲッター2がパイロットを過激にさせる様な性格なのか、以前にも増してとにかく手加減なしに殺戮の限りを尽くす。  いつの間にか、あたしの顔には狂気の笑みが浮かんでいた。 「これがゲッターロボか……! くっくっく……アッハッハッハハハッ!!」 「お前も隼人みてえになってきたなぁ」 「……だからハヤトって誰さ。そいつもゲッター2のパイロットなのかい」 「ああ。人質がいても構わず敵をブチ殺しに行く様なヤツだ」 「あんただってそうだろ!!」  気が付けば、ムダ口を叩いていられるほどに敵は減少していた。数百機もいた敵機が、もう数えるほどしか残っていなかった。運良く生き残った連中は明らかに怯えている……そりゃあそうだろうねぇ。  こんな一方的な暴れ方をしたヤツなんて、宇宙世紀にはアムロ・レイかシャア・アズナブルくらいしか居ないよ。戦い方の陰湿さでいえば、それ以上だ。  これでも恐れないとすれば、そりゃ竜馬みたいに頭のネジが飛んでるヤツだけさね!  そんな風に構えていたら、かなわないと見て撤退命令でも出したのか、奴らはバーニアを噴かして砲撃しつつ下がっていく。  あたしは「逃がすかい!」と追撃の構えを見せたが、待てと叫ぶ竜馬にそれは阻まれてしまう。出鼻をくじかれて抗議を申し込むが、しかし彼は聞かずに言った。 「気づかねえのか、やつら面白いプレゼントを用意しやがったぞ……核だ!」 「核だって……!」  核。その言葉に、あたしはさっと青くなる。南極条約違反がどうのこうのと、今更いうつもりはない。  だけど、その威力はガトーが証明済みだ。コロニー落としが存在する今、最悪の兵器ではなくても恐ろしい兵器であることに変わりは無い。  いくらゲッターといっても…… 「……ちょいとヤバイんじゃないかい」  だが、そんなあたしを尻目に竜馬は高らかに笑っていう。 「上等だ。核なんかでゲッターをどうこうできると思うなら、やってみやがれ!! チェンジだシーマ!」 「あ、ああ……わかったよっ!」  思い出した。竜馬は、初めて会った時にコロニーすらぶっ壊したんだった……なら、今度はそのサマを見せてもらおうじゃないか。    すぐにゲッター1にチェンジすると、大空高く舞い上がり竜馬は上空に向かって突撃していく。ぐんぐん速度が上がり、慣れたと思っていたはずのスピードを超えてさらに加速していく。  そのGにあたしの体はキリキリと痛み始めるが、歯を食いしばって耐える……。  しばらく飛ぶと、真上に見えてくる。そうだ、連邦艦隊を殲滅させるほどの威力のある、核を搭載したミサイルだ!! 竜馬はミサイルとすれ違い様に急停止すると、あたしに叫んだ。   「ゲッター3にチェンジだ、外すんじゃねえぞ!」 「ゲッター3!? 何考えてんのさ! ああっもう……解ったよ、信じる。信じてやるさね! いくよ、オープン・ゲット!!」 61 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/25(水) 22:29:18 ID:o11VBYzD]  ゲッター3に飛行能力は無い。チェンジすればあとは重力に従って堕ちるだけだ……一瞬の勝負をしかけるつもりなのだろう。  あたしは全てを竜馬に任せてゲッター3へのチェンジを敢行する。衝撃が走って合体が完了すると、すぐに重力に引っ張られ始める。  しかし、それとほぼ同時に竜馬も動く。 「ムサシ、技ぁ借りるぜ。大雪山おろしいぃぃッ!!」  するとその叫びと共に、ぐわっとフレキシブルアームみたいなゲッター3の腕が伸びていく!  どんな構造なのか知らないが、とにかくピノキオの鼻よろしく延々と伸びる腕が落下するミサイルをぐるぐる巻きに締め上げると、無理やり上に放り投げた。  ゲッター3のパワーは凄まじく、ミサイルはまるで跳弾したかのごとき勢いで来た方向へ戻っていく……! 「す、凄いね……」  って感心している場合じゃない、竜馬が叫んでる! 「ゲッター1だ! もたもたするんじゃねぇ!!」  その間にも落下速度がみるみる速くなっていく、もう返事の余裕はない。その代わりに、すぐジャガー号をイーグル号に突っ込ませて変形に臨む。  ゲッター1となり、今度はこっちが跳弾して放り返されたミサイルを追いかけると、必殺の一撃をお見舞いする! 「ゲッターッビィーーームッッ!!」  竜馬渾身の叫びと共に極太の赤い光はミサイルを包んで瞬く間に崩壊させる……その一瞬の後、核爆発が始まる。離脱し、後ろからくる爆風すら追い風にゲッターが飛ぶ。 「へっ、旧ゲッター版シャインスパークだぜ」  もう、敵はいないだろう……彼もそれは確信した様で何か言っているが、あたしには解らなかった。勝利の酒に酔うのは良い事ではないが……あたしは少しばかり脱力すると、シートにもたれ掛かって深く息を吸い込んだ。  先ほどの加速のせいか、あちこちが痛む……くそ。やはり、すぐにゲッターを乗りこなす事などできないって事かね。落胆するが、しかし気取られまいと減らず口を叩いて竜馬にいう。 「やれやれ。あんたといると本当に退屈しないねえ!」 「いずれ、こんなもんじゃ済まなくなるぜ。覚悟しときなシーマ」 「付いていくって言ったさね……逃がしゃしないよ?」  まだ減らず口を叩くが、しかし今の竜馬の言葉にハッとする。ゲッターは、もしかたしたらあたしを訓練しているんじゃないだろうか。  別にティターンズとかを操ってる襲わせているわけじゃないだろうけど、この操縦桿を握った時の高揚感は、間違いなくこいつはあたしを戦いに導いている。そう……「戦え」とあたしに囁くのだ。  竜馬のいうとおり、ゲッターには意思があるのだろうか。もしそれが本当ならゲッターを乗りこなせる様になる頃、きっとあたしはこの世界で神隠しならぬ、ゲッター隠しに逢うだろう。  彼がベッドの中で言った言葉を思い出す。ゲッターに関わって逃げられた奴はいないって言葉を……その意味を考えていくと、ひとつの結論に達していく。  ゲッターは貪欲なまでに自分の力を向上させる存在を片っ端から掻っ攫っていく。それなら、ゲッターから見て優れた兵器もエネルギーも無い世界に来る理由があるとすれば、あとは人材しかない。  竜馬とゲッターがこの世界に来た理由は、たぶん、あたしだ。本当だったらあの場で死んで歴史から姿を消すはずだったこのあたしを助けたのは、シーマという存在を、ゲッターが欲しがったからとしか考えられない。  正直な事を言えば、そんな抗えない力にどうこうされるぐらいなら死んだ方が良かった。だけど、ゲッターもずるい。あたしがのぼせる様な男を引き連れて来るんだからねぇ……。  これだけ茹でダコにされたら、嫌なんて言えないに決まってるだろうよ。くそったれめ。  大空をゲッターロボが翔ぶ。  ……次の戦いの時が何時かは知らないが、それまでは、またこの身と心を竜馬に捧げよう。それが今、あたしが生きる意味だ。  そう信じて、あたしは操縦桿を強く握りしめるのだった。 END 62 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/26(木) 01:37:35 ID:xNNCC1k7] GJ! >>56 1 63 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/26(木) 01:47:32 ID:puS683jL] ところで前スレも収納されそうだし、そろそろ新しいまとめ人が現れないとまずそうだね。 64 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/26(木) 03:39:37 ID:oX4D8dK8] GJ!!! 65 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/26(木) 23:24:23 ID:wQ7D9Kyt] こんなの見つけたんだが、買おうかどうしようか迷ってる。 ttp://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u11000120 66 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/27(金) 04:24:51 ID:Qh3RVmIs] >>65 助言しようにも俺はヤフーのIDが無いのだが・・・ タイトル書いた方がググりやすいのだが?問題あるのか? 67 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/28(土) 03:08:39 ID:SF7J+0AZ] >>66 問題という程でもない。 園田屋の『朝鮮飴12』、アニメ悪女の同人誌だあ。 ぐぐっても詳細が出ないから、落札を見送り中。 ちなみに1500円で即決。 持ってる人いたら神認定するわww 68 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/30(月) 02:17:38 ID:9S3/Ul5F] そういや、触手モノって意外にないな 69 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/30(月) 11:20:16 ID:NtVIX12n] 触手に愛はないから。 70 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/30(月) 13:59:37 ID:PjMJn+6b] >>69 悪の秘密結社やファンタジーなら、触手持ちの怪人とかいるだろうに何故そういい切れる? 敬愛する女主人に公私共に仕える異形の怪物、なんて可能性の宝庫じゃないか! 逆もOK。万人から忌み嫌われる異形の魔物を心から愛し、従ったがために 魔女と呼ばれる事になった女というのも、これまた熱いではないか! 71 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/30(月) 14:13:04 ID:K/vC6RcH] エロゲネタ板の「朝起きたら、妹と」スレの名物SSシリーズで、 近親相姦変態兄妹の母親である天才科学者が 悪の秘密結社「逆さ縛り首団」の黒幕で、 自分も改造イカ怪人という設定なんだよな。 母さん自身のエロシーンはないんだけど・・・ あまりの無茶さに毎回爆笑してるんだが、書いてる作者はヒッキーで鬱気味らしくて時々休みが長いんだ・・・ 72 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:41:20 ID:yJfcdVIv] >>33の者だけど またSS投下する。前回よりも長めなので投下には時間かかるかも。 全体的に男が受け。逆レイプ有。 73 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:44:32 ID:yJfcdVIv]  その部屋はあまり広いとは言えず、彩る家具も質素なものだった。金属製の硬いベッドがひとつ、いろいろな道具が置かれた机がひとつと、簡素な造りのパイプ椅子がやはりひとつ。それだけだ。  その椅子に、男がひとり座らされていた。自分の意思で座っているわけではない。それは、椅子の背もたれに縛られた後ろ手を見れば明らかだ。  この部屋には彼以外に誰もいない。  年の頃は二十代前半。精悍な容姿の持ち主で、剥き出しの上半身は鍛え上げられ、獣のようにしなやかな筋肉の鎧を纏っていた。 だがその雰囲気には疲労が色濃く、眼の下にはクマが浮かび、吐く息は重苦しい。  藤堂宗一という名のこの男がそのように疲弊している理由は、ここ数日の拷問によるものだった。 睡眠など許されていないので意識は朦朧となり判断力は鈍り、苦痛によって汗ばんだ肉体には無数の打撃や火傷の痕が刻まれている。  宗一は、政府直轄のとある組織の諜報員だ。その主な任務は、敵対する組織に対する潜入工作。平たく言えば、スパイだ。 少年時代から血なまぐさい生き方しか知らなかった宗一にとっては、慣れ親しんだことだった。そしていつものように潜入した先の組織で、いつものように任務を進めて、  しかしいつもと違ったのは、自身の正体が周囲に露見してしまったことだった。  近年、改造人間や怪人などを運用した破壊活動によって大きく世界を騒がせている国際的テロ組織《ヘルファイア》。 その警備は非常にレベルの高いものであり、機密情報を盗み出そうとした宗一はすぐさま捕獲されて、《ヘルファイア》の基地内にある、この拷問部屋に放り込まれたのだ。  この基地などは各地に点在するものの中でもけっして重要なものではないのだが、それでも宗一には荷が重かったのか。  任務に失敗したことを、宗一は痛感していた。そして彼のように血と硝煙のにおいがとれない人種の世界では、失敗は速やかな死を意味する。  幸か不幸かまだ死んではいないが、時間の問題に違いなかった。むしろ、さんざん嬲られて地獄を味わわされるよりは、いっそのこと一息に殺されたほうが幸せなのかもしれない。  宗一の尋問を担当している男は、明らかなサディストだった。下卑た笑みを浮かべ、無抵抗を強いられた虜囚に向かって鞭を何度も何度も執拗に振り下ろし、  自分が吸った煙草を胸や顔などに押し付け、まともな食事はおろか水さえも与えずに何日も過ごさせている。 それらの行為によって宗一から情報を聞き出そうとしているというよりは、自らのサディスティックな欲望を満足させたいがための行動であると思われた。  けっして殺してはならない、そしてすべての情報を聞き出すまでは過度の虐待を禁ずる、という命令が下っていたことは、おそらく幸いなのだろう。  そうでなければ今ごろ宗一の顔は殴打によって膨れ上がり、耳や鼻は削ぎ落とされ、歯は抜かれ、両手足の指はなくなっていただろうから。  だが、そういったものを想像して覚悟を決めていた宗一にとっては、逆に拍子抜けするほど生ぬるい拷問となっていた。  それを疑問に思いつつ、なんとかしてこの窮地から脱出する機会をうかがっている。絶望するのは、まだ早い。  とはいえ、仮に上手く逃げおおせたとして、失敗した工作員を温かく迎える場所があるのかといえば、それはそれで絶望的なことなのだが。  そのとき、うつむいて目を瞑り、ほんのわずかな時間の休息を得ようとしていた宗一の耳に、この部屋唯一の扉が開く音が聞こえた。  十分ほど前に何者かの呼び出しを受けて立ち去った尋問担当の男が、戻ってきたようだった。ということは宗一は手の縛めを解けば逃げ出せたのかというと、そうでもない。部屋の外には見張りがふたりいるし、監視カメラもいくらでもある。そうそう簡単にはいかないのだ。  果たして、扉を開けて入ってきたのは、宗一にとって予想外の人物だった。  ゆるやかに波打つ金髪を長く伸ばした美女だった。年齢は、宗一よりも少し年上に見える。怜悧な美貌の顔立ちだけではなく、豊満な乳房と、くびれた腰、そしてすらりと伸びた足という、完璧なプロポーションの持ち主だ。  名前を、テスラという。彼女は《ヘルファイア》の幹部――そして、宗一にとっては上司にあたる存在だった。宗一の内通が発覚するまでは。  テスラはすました調子で言う。 「ご機嫌はいかがかしら」 「……悪いよ」  久しぶりに出した声は、ひび割れてしわがれていた。 74 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:47:06 ID:yJfcdVIv] 「そう。食事を持ってきてあげたわよ」  言葉どおりに、その手はコップと小さなパンを乗せたトレイを持っている。  テスラは宗一のことをほとんど警戒している様子もなく、つかつかと歩み寄ると、しゃがみこんで宗一の口元へ無造作にロールパンをねじ込んだ。  まだ口も開いていないのでロールパンはひしゃげただけだ。宗一はそれに対して非難するような視線を向けたが、空腹には勝てず、口を開いた。  しばし、室内にはパンを咀嚼して水を飲み込む音だけが静かに響く。  食べ終わってから、宗一はしまったと思った。なんの躊躇もせずに口にしてしまった食事だが、どんな薬物が混入されているかもしれないのだ。迂闊だったと口惜しく感じる。  そんな宗一の考えを表情のわずかな変化から読み取ったのか、テスラが言った。 「変なものは入れてないわよ」  どこか悲しげな様子だった。  しかし、そんな些細な様子は、立ち上がったときには消え去ってしまっている。 「これからは、あたしがあなたの尋問を担当するわ」  テスラは、机の上にあった道具のひとつを手に取った。鞭だ。気の強そうな彼女が持つと、まさに女王様という雰囲気である。  しかもこの女王は、怒りで口元をゆがめ、憎悪すら発しているのだ。 「はじめる前に訊いておくけど。あなたを雇っていたのは、だれ?」 「知らんね」 「あっ、そう。まあ、いいわ。――それにしても」  と、言いながら、テスラは鞭を振るった。ひゅん、という風を切る音と共に加速した先端は、宗一の肩を強く打つ。強烈な打撃音と痛みに、目眩すら感じていた。 「あたしとしたことが、まんまと騙されたわね。見事だったわよ、あなたは」  間髪入れず、もう一度、鞭が振り下ろされる。今度は反対側の肩に。かと思えば、腕に、頬に、胸に、ところかまわず赤いみみず腫れが刻まれていく。  それでもうめき声ひとつ上げないのは、さすがだに訓練されているからだろうか。それとももはやそんなこともできないほどに消耗してしまっているのだろうか。  執拗に攻撃を繰り返された宗一はもちろん辛そうだったが、テスラとて、終わったころには息を荒げていた。激しい運動には慣れていないのだろうか。  冷然とした余裕を取り繕いながら、虜囚を見下す。 「……ふん。それで、どうだったの」  宗一が、なにが、と問い返す暇もなかった。  今までの鞭よりもずっと重い一撃が、宗一の頬を張り飛ばしていた。  痺れる手の平を再び掲げて、テスラは叫ぶ。 「なんにも知らずにあなたの言葉を信じて舞い上がってた間抜けな女は、さぞかし笑える見世物だったでしょうねえって言ってるのよ!」  肉を肉が打つ渇いた音が、連続して鳴り響く。  《ヘルファイア》に参入してから無難な成果を上げつつ頭角をあらわしていった宗一は、自然とテスラの目にとまった。そして彼女の部下になり、そこでも順調に彼女を支え、そしてやがて上司と部下という関係だけではなくなっていた。  ベッドの上で、年下の恋人の胸に身を預けたなら、テスラはいつも幸せそうだった。そのときに口にするのはいつも他愛のないことばかりだったが、言っている方も訊いている方も楽しかった。  テスラと宗一が将来を約束したのは、そうした他愛のない話のひとつだった。それでも、テスラは信じていた。だが、裏切られた。――それでも、信じていたかった。  やがて、平手打ちの応酬がやんだ。宗一はずっと無言で、その仕打ちに耐えていた。  不意に、テスラが、くずおれるようにして宗一の胸に飛び込む。  彼女は、泣き崩れていた。 「……っ、ふぐぅ……ううっ……」  宗一はなにも言えない。ただ黙って見守るしかなかった。震える彼女の体を優しく抱きしめてやりたくても、拘束されているからできないし、また、そんなことをする資格もないことは知っていた。  五分も経っただろうか。テスラは顔を上げずに言った。 「お願い。これだけは教えて。あたしのこと、本当は、どう思っていたの。愛してくれていたの?」  答えることができなかった。  自分にとってのテスラとは、いったいどういう存在だったのか。愛する恋人だったのか。  いや、そんなはずがない。宗一はそういった甘い錯覚を即座に振り払った。  もちろん、任務のために利用していただけだ。幹部という地位にある彼女と親密な関係を築き、任務を遂行しやすいようにしただけだ。  テスラとの関係など、そうでなくては成立しなかった。そうに違いない。  けっして、あのとき感じていた安心や愛しさは本心からのものではなく、きっとただの幻想だったのだ。  だから宗一はこう言った。どちらにしても、こう言うことが正解なのだ。 75 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:49:42 ID:yJfcdVIv] 「いや。愛していなかった」  胸をつかむテスラの指に力がこもり、爪が胸板を引っかいた。鋭い痛みが走り、血がにじむ。たいした痛苦ではない。だがつらい。  顔を上げたテスラは、泣きはらした瞳を向けてくる。 「うそ」 「うそじゃない」 「うそよ。分かるもの」  突然、唇を重ねられた。口内に進入して自在に動きまわる舌を、宗一は抵抗せず受け入れる。厚く、濃厚なキスだった。いつもふたりでしていたように。  長い蹂躙の後、離れたテスラは初めて笑った。先ほどまでの取り乱しようが嘘のように、思わずぞくりとするほど妖艶だった。 「いいわ。そうやってしらを切るつもりなら……先にそっちを白状させてあげる」 「な、なんだって?」  耳元に口を寄せて囁く。 「この部屋のカメラは外しておいたわ。外の見張りも追い払った。だから、覚悟してね」  なにが、だから、なのか。その答えはすぐにわかった。  ぐい、と右手で掴んだのは、宗一の股間だ。ズボン越しに、強い力で握られて、思わずうめき声を上げてしまう。  それを面白がって、テスラは好き勝手にそこを握った。ときには潰すつもりなのではないかというように、ときには撫でさするように。  強弱をつけて刺激していく。すると、みるみるうちにそこは当然の反応を示してくる。  美女は嬲るように笑う。 「こんな状況だっていうのに、ずいぶんと節操がないのね」  こんな状況だというのにこんなことをしているのはおまえだ、と宗一は言いたくなったが、口を開く前にテスラは次の行動を起こしていた。  宗一の股間の前にひざまずくと、ジッパーを下ろし、慣れた手つきで中身のペニスを取り出した。  窮屈な場所から開放されたペニスは、喜びのためか、ぶるんと勢いよく飛び出して打ち震える。  いきり立って天を向いたそれは、まるで肉の記念碑だ。  テスラは人差し指の先で、性器の先端を小突いた。すると血管を浮かび上がらせて興奮しているペニスは素直に反応を返し、  主人の意思とは無関係にビクビクと情けなく震える。五日ぶりの刺激は、ただでさえ敏感なそこをさらに過敏にさせていた。  指の腹で亀頭を撫でまわすだけで、裏筋を下から上になぞるだけで、宗一の腰が浮き、ペニスは面白いように跳ね回る。  そして、 「っ、ああっ!?」  何の前触れもなく、先端の割れ目にある小さな穴――鈴口に、爪の先が針のごとく突きたてられた。  鍛えようのない急所の、もっとも弱い部分に、的確な一撃。これにはたまらず悲鳴が上がる。  さらに容赦なくぐりぐりと穿られては、どうしようもなかった。 「やっ、やめっ――」 「やめてほしいの? 喜んでるように見えるけど」  諜報員とはいえ、宗一とて、そのあたりの一般人やチンピラなど一蹴できる力がある。 76 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:50:37 ID:yJfcdVIv]  鍛え上げられた全身を見れば、それは一目瞭然だ。だというのに、反撃することもままならず、女の指先ひとつで好き勝手に弄ばれていた。  生かさず殺さず、痛めつけて傷つけず、そうやってたっぷりと楽しんでから、テスラはやっと指を離した。宗一も安堵してため息をつく。 「なにかしら、これは」  そう言ったテスラの指先を濡れ光らせているのは、ペニスの先からにじみ出た先走りの汁だった。それは今もなお、ペニスの根元から尿道を駆け上って、溢れ続けている。 「こんなにカウパー出しちゃって。やっぱり喜んでいたのね。愛してもいない女にこんなことされて感じていたの?」  宗一はなにも言えなかった。というか、テスラの色香と迫力に圧倒されつつあった。 「言いたくないなら、べつにいいわ。言わせてあげるから」  ペニスを温かいものが包み込んだ。と、感じたときには、すでにテスラに飲み込まれたあとだった。根元まで一気に口に含まれ、吸われる。  カリ首を舌先がつつき、舐め、次に幹を嫌というほど刺激される。ぬるぬるとして温かい快感が下半身を痺れさせて、宗一の理性を奪っていった。  拷問の最中は、当然、風呂に入って体を清めることなど許されない。だから自然と宗一のペニスは汗と垢と排泄物の残滓で汚れていたが、  そんなものなど気にする様子もなく――いや、むしろそれを好んで味わうかのように、テスラはしゃにむにしゃぶっていた。  宗一はそれを嬉しく思う反面、汚い部分を披露することに羞恥を感じもする。そのような感情がさらに興奮と快感を際立たせ、  何日も我慢を強いられていた彼のペニスは、あっという間に屈服した。 「テスラ、もう出るぞ……!」  腰をひくつかせて宣言した後、亀頭を膨らませて射精した。テスラが口を離す暇もない。いや、そんなつもりなどなかったのか。吐き出される精液を喉の奥に受け止める彼女の瞳は潤み、恍惚としていた。 「んはぁ……美味し……」  どろどろとして粘る白濁を苦労して飲み込むときでさえ、幸せそうだ。  その様子を見ていると、愛しさばかりがこみ上げてくることに、宗一は驚かなかった。最初から気づいていたことなのだ。  だが、テスラを愛していると認めてしまうと、任務に私情を持ちこんだことになる。  そんなことではプロ失格だ。それは自分のアイデンティティまで揺るがすことに繋がる。  そして、なにより、これ以上自分との関係を続ければ、テスラの立場を悪くするだけだと思った。  しかし、そんな理性的な判断にこだわっていられないほど、今の宗一はテスラの技術に酔わされ、愛と肉の欲の虜にされていた。  だから同じく発情したテスラが、 「ね。あたしのこと、愛してる?」  と訊いたとき、思わず首を縦に振ったのだった。 「ああ。愛してる」  歓声を上げて、テスラは勢いよく宗一の胸に飛び込んでいった。  キスの雨を浴びながら、宗一は諦めの境地に達し――それでもどこか満足げだった。 77 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:54:36 ID:yJfcdVIv]  スキップでもしそうなほど上機嫌で廊下を歩くテスラの姿を、構成員たちは訝しげに見送っていた。  部下の裏切りによる上層部からの厳しい責任の追及を受け、  ここ数日は近寄りがたいほど荒れていた彼女だったが、どうやらなにかいいことでもあったらしい。 美しいがそれ以上に恐ろしい上司の機嫌は、悪くないほうがいいに決まっている。  下級構成員たちは胸を撫で下ろしてほっとしたのだった。  宗一の愛を確かめたテスラの機嫌はすこぶるよかったが、現状に満足しているわけではなかった。  宗一がスパイだという事実は動かしようがないのだ。彼の処遇については、今でこそテスラに任されているが、  いずれ近いうちに彼女よりも位の高い幹部がその役目を横取りするだろう。  そして彼は処刑される。  むごたらしい拷問を加えられた後で、冷酷に殺されるのだ。  そういった末路をたどった輩を今までにいくらでも見てきたから、テスラの心には焦りが生まれていた。  宗一を死なせるわけにはいかない。そのために、どうすればいいのか。一番なのは、彼をどうにかしてこの基地から逃がすことだろう。  だが、どうやって。警備は厳重で、下級幹部に過ぎない自分がそのチャンスを作れるとは思えなかった。  だが、なんとかしなければ。  宗一はテスラに迷惑をかけられないからと脱出に乗り気ではなかったが、そんなことなど関係なかった。どうにかして。  どうにかして、彼を逃がさなければならない。 「例のスパイってのは、どこにいる?」  天使の声で、心臓が凍りつくかと思うようなことを言われたのは、そのときだった。  テスラの目の前には、いつのまにか少女がひとり立っている。まだ十代後半にしか見えないというのに、  小娘には決してない色香を誇り、どこまでも凄絶に美しかった。  何の冗談のつもりかブレザーの学生服など着ている。  短くボーイッシュに整えられた黒髪は、クセがあるものの、艶やかな濡れ羽色だ。  整いすぎるほど整った顔立ちには東洋人の特徴があるものの、その猫のように愛らしい瞳が毒々しい赤に染まっているのはどういうわけか。  いったい、いつの間に現れたのか。いくら思案に没頭していたとはいえ、テスラとて仮にも幹部のひとりだ。  こんな小娘にやすやすと接近を許すはずなどなかった。  この少女が、ただの小娘であるならば。  テスラは最初こそ唖然として対応に遅れたが、我を取り戻してからの行動は早かった。  ひざまずき、こうべをたれる。  テスラは幹部だが、下級もいいところの弱小幹部だ。  この基地の中の地位にしたところで、決して高いとは言いがたい。  そんなテスラが、《ヘルファイア》のナンバースリーであるこの少女と対等に振舞うことなど、許されるはずがない。  搾り出した声は震えていた。 「キリエ様……も、申し訳ありません。呆けておりました」 「なんでもいいから、質問に答えろよ。あと、立て。邪魔だろ」 「は、はい」  どうしてこんな大物が、こんなところにいるのだろうか。テスラのような下層階級からすれば、雲の上の人物だった。  話したこともなければ、名前すら覚えられていないだろう。  上からしてみれば、自分などは雑兵と変わらないのだ。  だというのにテスラがキリエの姿を知っていたのは、大規模な集会の際に遠目に見たことがあったからだ。  テスラの頭は完全に混乱を極めていた。それでもどうにか宗一がいる拷問部屋の位置を教えることができたものの、  胸の内では不安ばかりが増大していく。 「ずいぶんと、その、急なご訪問なのですね」 「視察っていうんだろ、こういうの。ただの気まぐれだ。たまには幹部らしいこともしなくちゃな。……なんだよ。なんか文句あんのか」 「いえ、そんなことは」  文句は大有りだった。  まずい。せっかく何日もかけてこの基地の責任者を説き伏せて、自分が尋問の担当になったというのに、いきなりすべてをぶち壊しかねない存在が現れた。  これからこの少女の姿に化けた悪魔は宗一に会って、それでどうするつもりなのだろうか。きっと拷問する。それも、まともなやり方ではない。 78 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:56:19 ID:yJfcdVIv]  自分などでは考えつかないほど凄惨できちがいじみた方法により宗一の身も心も破滅させた後で、寸刻みにして焼き払うのだろう。  そうに違いなかった。そしてしかも、それをとめることは自分にはできないのだ。  だが、せめて少しでも時間を稼がなければならない。  テスラはできる限りの笑顔を作った。 「キリエ様。あのようなむさくるしい場所などお気になさらずとも、そ、そうです、パーティーなどいかがですか?」 「ぱーてぃー?」 「ええ。お酒もお食事も上物をご用意します。この基地のシェフは優秀ですよ」 「……ふうん。いいかもな。腹も減ってきたし。ところで――」  安堵しかけたテスラと唇を重ねそうなほど近い距離で、静かに言った。 「口がザーメンくせえな、おまえ。……さっきまで、なにやってた?」  テスラは女性としては長身の部類に入るが、キリエの背はもう少し高い。のぞきこむように、痛いところを突かれて、テスラはごくりとつばを飲み込んだ。背中にじっとりと冷や汗が浮かぶ。  フェラチオによって宗一を満足させたが、精液を飲み込んだのは、テスラにとって失敗でしかなかった。  キリエの嗅覚をはじめとした身体能力は、人類の領域を軽々と超越している。  テスラの口から漂う青臭い臭いには、おそらく最初から気づいていたはずだ。 「おまえ、名前はなんていったかな。下賎ごときの名前なんぞいちいち覚えてられねえから知らんのだが」 「テスラ、と申します……」 「例のスパイも、たしかそんな名前のやつの部下だったような気がするな。で、さっきまでなにやってたんだ」 「そ、その裏切り者の、尋問を」 「ふうん。へえ。ほう。そうかそうか。なるほど」  耳元まで裂けた口で笑うキリエは――そんなはずはない、動揺のあまりの幻覚だとテスラは自分に言い聞かせた――なにがそんなに楽しいのか、実に愉快げだった。  終わった、とテスラは思った。  自分と宗一との関係を気取られたに違いない。どうしてスパイを拷問するのにフェラチオなどする必要があるのか。  他の男のものだと言いつくろっても、およそ幹部が行うにふさわしいとは言えない馬鹿な行為には変わりがない。  失脚は免れない。もしかしたら処刑もあるかもしれない。二重の意味で、終わりだ。自分の人生、そして宗一の人生も。 「ところで、酒はどこだ酒は」  ――諦めかけたというのに、キリエの様子は完全に反転していた。やはり口は裂けてなどいないし、邪悪な雰囲気もない。  さきほどまでとはうってかわって、食事のことしか頭にないようだった。  その変わりように拍子抜けしたテスラだったが、なんにせよ、興味が他のところに向いてくれたのは嬉しいことだ。気を取り直して、彼女を食堂に案内するのだった。  キリエが人知れず舌なめずりしたことなど、この世の誰にも分からなかった。 79 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 09:59:21 ID:yJfcdVIv]  夜中も昼と変わらず、宗一は室内に閉じ込められたままだった。変わったことといえば、手首の縛めを解かれ、椅子から開放されたことだ。 テスラが彼のためになんとかしてやれたことといえばそれぐらいのものだったが、それだけでもありがたいことだった。  背に感じるベッドの感触は硬く、寝苦しいが、椅子に座ったまま夜を明かすよりはずっといい。それに、好きなだけ眠れるというのも大きな進展だ。 さすがに熟睡することは状況が許してくれないが、休息は十分にとることができるようになった。  この独房には時計などありはせず、外の時間を知らせてくれるのはひとつだけある小さな窓だけだ。 蛍光灯の電源を落とされた今となっては、あそこから漏れる月光だけが唯一の光源。  見れば、今夜は満月だった。  テスラと同じくこれからのことについて思案する宗一の表情は、険しい。  彼女は宗一を助けるためならなんでもすると言っていたが、宗一にとっては、自分のために彼女の立場を危うくすることなどできなかった。人間なのだから死にたくはないが、だからといって、愛する女を犠牲にできるほど腐ってもいない。 ならば、いっしょに逃げればいいのではないのか。 そうも思った。なんとかチャンスを見つけてテスラと共に《ヘルファイア》から逃げ出すのだ。 もちろん追っ手はやってくるだろうが、宗一の組織に保護を求めればいいのではないか。 テスラは貴重な情報提供者として、悪くない待遇で迎えてくれるはずだ。  思考は同じところを何度もぐるぐると回っていたが、やはりいっしょに抜け出すことこそ最善のように思われた。そう、それしかない。そして彼女と自分は幸せになるのだと宗一は思った。  もう危険な世界での生活はやめて、どこか平和な国に小さな家でも買って、そこで暮らそう。田舎がいい。自然と戯れるのがいい。ペットも飼おう。犬がいい。猫もいいかもしれない。 なんでもいいから、平穏な暮らしがいい。  仕事は、なにをすればいいだろうか。とりあえず食うに困らなければなんでもいい。 畑仕事でもすればいいか。自給自足。まあとにかく汗水をたらして働いて、一日中働いて、帰った家にはテスラが待っている。 それだけで天にも昇るほど幸せだ。  テスラは宗一にお帰りなさいと言って、宗一はテスラにただいまと言う。 それから彼女が作ってくれた夕食をいっしょに食べて、いっしょに風呂に入って、いっしょにベッドに入り、そしてセックス。 テスラの大きな胸を好きなだけ揉み、その弾力を楽しみ、先端のピンク色をした乳首にむしゃぶりついて味わい、 腹を撫で、背中も撫でて、股の内側を舐め、柔らかい尻の肉にペニスの亀頭をぐりぐりとめり込ませて楽しんだあと、アヌスを舌でじっくりと責め、とどめとしてアナルに挿入。  あんあん喘いで痴態を晒す彼女を尻で感じる淫乱だと罵ってレイプのように犯し、容赦なく精液を注ぎ込み、 抜きもせずにまた動き出して女を徹底的に蹂躙。 何度も何度も何度も何度も犯しに犯してたっぷり犯してそのあとは、売女のケツとクソで汚れた肉棒を売女の口で清めさせてまた汚れるその繰り返し。  お次はそのどんな男のものでも受け入れる淫売マンコに狙いを定め、クリトリスを重点的に舐めまわしてヒィヒィよがらせ、 しかしイカせはせずに焦らして焦らして焦らしまくり、自分からぶちこんでくださいと言って完全服従を示すまではけっしてペニスを与えてやらない。  ――宗一はいつのまにかズボンをパンツごと下ろして、勃起したペニスを自らの手でしごいていた。目は欲情に血走り、息は荒い。  性器を慰める手の動きはすばやく、肉を肉がこする音は止まらない。  卑屈な行為はいつまで続くのか分からなかったが、終わりは突然やってきた。 「ううっ」  自分自身が与えた刺激によって、宗一の手の中でペニスは脈動する。その射精はテスラの奉仕によってもたらされたものよりもずっと短く、  精液の量も少なく、なにより、脱力した後に惨めさだけが残った。  シーツと床を汚してあたりに満ちる、すえた臭い。  それを嗅ぎながら、宗一は自分の正気を疑った。   80 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:01:40 ID:yJfcdVIv]  いったい、自分はなにを想像していたのか。前半はまだいい。だがテスラを、愛する恋人を、あんな、まるで獣のごとく犯すなどと。平時では考えられないことだった。  なぜか、途中から性的なことしか考えられず、愛するテスラとのセックスしか眼中になくなってしまったのだ。彼女のことを思うとたぎる性欲を我慢できず、その結果、ついオナニーに没頭した。  月の魔力のせいだとでもいうのか。宗一はペニスをしまうことすら忘れて、思わず窓の外の月を見た。  ――そこに、少女が立っていた。  月明かりを背に受けてたたずむ少女の名を、キリエという。宗一にはもちろん、知るよしのないことではあったが。  キリエは笑っていた。侮蔑を隠そうともしていない。 「いつも思うんだが……男のセンズリってやつは、どうしてこう無様なんだろうなあ。まるで猿だぜ」  口調は乱暴だ。その容姿や声の美しさからは考えられないほどに。――テスラも宗一がこれまでに出会った女性の中ではもっとも美しい部類に入っていたが、  キリエと比べれば子供の落書きに過ぎないだろう。キリエはそれほどまでに、人間を寄せ付けないほどの美しさを誇っていた。  過ぎたるは及ばざるがごとしというが、キリエの場合はまさにそれだ。これでは言い寄る男などいるはずがない。  宗一はそんな思いにとらわれたが、すぐに自分を取り戻した。  最大のレベルで警戒する。裏の世界のプロとしての、いや、もっと根源的な生物としての本能が、眼前の少女を見た目で侮ってはいけないと判断していた。  だいたい、いつ、どこからこの部屋に入ってきたというのか。  それすらも悟らせないとは、尋常ではない。《ヘルファイア》の関係者か。 「何者だ、貴様は」 「フルチンでなに格好つけてんだよ、ばーか」  指摘されるや否や未だにペニスを露出していたことに気づき、慌ててズボンを持ち上げようとする宗一のその顔は、珍しく赤い。  ――だが、できなかった。驚愕に目が見開かれる。しかしできたことはそれだけだ。体が動かない。指一本すらも。 「ちょっとした術だ。魅了の邪眼ともいうが」  キリエは眼のふちを指で撫でながら言う。その双眸の、血のごとき赤を見たとき、宗一は瞬時にして理解した。  赤い瞳。魅了の邪眼。笑みと共に覗く、やけに大きく発達した犬歯。 「ヴァンパイアか……!」 「ご明察」  宗一は神にでも祈りたい気分になった。  ヴァンパイア――吸血鬼は、《ヘルファイア》が手駒とする改造人間や怪人とは毛色が違う。  彼らのように人の手によって改造されて能力を得たのではなく、古くからの伝承どおりに、既存の吸血鬼によって吸血されることにより力を得る。  日の光に背くことの代償として得るのは、永久の命、不死身の肉体、巨人のごとき怪力、邪眼、数々の超能力、オオカミやコウモリへの変身能力、吸血による種族の増殖などなど。  その神秘の能力は改造人間と比べても遜色なく、むしろ永遠の命を得たことにより無限に成長し続ける分だけよけいにたちが悪い。闇夜の魔人として恐れられるゆえんだ。 81 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:02:56 ID:yJfcdVIv] 「すると、さっきのアレは」 「サキュバスのまねごとも、たまにはいいもんだな。いい見世物だった。馬鹿の公開オナニーショー。あはははっ」  悔しさに唸り声が漏れる。いつから術中にはまったのかも分からなかった。  多くの場合、吸血鬼は長く生きているほど強力な力を持っている。目の前の少女はいったいどれほどの時代を経てここに立っているのか。 「何のつもりだ。俺に何の用がある!?」 「だから、フルチンですごんでも意味がないんだよ、間抜け。まあいいや。今日の私は機嫌がいいから、質問に優しく答えてやろう。おまえの血をいただきます。以上」  つかつかと歩み寄ってくる吸血鬼を前にして、身を硬くすることしかできない。反抗は完全に封じられている。 「やめろ!」  と口に出してみても、傲岸不遜なこの吸血鬼が止まるはずなどなかった。 「心配すんな。殺したりはしないから……たぶん。血を吸うだけだ。といっても、べつに血族にしてやるわけじゃないから勘違いすんなよ」  間近に迫ったキリエの顔を見て、息が止まる。邪眼のせいなどではない。見とれてしまったのだ。 「なんだ。発情してんのか?」  あざけりたっぷりに言われて初めて気づいたが、さきほど精を放ったばかりだというのに、宗一のペニスは硬さを取り戻しつつあった。 「残念だろうけど、私は人間ふぜいを相手になんてできないから、我慢しろよな。あとで自分で抜いてくれ。さっきみたいに無様にね」 「だ、だれがっ」 「まあ、そんな余裕が残っていればの話だけど。致死なほどには吸わないが、狂うかもよ」  どういうことだ――と、宗一が訊く暇もなく、キリエはその首筋に遠慮なく噛み付いた。鋭い犬歯が肉をやすやすと突き破り、中に詰まった血液が音を立ててすすられる。  途端に、宗一は悲鳴を上げた。いや、上げたつもりだったが、それは声にならない声として、むなしくキリエの耳に届いたのみだった。  未知の快楽が宗一の全身を襲う。しかし果たしてこれを快楽と呼んでもいいのだろうか。それはさながら大砲から発射される砲弾を真正面から受け止めたような衝撃であり、  身動きできないはずの宗一の体は発作を起こしたかのように飛び跳ね、ペニスは限界までいきり立ち、なんとすでに射精していた。  目的もなく放たれた精液はビクンビクンと震えるペニスのせいでやたらと飛び散り、キリエの衣服にまで付着する。  だがそれを気にしていないのか、気づいていないのか、傾国の美少女は宗一の血液をすすり続けていた。  その間、休むことなく与えられる快楽は、当初からまったく衰える様子がない。十秒、二十秒、三十秒、一分。  それは宗一が今までに体験したどんな苦しみよりもつらい、拷問と呼ぶのも生易しいほどの快楽。  蚊は動物の血を吸う際に、麻酔薬のような自分の唾液を流し込み、相手が感じる痛みを中和するというが、吸血鬼にも同じような習慣がある。  血を略奪する変わりに、快感を与えるのだ。つまり今のこれがそうだ。  だがこれでは痛みを中和することはできても、人間の方が無事ではすまない。  狂うかもしれないとキリエは言ったが、それどころではない。人を殺してしまいかねない。  発狂させて、狂い死にさせてしまう。  処刑。そう、これはまさに処刑だった。犠牲者の身も心も破壊する、甘美な処刑。  宗一の、大きく開いた口からは涎が流れ、目は焦点が合わず虚ろとなり、いったんは萎えたペニスは次の射精に向けて硬さを増し、はりきり始めていた。  キリエはやっと満足したのか、宗一の首から顔を上げる。血が口の端から滴る様子が、どうしようもなく淫靡だ。  目には驚きの色があり、そしてなぜか少しだけ潤んでいた。 「……なんだ。意外と美味いな、おまえの血」  返事はない。宗一は放心して、ただただ息を荒げている。余韻に浸っている余裕などない。死にそうなほどの歓喜のおかげで、瞳からは涙が零れ落ちていた。  だが、終わったのだと安心している宗一を、さらなる地獄が待っていた。 82 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:05:03 ID:yJfcdVIv]  いたって真面目な顔で、キリエがぼそりと言ったのだ。 「いかん。発情した」 「へ?」 「いや、美味い血を吸ったあとは体が熱くなるんだよ。悪い。やらせて」  言うや否や、キリエの衣服は魔法のように消え去って、あとにはやはり魔法のように美しい裸体が現れる。  その肌の清らかな白さは吸血鬼の体だとは信じがたく、小さすぎず大きすぎない絶妙なボリュームの乳房は、この世のどんな男であろうとも狂わせる。  キリエは未だに屹立しているペニスの上にまたがって、自身の薄い陰毛が生えた秘所をその先端にあてがった。それだけで宗一の腰はひくついて浮き上がってしまう。異常だった。 「さっきと同じくらい気持ちいいだろうけど、がんばれよ。んじゃ、失礼」 「おいっ、待て」  と、言ってもキリエが止まることなどありえない。  宗一は、本当の本気で死を覚悟した。  キリエの言葉には嘘があった。さっきと同じくらいに気持ちがいいのではない。先ほどよりもさらに気持ちがいいのだ。  すとん、と腰を下ろされて、騎乗位でキリエと繋がったその瞬間、宗一の理性は弾け飛んでいた。冗談ではなく心臓が止まり、絶息した。  だが、キリエが腰を浮かすとペニスが濡れた膣の内部でこすれ、新たな快感を生む。その衝撃が宗一の心臓を動かし、生命を呼び戻す。  その、繰り返し。  挿入の時点ですでに射精していたことなど、必死の宗一は知らないし、キリエもまた気にしない。彼女にとってはペニスさえあればそれでよく、あとのすべてはどうでもいい。  それは、人が触れてはならない境地。人が知ってはならない禁断の悦楽。  人外の快楽だった。 「あはっ♪」  嬉しげにして嬌声を上げ、腰を上下させつづけている。その動きに合わせて変幻自在にゆれる巨乳。  平時だったならば、我を忘れるほどに魅入っていたかもしれない。だが今の宗一にとってはそんなものを眺めている余裕などなく、できることはひたすら気合で自分の正気を守ることだけだ。  唇を噛み、あまりに強く噛んだがために肉が破れて血が流れる。  そのか細い痛みで正気をどうにかつなぎとめることができていた。  だが、血を流したのはまずかった。キリエは吸血鬼だ。血を吸う鬼だ。だから、宗一の唇を朱に染めるものを見てすることといえば、たったひとつだけだった。  強引に唇を奪われ、そんな行為にも存在していた人外の快楽に悶絶する宗一のことなど知らず、キリエは勝手に気分を高めていく。 「んあ、いい、くそっ、けっこういいモノもってるじゃねえか、この下等生物ッ」  頬は紅潮し、瞳はもうとろんとしているが、それでも口の悪さは変わらない。  宗一はまたもや精液をキリエの膣に放っていた。キリエが上下する際に現れるペニスには白濁が泡となって絡みつき、淫らな音を立てている。  今夜はこれで何度目の射精となるのか。宗一はすでに数えることをやめていた。というか、それどころではないのだ。  快楽と戦わなければならないというのも、吸血鬼と交わるというのも、彼の人生には今までになかったことなのだ。  理性が現実に追いつかない。  どれほどの時間、人間と吸血鬼のセックスは続いただろうか。やがて、やっとキリエにも終わりが訪れた。 「くそったれ、もうイクッ……!」  宣言すると共に、背を弓なりに反らし、ひときわ高い声を上げて吸血鬼は果てた。  そのまま後ろに手をついて脱力していたキリエが、長い息継ぎのあと、腰を持ち上げて膣内からペニスを抜いた。  開放されたペニスは、その運動の快感によってこりもせずに射精、しようとしたができなかった。空打ち――すでに宗一の精は尽き果てていたのだ。  気だるげにベッドの傍らに立ち上がったキリエの陰部からは、どろどろと精子があふれ出て、太ももの内側を伝っている。  しっとりと汗で濡れた裸体は凄艶そのもの。宗一はほとんど半死半生の体たらくでそれを見ていた。 83 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:07:27 ID:yJfcdVIv]  視界に、キリエの笑顔が飛びこんでくる。 「人間にしては、よかったぜ。体の相性がいいのかもな」  答える気力もありはしない。 「どうだ。私のペットにならないか。毎日、今の調子で可愛がってやる」  これにはさすがに全力で首を横に振った。 「ふうん。残念だな」  それほど残念がっている様子はなかった。  ――気づけば、体の自由が戻っている。宗一は起き上がろうとしたが、疲労のせいでそれはかなわなかった。キリエがまたせせら笑う。 「やめとけ。まだ動くのは無理だろ。とはいっても、せいぜい気張って動くんだな。死にたくなけりゃあ、な」  なんのことを言っているのか、今度もまた分からなかった。この吸血鬼は、どうやら人の意見など徹底的に無視して自分のペースで物事を進めるようだ。  宗一は文句のひとつでも言ってやろうと気合を入れて口を動かしたが、かすれた言葉の最初は勢いよく開かれたドアの音にかき消された。  ただならぬ様子のテスラだった。 「宗一、急いで逃げる用意を――」  世界の時間が停止した。ように宗一は感じた。  全裸の少女。下半身丸出しでペニスを半ば勃起させている宗一。ただよう性の香り。  部屋中のいたるところに付着している白濁とした液。少女の股間からも液。宗一のペニスにも汁。 「な、なにやっとんじゃおまえらああああっ!」  大絶叫。魂の叫び。怒りに震えたシャウト。  宗一はもたもたとズボンを上げて言い訳を考え始めるし、キリエはうっとうしそうに髪を弄っている。  そのキリエにテスラは詰め寄った。 「なにを、なにをしていたんですか、キリエ様。もしかして、その、宗一と」 「セックス」 「そんな」 「なかなかよかったぜ。あはは」  悪びれることもなく笑うキリエの、その目が、急に真剣な光を帯びる。 「で。そいつが、急ぎの理由か」  視線は、テスラの背後に向けられていた。ドアのところに立つ人影に。  二メートル近い長身を包むライダースーツをミチミチと引き伸ばすほど盛り上がった筋肉、両手にそれぞれ持つ得物は馬鹿げたサイズの拳銃。  その頭部は、オオカミのそれ。異形だった。  宗一はその男に見覚えがある。自身の組織の同僚、改造人間だ。名前はガルム。  言葉はなかった。ただ、テスラや宗一の知らぬうちに戦いは始まり、そして終わる。  地を蹴ったキリエがほとんど瞬間移動じみた素早さでガルムの頭上に跳躍、天井を蹴り、  落下しつつその脳天めがけて腕をひらめかせるも、屈強な狼男の反応はそれらを上回り、上空に向けた二丁の拳銃の引き金を引いていた。  轟音。  弾はまっすぐに飛び、キリエの柔らかい肉にくらいつくと、その威力を存分に発揮する。  ひたいに穴があいて後頭部からは中身が噴き出し、乳房の片方は弾けた。  さらに轟音。  立て続けに弾丸を撃ち込まれたキリエは天井にはりつけにされつつ血や臓物をぶちまけて肉片となり、  物言わぬ灰塵と化してあたりに舞い落ちた。  たった一瞬の攻防。それで決着がついたのは、ガルムがキリエを圧倒的に上回っていたからなのか。  それとも、実力が拮抗していた両者のうち、たまたまガルムの方に天秤が傾いただけなのか。  それはテスラには分からなかったが、とにかく、組織のナンバースリーを瞬く間に屠ったこの男の底知れない実力だけは理解できた。  吸血鬼は不死身の怪物だ。五体をバラバラに刻んだところで復活する。それを許さなかったのは、  常人では発砲の反動で手首の骨が砕ける銃の威力と、それを自在に操る身体能力。  そして、あらゆる生物の弱点である心臓や頭部などを的確に撃ちぬいた技術力だ。  狼男が静かに、しかし手早くしゃべる。 「宗一。助けにきたぞ」 「あ、ああ。だが、これはどういうことだ?」 「説明は後よ。今はとにかく、ここから離れるの」  それはもっともなことだとうなずき、よろめく体をなんとか酷使して走り出す。  三人が部屋から出て行った後、遅まきながら警報が基地中に鳴り響いた。正体不明の敵の襲撃を伝えるものだった。 84 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:08:51 ID:yJfcdVIv]  襲撃の目的はスパイの奪還にあると見た司令官が、拷問部屋に部下を送り込んだが、ときすでに遅しというものだ。  部屋はもぬけの空だった。出入り口には見張りをつけていたはずなのに、そのふたりもなぜかいない。 「くそっ、逃げ出した後か……」 「探せ! まだ遠くには行っていないはずだ!」  そうしてしゃにむに探し回る戦闘員たちのうちのひとりが、妙なものに気づいた。  足元の床に積もっている、灰だ。 「なんだ、これ」  そう言ったとき、まるで意思あるもののごとくうねった灰が、立ち上がって人の形をとり、その戦闘員の首筋に噛みついた。 「あげっ」  と、反射的に上がった妙な声が、彼の遺言となった。  噛まれた次の瞬間には破壊的なまでの快感に襲われて狂い死に、二秒後には全身の血を吸い尽くされてミイラになっていたからだ。  なにごとかと仰天する戦闘員たちの目の前で、キリエは美しい姿を取り戻していた。  搾取し尽くした男の死体をゴミのように投げ捨てて、表情には侮蔑の色をありありと浮かべている。 「不味いんだよ、カスが。外がだめなら中身ぐらいは磨いておけ」 恐れおののく雑兵どもの視線など気にもせず、歩き出す。気にする必要などありはしなかった。  なぜならば、彼女は誇り高き夜の王者。卑小なものども裸を見られたところで恥じ入るはずがない。  そして。もはや彼女の周りのすべての生命は死滅していた。  キリエのあまりにも孤高なる美しさ――匹敵するものを持たざる美しさは、拝した者の肉と魂と霊を瞬時にして消滅させる。  人間とは、なんと儚く、小さな存在なのだろうか。キリエがほんの少し気をゆるめただけで、その存在感に触れただけで死んでしまう。  一糸まとわぬその体に、いつのまにか学生服が着せられていた。  キリエは何千年もの歴史を持つ吸血鬼だ。灰と化したところで、そこから生身の肉体を再構築することなど造作もなかった。  ガルムの銃による攻撃など、キリエにはまったく通用していなかったのだ。  予知能力によってガルムとその仲間による襲撃は知っていたし、殺そうと思えば、裏切り者の雑兵や幹部ともども殺すことなど簡単だった。  さきほど見せた動きなど、全力のうちの一割にすら満たないのだから。  キリエ・ザ・ノーライフの能力は、人類の叡智が及ぶところを超越している。  その戦闘能力は《ヘルファイア》の首領であるヘル・ザ・ヘルファイアも一目置くところであり、現実世界での戦いでは適わないと認めていた。  宗一たちの命を奪うことは、ろうそくの火をかき消すよりもたやすいことだった。  それをしなかったのは、ただの気まぐれだ。  組織がこうむるダメージのことなどどうでもいい。もとよりキリエは《ヘルファイア》などに興味はない。 あまりにも暇だったので、首領を名乗る旧友の誘いに乗って幹部を務め、適当に遊び呆けているだけだ。  人間どものなにがどうなろうとも知ったことではない。  だから適当に、奴らを助ければ面白いことになるかな、と思っただけだ。  キリエはそういったごく単純な理屈で動き、また、そういった理由でしか動かない。  しかし、他に理由を挙げるとするなら―― 「血が美味かったからな」  くつくつ、と吸血鬼は笑っていた。 85 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:10:23 ID:yJfcdVIv]  基地に突入したガルムとテスラが鉢合わせしたのは、まったくの偶然だった。  ガルムはテスラに銃口を向け、そこでもしも彼女の口から宗一との関係を教えられなければ、そのまま撃ち殺していただろう。 彼はテスラの言葉を完全に信じたわけではなかったが、その瞳は嘘をついているようには見えなかったし、 もしも謀られたのだとしても、ガルムにはあらゆる状況を打破できるという自信があった。  テスラの扱いはというと、貴重な情報提供者――しかも非常に協力的なこともあり、乱暴な処置を強いられるということはなかった。 二十四時間体制での監視が行われ、行動範囲も著しく制限されてはいるものの、破格の待遇といっていい。  命からがら組織の本部に帰還した宗一は極度の疲労状態に陥っており、三日も昏睡状態が続くことになる。  そして目を覚ましたとき、ベッドの傍らには美麗なる女幹部がいた。  テスラは心底から安堵した様子だ。 「目が覚めたのね。よかった……」 「……死ぬかと思ったがな」  三日前、安心したと同時に睡魔に襲われ、そのまま倒れてしまったのだ。そして医務室にかつぎこまれ、昨日になってこの宗一の自室に移された。 テスラはその間、ずっと宗一のそばで看病をしていたのだ。 「仕方がないわ。ひどい扱いを受けたもの」  どちらかというと、五日間に渡る尋問などよりも、あの吸血鬼とのセックスが疲労の原因だろう。それを言ってしまうとテスラの機嫌が悪くなりそうだったので、黙っておいた。  しかし結局、あの吸血鬼は何者だったのだろうか。《ヘルファイア》の関係者だったのだろうか。まあ、なんにしても、すでにガルムが倒してしまった相手のことだ。答えを得る必要もないことなのだが。  ふと見ると、テスラにジトっと睨み付けられている。なぜか宗一の脳裏に警告が鳴り響く。 「べつの女のことを考えていたわね」 「いや、そんなことは」 「いいわ。忘れさせてあげる。覚悟することね」  猫科の獣のような俊敏さとしなやかさで宗一にのしかかったテスラは、シーツを剥ぎ取ると、その唇を押し付けて宗一の文句を封じ込めた。 86 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:11:17 ID:yJfcdVIv]  重く、甘い感触の乳房を胸板に感じ、ペニスを握られつつ、宗一とて負けてはいられないから反撃を開始する。 あっという間に衣服を脱ぎ捨てて生まれたままの姿となった男と女は、たがいの秘所をまさぐりあい、熱い吐息を交わし、肉欲のままに貪り合う。  立場を入れ替えてテスラを組み伏せた宗一が、濡れそぼってヒクヒクとしている部分にペニスを挿入し、ふたりは正常位で繋がった。 久しぶりに味わうテスラの膣内の感触に、宗一は思わず総身を震わせる。  キリエから与えられた凶悪な快楽ではなく、この悦楽は溺れれば溺れるほど安心できる。心の隙間を満たすかのように充足できる。それが嬉しかった。  嬉しくて、思わず猿のように浅ましく腰を振る。  テスラは悩ましく眉根を寄せて、絶叫した。 「はうっ……っ、あ、ふぁああんっ!」  大きな乳を揺らし、金髪を振り乱しながら、半狂乱の様子なのに、それでも腕は宗一の背中に回って、爪で肉を引っかいている。長い脚は屈強な男の腰を締め付けて離そうとしない。  怜悧な女傑の姿はどこにもなかった。 「いやっ、も、もう、あああっ、い、イクっ、イク、イッちゃうわよおっ!」 「……いいぞ、イけっ……!」 「あっ――ああっ、あはああああぁぁっ!」  同時に絶頂に達したふたりは、唇を奪い合いながら、力強く抱きしめ合う。テスラの奥深くにまで進入していた剛直は、キリエとの一戦でのダメージから完全に回復を遂げており、精子の貯蔵量も十分だ。 白い子種は、何の問題もなくテスラの内部を蹂躙した。  ビクンと痙攣するたび放たれる熱いマグマを感じながら、テスラは満足げだ。宗一の腰を捕まえた脚はけっしてその力を緩めることがなく、むしろますますきつく締め上げている。 「あはっ……でてるっ、宗一の精液、あたしのなかにでてるの分かるっ……」  犬のように舌を突き出し、涎を垂れ流しながら、あられもない痴態を晒すテスラ。卑猥な言葉を使うことにも、なんのためらいもない。 「い、いいの、宗一? できるよ、赤ちゃん。妊娠しちゃう……」 「いやか?」 「いやじゃない、ほしいっ、宗一の赤ちゃんほしいっ! ほしいよっ!」  ふ、と宗一は笑い、ペニスを抜きもせず、ピストンを再開した。病み上がりだというのにそれを感じさせない逞しさのペニスは、萎える気配を見せない。  子宮をガツガツと突き上げ、内壁をゴリゴリと削るように攻め立て、テスラをよがらせ、狂わせる。  激しい抽送の拍子に膣の内部から逆流した精液がジュクジュクと音を立て、淫靡だった。  この濃密な時間とて、愛し合うふたりにとってはまだまだ序の口に過ぎない。  ふたりの逢瀬は、いつまでも続くようだった。  ――ということはつまり監視役のガルムはいつまでも部屋の外に突っ立っていなければいけないということであり、  変身を解いている狼男は、人間の口からため息をついたのだった。 87 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 10:16:11 ID:yJfcdVIv] 投下終了。 前回もそうだが、エロ目的のSSだから展開を色々とはしょった。急ぎすぎたな。反省。 まあこれはこれでいいかと思っていたりもする。 楽しんでもらえれば幸いだ。 88 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 11:06:39 ID:RQX+NWqk] GJにござるッ! 89 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 12:08:35 ID:J4sFYGEW] GJをあなたに!! 90 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 16:42:08 ID:qc8TE/Y0] グッドジョブ 91 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 17:15:32 ID:y4XSc9kX] GJ!! 92 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/01(火) 22:33:04 ID:RQX+NWqk] テスラ可愛いよテスラ 93 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/02(水) 00:14:43 ID:Y6eGSrjl] GJ!!! 94 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/02(水) 10:01:17 ID:qziy+aGc] GJ!テスラもキリエもよかった。 エロをいくつもいれながらストーリーをきっちり進める手腕には感動した。 95 名前:名無しさん@ピンキー [2007/05/02(水) 17:30:00 ID:uPRK9uIw] GJ!! これシリーズ化して欲しいね。 96 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/04(金) 00:37:26 ID:m/CC+1zm] シリーズと言えば、このスレ完結してないシリーズ物多いよな 例えばホルスニュウの話しの続き待ってたりするw まあ、沢山職人さん来てくれて新鮮味があるから 良いなぁとは思うのだがねw 97 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/04(金) 02:31:45 ID:GYG3fyD/] ザーラ様の人とか、ネリア様の人とか まだ見てくれているのかなこのスレ 98 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/05(土) 04:31:02 ID:bioeK687] まとめサイト、もうすぐ再開するのかな? 99 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/05(土) 04:52:02 ID:Jad9FTp8] 最近行ってなかったけど、今閉鎖されてるの? 100 名前:名無しさん@ピンキー [2007/05/05(土) 11:07:26 ID:lR0jwq5z] 100 101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/06(日) 13:45:44 ID:HYkYS7TT] >>99 3月末以降、更新されてなかった けど再開するような事書かれてる 102 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/07(月) 01:19:32 ID:UQp7yKwx] FATEのライダー キャスターはどうだろうか? 103 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/07(月) 21:40:05 ID:zevqiWZj] >102 アリとは思うが、スレがあるのよね こっちはえらく過疎ってるから歓迎されるかと http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138510084/l50 104 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 00:19:53 ID:J+vbjdz1] 悪の女にしてみたいエロおしおき ソフト こちょぐり      ↓ ミドル? レイプ      ↓  ハード 拷問 この中からもしくは自作で どんなのがいい? 105 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 00:59:23 ID:3s+OLJVn] 触手モンスター 106 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 01:32:55 ID:Y8C4Ma3t] おしりぺんぺん 107 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 08:37:32 ID:SuZ7qYHB] 媚薬投入 108 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 15:17:07 ID:Y8C4Ma3t] 林間 109 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 16:40:41 ID:3s+OLJVn] お、保管庫復活してる 110 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 20:26:19 ID:+PPbCLUo] 萌え萌え悪魔辞典という本を買ってしまった 111 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 23:40:19 ID:DnUER0w8] kwsk K W S K 112 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/09(水) 23:51:20 ID:L3Cut6vm] カワサキ… 113 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/10(木) 00:07:11 ID:kxrsTIbZ] http://otabeya.com/moeakuma.html#ak1 TRPG ナイトウィザードのベールゼファーが乗ってねーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー !!!!!!!!!!!!!!!!! 114 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/10(木) 07:40:37 ID:WpBM4gzr] 戻って来て 115 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/10(木) 19:36:02 ID:Kn3JYulS] おじゃまします。新参です。 女幹部と獣人幹部の和姦ものを書く予定ですが 需要はありそうですかね…? 116 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/10(木) 19:42:18 ID:g+4xR4Rb] >>115 ある。少なくとも俺にある。 117 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/10(木) 20:49:14 ID:55GY8N9/] 俺も〜 118 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/11(金) 00:19:02 ID:nGs7Ny5+] 魔が堕ちる夜はどうだろうか? 119 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 01:55:02 ID:bxHEZis3] と、いうわけで投稿させていただきます。 「こいつ…いままでの奴とはちがう…」 赤色のメタルスーツを纏った女闘士は戦の構えを解かぬまま間合いを取った。 多色の絵の具をかき混ぜたような混沌の空。 鋼のスーツが無ければ瞬く間に消滅してしまうほどの魔の瘴気。 荒廃した岩と砂しかない大地。 宇宙犯罪集団邪空が領域”邪空空間”にて、女宇宙捜査官・紅 明(くれない あきら)こと 邪空特捜プリスバンは窮地に追いやられていた。 「フンッ…思ったよりできる。闘争の相手として相応しい…」 紺と紫で彩られたメタルスーツ。 両手には蛇腹剣に日本刀の女剣士。 今までプリスバンは数々の邪空の尖兵を打ち倒してきた。 機械化・銃器兵装した怪人…邪空獣士。 姑息・卑怯・下劣を優とする怪人…邪空術士。 だがそんな奴らとはまったく異なる敵。 「邪空剣士総支配…このディラを止められるか邪空特捜?」 「くっ…」 邪空剣士を名乗るその女の剣撃は例えるなら嵐。 掴む事もかなわず、無数の斬撃がプリスバンに襲い掛かる。 しかも総支配…邪空の幹部のみに許される称号。 プリスバンはかつてガンヴォルフを名乗る邪空獣士総支配を倒した事がある。 仕留め損ねたものの実力では勝ったのも事実。 ディラも同じ総支配…プリスバンの自信が慢心に変わる。 今は防戦一方でも勝機が無いわけではないと打算したのだ。 120 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 01:59:53 ID:bxHEZis3] 「あんたも…あの狼野郎と同じく、ぶっとばす!」 「ほう…」 「うおおおおおおおおおおおおっ!」 紅のメタルスーツが輝き、ゴーグルに隠された瞳に光が宿る。 「レェーザァーナッコォ! エネルギィチャアアアアジッ!」 そして輝きは右手のメタルナックルに集約される。 ディラは二刀を構えつつ、ある男の言葉を思い出した。 ”奴の必殺技プリスバニッシュは一点集中の打撃技…” ”一点集中ゆえに一撃必殺。だがそれを砕く手はある” ”プリスバンはは技を放つ瞬間、装甲に回すエネルギーも打撃に回す” ”ディラ…お前の俊敏性ならその隙をつけるはずだ” 「正義が常に必勝であると思うなよ…」 二刀にディラの闘気が邪悪な紫色となって宿ってゆく。 瞳に宿るのは殺気…対立する光と闇。 構える二人は同時に動き出した。 『プリスッバニイイイイイイイッシュ!』 『魔刀流・五月雨…』 すれ違う二人…決着は一瞬。 プリスバンの放った拳がディラの装甲を壊すよりも早く、 二刀の一閃がプリスバンの装甲を切り裂いた。 「ウアアアアアアアアッ!」 プリスバンはその時、初めて敗北を知った。 *** 人骨の頭部を思わせる魔城・邪空宮殿の一室。 窓らしい窓など存在はしておらず、 空調の音と蝋燭台に灯された一点の明かりのみが部屋を照らす。 明かりに写るのは正座する一人の女。 麗しく後頭部でまとめられた黒髪。 ボディラインを強調した紺のレオタード。 その上にタイトスカートと軍属のようなジャケット。 薄らと塗られたルージュ。 二本の得物を丁寧に飾り、ディラは瞑想をしていた。 今まで邪空が差し向けた者達が成し得なかった勝利をモノにするも、 ある男のアドバイスがなければ、大地に突っ伏していただろう。 勝利は油断を呼び、油断は敗北を呼ぶ。 闘争で昂ぶる気持ちを一度鎮めなければいけない。 そこに扉が開く音。 閉ざされた瞼に光が入る。 そして入り込んでくる独特の獣臭。 ディラは頬を軽く吊り上げ、言葉を洩らした。 「…ヴォルフか」 121 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 02:07:05 ID:bxHEZis3] 邪空獣士総支配ガン・ヴォルフ。 かつて前線でプリスバンと対峙していた男であったが、 一大作戦が失敗に終わり、前線から降ろされた。 後任は言うまでもない。 2mほどの体躯でありながら、継ぎ接ぎのライダースーツに身を包み、 機械化人狼である彼の顔には、目元を覆うマスクが付けられている。 そんな彼の匂いを嗅ぐとディラは微かに心を和ませる。 「どうだった…奴は?」 「フフッ…お前の言うとおり、強い戦士だ…気に入った」 ディラにあわせるように暗室の中、向かい合うように座るヴォルフ。 彼女は指を鳴らすと部屋の照明が元の明度に戻り、 和風な一室に座る二人を映し出した。 勝ちの余韻がまだ抜けず笑みを洩らすディラに、ヴォルフは鼻息を洩らす。 「油断をすれば足元を掬われるぞディラ…」 「フンッ…お前のようにか?」 ヴォルフにとってカチンとくる言葉が来たと思えば、ディラは間を詰めてヴォルフに擦り寄る。 互いの息が感じるほどに顔を寄せ合い、マスク越しの瞳を見つめながら女は呟く。 「久々の闘争相手だ。少しは遊ばせろ…もちろん、負けるつもりはないがな…」 「グルゥウウゥ…グムッ!」 「んぅ…ふあっ…んぅ…ちゅ…」 ディラはヴォルフの唸り声を楽しむかのように頬を撫で、唇を塞ぐ。 ケダモノの舌を絡めとリながら唾液を吸い上げ、己の唾液とでカクテルを作る。 マスクで解らない動揺を淫らな触診で感じ取り、交じり合う唾液に喉を鳴らした。 「んぅ…アドバイスの報酬をもらいに来たのだろう? この欲情狼め」 「先に唇を奪う淫乱女に言われたくはない…」 「ほぉう…」 ディラは獣毛を仕舞い込んだライダースーツの胸板に甘える。 たわわな感触を押し付けながら、目尻を緩ませながらヴォルフを見上げた。 ヴォルフはため息混じりに息を洩らす。 「食えない女だよ…お前は…」 「骨の髄まで食べるくせにっ…ふあッ…んんっ…んんぅ…」 「グルゥウウ…ジュルウゥウ…ジュルゥ…ジュルウゥウウ…」 先に奪われた仕返しにとディラの舌を根本まで絡めながら、激しい淫行を繰り返す狼。 その強引さに満足したか、ディラの腕が彼の首を捉え、潤み出す瞳を瞼を閉じてしまい込む。 彼女の唇が杯代わりとなり、収まりきらない卑猥なカクテルが服を汚し始めた。 「んぅ…うぷっ…はぁ…ん…」 「じゅる…じゅず…ジュルルルルルル…」 美女と狼の接吻は溜まりきった唾液を舌で絡めあいながら吸い上げる事で一先ずの終わりとなる。 空となった互いの杯を舐めあい、舐め取った舌先を交え、糸を引きながら離れてゆく。 力が抜けたディラは、そのままヴォルフに凭れ掛かる。 122 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 02:12:40 ID:bxHEZis3] 「ヴォルフ…お前のおかげで繋がった命だ…好きにしろ…」 心を静めようとしたが、こうなってはもう遅い。理解していても止められぬ魔性のサガ。 言葉こそ冷たいものの、熱い体を密着させ、座るヴォルフの膝に跨るディラ。 人狼は視線を向けぬものの、獣の太い腕で壊れない力加減できつく抱きしめる。 狼の爪先がスカートを捲り上げ、尻肉食い込むレオタードが姿を見せる。 甘い果実が姿を見せた瞬間、獣毛生える指先が荒々しく白桃にむしゃぶりついた。 「ふぅう…ぅんっ…盛ってるな…うぁ…部下はくってないのか…?」 「…部下に私情をむけるのは…道理に反する…」 「お堅い奴め…だが、同僚ならいいというわけか…」 「グルゥウウ…」 真面目な狼男をからかいつつも、甘い息を吐いてしがみつくディラ。 レオタードにくっきり浮かぶ恥丘をヴォルフに擦りつけながら獣耳に軽く噛み付く。 「グルゥ!」 「敏感だな…くっ…ふああっ!」 「お前もな…」 固めの肉球がレオタード越しのアヌスを解しあげる。 状態をぷるぷると震わせながら頬を朱に染めるディラは耳元で呻いた。 「ケダモノ…んッ…」 「グルゥウウウ…お前に言われるまでもない…」 呟いたディラに視線を向け、ヴォルフは唇をふさぐ。 ジャケットを剥ぎ取り、薄布に包んだ乳房を獣の指が揉みまわす。 もみ応えのある膨らみ、その頂点にある固い蕾を挟み潰しながら、 ヴォルフはラバー風のスーツにくっきり浮き出るほどにモノを怒張させていた。 「苦しそうだな…楽にしてやろう…」 ディラは笑みを作ると乳房を弄ばれながら、ライダースーツのチャックを下ろす。 獣の胸毛が溢れ、いきり立つ人外サイズの肉棒が姿を見せる。 スーツに押さえ込まれた獣臭に女の瞳がより一層潤み出し、惹かれるように牡をくわえ込んだ。 「久々で…私もどうにかなってしまいそうだ…ちゅる…ちゅうう…」 123 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 02:15:20 ID:bxHEZis3] 口いっぱいの肉カリをおいしそうに味わうディラ。 頬に鈴口を擦り付けながら、唾液とカウパーを混じらせて吸い上げてゆく。 喉奥までつかって飲み込もうとする口膣奉仕にヴォルフは喉を鳴らして腰を揺らめかせた。 「ディラ…グルッ…ぐるぅううう…」 まるで子猫をあやすようにディラの頭をなでると、彼女は目を細めて袋を指で転がす。 ディラは唾液まみれになった肉槍を唇をできるだけすぼめて吸い上げた。 「グルッ! グロオオオオオッ!」 「んぶっ…んんっ…ん…んんんぅ…んっ…んっ…」 ヴォルフは顔をゆがめ、濃いい白濁の獣液をディラに味あわせてゆく。 その匂いと味にむせ返りそうになるも、ごくごくと子種を吸う音が部屋に響く。 「はあぁ…あぁあああ…いつもいつも…んっ…私をおぼれさせるきか…?」 「好き好んで飲むほうがおかしい…お…お前くらいだ…そこまでするのは…」 ディラは口端から零れた分もしっかりと指で掬い取り、唇に運んで舐めあげる。 その仕草にいまだ収まりきらないヴォルフの怒張がビクンと跳ねる。 「嫌いな男の子種を飲んでやるほど…ん…わたしはすいきょうではないぞ…?」 頬を染めたディラのセリフに、ヴォルフの欲情が破裂した。 「グ…クウッ…ワ…ワ…ワオオオオオオオンッ!」 獣の衝動が赴くまま、息を荒げながら覆いかぶさるヴォルフ。 押し倒されるディラの表情は少々楽しそうに見えたのは気のせいか。 レオタードで隠された秘裂は十分に潤み、愛液を滲ませて染みを広げてゆく。 その卑猥な部分に焼き鏝のような熱い感触。 「グルルルルルルルゥ…ガウウウウウウ…」 「ふふっ…らんぼうなやっ…んあっ!」 先ほどよりもいきり立つヴォルフのマグナムがグイグイレオタードに押し付けられていた。 ディラは腰を跳ねながらもこれから来る衝撃を想像し、子宮を疼かせてしまう。 彼女も息を荒げながら指先でそっとレオタードをずらしてゆく。 「はぁ…あぁああ…ヴぉるふ…」 「グルゥウウウ!」 「ふわああああああああっ! あ゛…あぁああ…ああああぁ…」 124 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 02:17:36 ID:bxHEZis3] 熱い肉芯が打ち込まれ、はしたなく淫液と尿液を溢れ出させるディラ。 その姿はとても一軍団を束ねる長とは思えない。 子宮口をこじ開け、子宮の奥まで到達する逸物にディラは最初の絶頂を迎えた。 だが、それはあくまでも始まり。 「ディラ…ディラアアアアアッ!」 「いぎっ! あああああッ! ヴぉるふううううううっ!」 ケダモノは急には止まらない。 ディラの下腹部にヴォルフのナニが浮き上がり、腰を振るたびに出たり引っ込めたりを繰り返した。 常人なら壊れる行為…ディラのみが許された快楽の味。 「ひぃん…ひああぅ…あっ! あっ!…ああああっ!」 目線の焦点が狂い、一突き一突きでカラダが揺れ、乳房が跳ねる。 続けざまの絶頂に頭を真っ白にさせながら、その先を目指して快楽をむさぼってゆく。 ディラはヴォルフにしがみつく中、ソレは姿を見せてゆく。 「グルゥウウッ! グルウウウウッ! グルオオオオオオオオオッ!」 「あっ! あっ! ちんぽっ…ふくらんでるっ! ヴぉるふのふくらんでるのおおおおっ!」 ヴォルフの何は射精を行う予兆として肉槍が膨張する仕組みになっている。 きつきつの子宮の中でも膨れ上がる肉竿にディラの脳内麻薬が溶けんばかりにあふれ出る。 人狼はおもむろにディラを抱き寄せると、腰を震わせて吼え上がった。 「ワオオオオオオオオオオオオオンッ!」 「ふあっ…あああああああああああっ!」 震える子宮にあふれ出す精液。 行き場を失った白濁液は子宮に溜まり、 まるで赤子ができたみたいにディラの下腹部を膨らませた。 腰を振るわせ続けるヴォルフにあわせてディラは快楽の中で意識を飛ばした。 *** 「ふふふっ…」 「…うううっ」 数時間後。 その後も、射精は続き、ディラは満足げに妊婦のようになった腹部を撫で撫でする。 ヴォルフはというと、繋がったまま自己反省モードに陥っていた。 125 名前:115 mailto:sage [2007/05/11(金) 02:19:46 ID:bxHEZis3] ヴォルフは最大まで高められた状態で射精を行うと、 数時間はその勃起が収まらず、射精も収まらない体になっている。 男にとっては嬉しいのか嬉しくないのか解らない仕様だ。 そんなヴォルフの頭をディラは優しげに撫でてやる。 「ふふっ…ひさびさでがんばりすぎたか?」 「クッ…言うな…」 「ふふふふっ…」 ディラはしおしおしたヴォルフの頭を両手でぎゅっと抱え込む。 「私としてはお前の子供なら孕んでもいいぞ?」 「なっ! 貴様っ!」 「冗談だ…ふふふふっ…」 「ぐるぅうううう…」 男の責任という言葉がぐるぐると回るヴォルフを、 ディラは頬を吊り上げて楽しんだ。 「こういった時くらい…私は女でいたいしな…」 とりあえずここまで! クーエロな女幹部と真面目系狼幹部ってことで書いたら、 ギャグに落ち着いた不思議。 そして狼キャラが多いのみまた狼を出してしまって後悔。 126 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/11(金) 05:00:07 ID:Bo4wXrLq] ぐっじょぶ!! 127 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/11(金) 10:19:31 ID:eC14jHdS] グッドジョブ 128 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/11(金) 11:32:48 ID:V/gyVKyg] GJ!! 129 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/12(土) 08:28:03 ID:MHAo3sZy] 是非とも男の責任を取ってくれwwww 130 名前:115 mailto:sage [2007/05/13(日) 15:26:32 ID:GNCo5AED] お邪魔します115です。 GJありがとうございます! >>129 「グルルルル! 貴様ぁー易々と承認できる問題じゃっ…」 「ほぉう…では私にシングルマザーになれと?」 「ギャウッ! そそそ…そういうわけでは…」 「では、よろしく頼むぞ、パ・パ・さ・ん?」 「ワウウウウウ…」 異種であるっていうのと、ディラがサキュバス系モンスターのクォーターなので、 おめでたになる確率は割と低いです。 ただし、0じゃないので妊娠女幹部ってのも可能性はあります! ヒロインのライバル女キャラなので、当然裏切りイベントも発生するわけで… そこら辺もエロく書けたらなと思います。 131 名前:風と木の名無しさん mailto:sage [2007/05/13(日) 22:42:08 ID:e5ZHDgUH] >>115 GJ! ところで、ここは「悪の女とH」スレなわけだが、セクロスしなきゃ駄目っぽ? 例を挙げるなら焦らしプレイとか三角木馬攻めとか。いや、書いてるわけで はないんだが。 132 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/14(月) 00:18:10 ID:ewNqgPRx] >>131 別にいいよ 実際榊夫妻とかの非エロもあるし エロゲ版にはあらしがいるのでこっちに書くが 女神大戦の体験版がUPされてる サキュとバスのレズもあり 133 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/14(月) 01:52:07 ID:5ycyX9Bd] >>131 >焦らしプレイとか三角木馬攻めとか イイヨーイイヨー 134 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/15(火) 15:21:51 ID:faFyecFj] 女神大戦つまらなそうだ 135 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/15(火) 21:58:23 ID:6dzYJneL] よく自分の為に戦って死んだ部下を 「やくたたずが」 の一言で済ます悪役がいるけどさ。 もし勝てたら付き合ってくださいよとか言ってた部下シボン 「馬鹿なやつだ…お前が死んでは付き合う事などできぬではないか。 本当に…馬鹿なやつだ…」  とか言ってすすり泣く女幹部ってどうよ?って電波が届いたのだが、 続きを妄想しようとしたら復讐に燃える女幹部対ヒーローの戦いが 始まる寸前「あー死ぬかと思った」とか言って部下がひょっこり戻ってきた オレの脳内こそほんとにどうよ 136 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/15(火) 22:17:12 ID:AUyNCsVY] 情のある女幹部さんだな。 組織にスポットを当てるかヒーローとの対決にスポットを当てるかだよね。 137 名前:今日沸いたデンパ mailto:sage [2007/05/15(火) 22:53:56 ID:hMkRmy5Q] 「全人類に告げる。 今から1ヵ月後、我ら、最強の秘密結社グラングーダは生きとし生けるもの全てを殲滅する。 そう、全てをだ。たとえ細菌一匹といえども見逃さず、完全に抹殺する。 んっ、何だ? ちょっと待て。 ああら、ボクちゃんどうしたの? お腹すいたのかな? んん? ちがう? ああっ、オムツね。 えらい、えらい、ちゃあんと、ママにうーーん教えてくれたのねぇ。 はぁい、きれいきれいしましょ。 よいしょ、よいしょ。ほぉら、きれいになったねぇ。 はい、新しいオムツですよぉ。気持ちいいですかぁ。 はぁい、じゃあ、ちょっとお昼寝しててね。ママちょっとお仕事だから。 待たせたな。 この1ヶ月は、貴様らに残された最後の時間だ。 ただ、絶望し、絶望し、絶望せよ。 そう、いかなる意味においても、お前達が生き残る可能性は無い。 んっ? ちょっと待て。 あれぇ、どうしたの? オムツは代えたばかりだし、ミルクの時間でもないわよねぇ。 ん? わかったぁ。ママが居なくて寂しかったんでしょぉ。もう、可愛い子。 よしよし、大丈夫よぉ、ママは何時でも一緒に居ますからねぇ。 待たせたな。 そう、いかなる意味においても、お前達が生き残る可能性は、アレ、ココは言ったわね。 えーっと、ゴホン。 1ヵ月後、我らグラングーダが最終作戦を開始したとき、貴様達のいかなる対策も全く意味を成さず、 ただ、我らの手による破滅を早めるばかりとなるだろう。ワーハッハッハッハッ ああ、ボクちゃん、起きちゃった。ゴメンねぇ。 ママが大きな声出すから、ビックリさせちゃったねぇ。 もう大丈夫だからねぇ。 はい、いないいない……ばあ」 138 名前:風と木の名無しさん mailto:sage [2007/05/16(水) 00:30:38 ID:FoMTWO2L] >>137 和んだ。 全人類に対してツンで、子供にはデレデレですか。そうですか。 139 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 00:40:23 ID:sSjTfCtF] >137 なんかビジュアルまで浮かんだ。 なんつーの、こう昔ながらのオンブ紐ってやつで赤ん坊をおんぶしてて欲しい。 おっぱいのとこで紐が交差してるから、亀甲縛りプレイみたくなってるやつ。 140 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 05:54:52 ID:GuuWO3DJ] >>137 最終作戦決行の理由が 「旦那が突然長期出張に行ってしまったために重度の欲求不満になった腹いせ」 という妄想が頭に浮かんだ そして慌てて帰ってきた旦那に犯されながら謝罪する姿も妄想した 141 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 09:53:18 ID:pefWTX9M] ハマーンの声で再生されたwww 142 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 10:23:40 ID:d9ufOea0] GJ!!! 帰って来ないかな・・・彼 143 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 12:51:19 ID:RCocYrGp] 榊夫妻ご無沙汰だなぁ。 144 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 14:32:04 ID:HHaU4jw1] ハネムーン先でハッスルしてるんだろ。 黒百合さんまともな新婚旅行にしそうもないし。 145 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 08:18:50 ID:Wo7WMh6a] リョナ絵版のセリス(FF6)絵見て思ったのだが お約束な世界征服を狙う帝国の女将軍は 悪の女幹部に含まれるのだろーか ちなみに世界征服を狙う帝国とかいてて ロマサガ2のバレンヌ帝国を真っ先に思い出した プレイヤーサイドなのに 146 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 15:59:03 ID:pAg1mF67] 含まれるというか典型なような…… 147 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 22:06:50 ID:u+kqgKP2] >145 初期状態であの片田舎のくせに帝国って名乗ってた事に違和感バリバリだったのは内緒 ロックブーケ ハァハァ 148 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 07:46:55 ID:M0hY0a46] 悪の女が組織に所属する理由は何がいい? 1暴れたい、支配したいなどの欲求を満たすため 2金銭目的 3浮世の義理(身内や恋人が組織の中核にいる) 4組織に作られた存在だから(人造人間、ロボなど) 5その他 オレはあえて2で借金のかたに売り飛ばされた(3かも) とかそこしか就職内定取れなかったとかトホホな理由を選ぶぜ! 149 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 14:37:45 ID:aa7govAm] 6婚期を逃しそうな為相手を探しに 150 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 15:10:07 ID:2a9wEcWd] 7 組織の理想に共鳴して …というのも考えられるが、俺の好みは1・2だ。 151 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 22:25:20 ID:2OBEaH19] トホホな理由ってだけで萌える。 つーか6のシチュいいな。 152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 23:48:24 ID:1SNGghof] 3:20付近。ほぼ悲鳴のみ。 ttp://www.youtube.com/watch?v=XFZrhDzQs8A 以下、俺の妄想。 見た感じ戦士とかじゃなくキャリアウーマンぽい気がするんだよね。 トップのムチャな命令で危険地に派遣され続ける中間管理職って感じかな? 「恋?休暇??仕事よ!仕事!」って、会社の言うままに突き進んだら 主人公たちにやられちゃった、みたいなのもトホホな感じがして良いと思うな。 勿論、このスレ補正でやられない方向に。 しかしストーリーは全く知らないので敵じゃなかったらどうしようw 153 名前:榊さんの里帰り by 223 mailto:sage [2007/05/19(土) 10:32:45 ID:aSM1wI4u] >>148 黒百合さんは「奨学金貰ってた」事が理由だと、青い人が言ってました。 で、小ネタ投下 「なぁブルー?」 「レッド。…何が言いたいか何となく判るが、頼むから何も言わないでくれ。」 ああ。お前が言いたい事、しっかり判るさ。 なんせカレンダー上では大型連休を3週間も満喫したことになるからな。 …ちなみにハネムーン兼マスター探しの旅は延期するよう頼んだ。 いろんな準備(特に心の準備)が出来てないしな。 それよりは久し振りに実家に帰って親父、お袋に孫の顔でも見せてやろうと考えてたわけだ。 事の発端は俺の実家への里帰り…。 地方都市で車の整備工場を営んでいる親父が黒百合と一緒に「木曜映画劇場」を見たことが始まりだった。 …その映画の内容は主人公が近所の発明家の作った車形タイムマシンに乗って時空を越えた冒険を行う内容であり、その時から嫌な予感はしていたのだが。 「…お義父様。」 「…うむ。」 放送開始時刻からわずか30分。親父と黒百合が短く言葉を交わしたかと思うと、同時に席を立ち、一直線に愛車(本多技研の軽自動車)を停めてあるガレージに向かう。 「おい!ちょっと待て!」 二人を止めようにも、膝の上で寝ているあおいとタイミング悪く茶菓子をもってきたお袋によって断念。 …あおいを布団に寝かしつけて、お袋の出した茶菓子を全て平らげた後にガレージに飛び込んだ時には、愛車は姿を晦ませており、代わりにデロ○アンが鎮座していた。 そして実家で予定通りにのんびりとした時間を過ごし、帰路である高速道路を走る。 落雷と時速80マイル(140km/h)の制限速度さえ守れば問題はない。 そう思っていたのだが…走行車線の前方を走るトラックを追い越す為に車線変更してアクセルを踏み込んだ時に異変が起きた。 …ちょっと前にTVで見た光景が目の前で展開されているわけだ。 「なぁ。黒百合。」 「何かな?旦那様。」 「俺、まだ時速90km/hしか出してないぞ。」 「ああ、それかい。リミットは80km/hに設定してるからね。」 「…何故?」 「時速140km/hなんて道路交通法を無視した速度では、君が試してくれないだろうからね。」 「…法廷速度内でも試したくなかったがな。」 そして女子高生の頃のお袋と愛が芽生えそうになって黒百合からお仕置きを受けたり、なぜか戦国時代に飛ばされて自分の祖先の代わりに一騎打ちに駆り出されたりと様々なイベントに巻き込まれた後、無事に家に帰ってきたのは「昨日」のことだ。 何でも良いが黒百合よ。このガソリンがバカ高い時代に4km/Lの燃費はキツイ。 改善策として電池と補助モーター組み込んだハイブリッド使用にしてもらえるまで、自転車を使った通勤でも検討してみるか…。 154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 12:25:26 ID:ojnZan/o] グッドジョブ 155 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 12:28:50 ID:WrVUdgd0] 相変わらずの黒百合様モエス だがむしろブルーの親父SUGEEEEE! 156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 23:58:23 ID:/FReYlH6] >>153 GJ! 次はMIBみたいにトンネルの天井も走れる車に改造するとか。 きっと任務達成に役立つ・・・わけないかw >>152の動画を見て、自分が男女ペアの悪役好きであることを再確認したわ。 小野敏洋版ポケモンの最後なんかもハァハァしたしなー ま、あれを悪役と言うかどうかは問題だが。 157 名前:名無しさん@ピンキー [2007/05/20(日) 18:16:53 ID:5Zh/zHnY] 下がりすぎてるから上げ 158 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/21(月) 22:09:25 ID:8IxdFmBa] >>153 バロスGJ! ブルーの親父と組めば某青狸まで作ってしまいそうなwww 159 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 13:08:10 ID:p+zkDhoZ] >>153 GJ!! >>158 きっと親父さんは孫のために、神(父側)にも悪魔(母側)にもなれる 鉄の魔神を造り始めているよ。 160 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 13:31:26 ID:2EnO/qED] 魔女に魔法で操られ勃起や射精まで支配されて逆レイプ みたいな展開は需要あるんだろうか このスレ的にはちょっと違うのかな 161 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 17:45:54 ID:H+fRSyCK] 悪の女がいたいけな少年をいたぶる話も来てるし、別に問題ないよ。 つーか、書いてください。おながいします。 162 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 20:49:12 ID:K64lboo7] >>160 激しく需要あり、とだけ言っておこうか 163 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:50:57 ID:LqjuTaC8] >160 全裸待機、完了 164 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 00:02:45 ID:IcjlarrX] 160氏に期待が集まる中流れをぶった切るが 悪の女幹部のHの相手はヒーローと首領以外に誰があるのだろうか 最近届いた電波では連戦連敗の女幹部が命と地位と面子を賭けた 最後の作戦を立案するも落ち目の彼女には物資の割り当てなど無い! 作戦準備の為奔走する彼女の元へ物資の横流し疑惑のささやかれる 悪名高い経理部の人物(どうせ醜男)が現れ物資を融通する代わりに 彼女の体を要求する。万策尽きた彼女は以前は歯牙にもかけなかった 男の欲望を受け入れざるを得なくなって……。 たまには格下相手との愛の無いHなんてどうよ? そして思いついた作戦名が有刺鉄線電流ダム爆破作戦だったorz 165 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 21:06:36 ID:OpwOtglF] >164 格下に下克上かまされるネタはなかったなぁ 愛の無いお話は最近少ないし で、俺の脳中では>135の流れに繋がる電波を受信 「物資よこしなさいよ」→「ならやらせろ」→「くっ、こんなヤツに…!」 で、作戦決行するも早速ピンチ、で、追い詰められる悪女 しかし、ヒーローの白刃に倒れたのは悪女ではなく、経理のあの男 「…なんでアンタがここに居るのよ?」→「惚れた女を死なせたくない」 →「じゃあなんで物資止めたのよ?」→「お前を前線に行かせたくなかった」 →「アンタ馬鹿よ…」 かっとなって書いた 後悔はしていない 166 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 09:35:17 ID:RAlMeOH+] >165 135と164だがその発想はなかった 164は経理の男は悪女と比べるとかなり下っ端のつもりだったけど そっちの展開だと男の一存で物資を止められるから中間管理職級 の地位で悪女より少し各下な程度なんだけど裏方が長いので悪女に 軽く見られている…なんて感想を抱きました。 自分の書き込みは無駄に長いorz今度からネタカキコもメモ帳に書いて 見直ししてから書き込まなきゃ 167 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 21:57:08 ID:Zde0MP5g] ヒロインにおばさん呼ばわりされてぶちきれた 女幹部がお仕置きする話し マダー(・∀・ )っ/凵⌒☆チン 168 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/28(月) 00:56:48 ID:GEzfCZxC] ザーラ様描いてた人やネリア様描いてた人とか今見てないかな 169 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/29(火) 01:39:43 ID:yO6KcBaK] 見てるとは思う 170 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/29(火) 08:47:14 ID:XC3mawdX] 魔が墜ちる夜のゲーム買ってきた! 171 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/02(土) 00:27:32 ID:VlT/99Z1] >>152のシーンってゲーム本編だとどのあたり? 172 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/03(日) 08:01:14 ID:eUx3vlz3] 最近調子悪いなー・・・ 173 名前:通りすがり mailto:sage [2007/06/03(日) 18:35:08 ID:FZwyQO3n] 描いたはいいけど、どのスレがいいのか解らないのでココにうpしておきます スレ違いだったらスマソ ttp://akm.cx/2d/src/1180862743836.jpg 実物(多少改変してます) ttp://www.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=26&SID=211 174 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/04(月) 01:06:44 ID:D+QIAvep] グッドジョブ 175 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/04(月) 01:40:23 ID:Um+8EHod] 絵師さんきたー 全然スレ違いじゃないのでまた投下してください 176 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/04(月) 02:07:23 ID:JJmKTw2s] >173 すれ違いも何も、2スレ目の354あたりで話題に上がってたヤツじゃん GJ! 177 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/06(水) 01:34:50 ID:ieeNiZl4] 過疎りだしたなー・・・ 178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/06(水) 03:09:59 ID:dJPF+QXa] 2月ごろがありえないくらい活性化していただけなのかもしれんぞ 179 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/06(水) 03:43:18 ID:ieeNiZl4] 確かに今考えると異常だったのかも。 180 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 22:44:40 ID:Xpnu5yUX] 前スレ埋め乙。 2ヶ月近くのあいだ新旧スレが並立状態だったなw 181 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 23:31:44 ID:V8f4N9gn] っていうか俺以外埋めようとしてなかったし 182 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 23:49:36 ID:l+StA6VQ] ああ、うんw乙ww 183 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 13:11:26 ID:ugwaTyv0] 悪の女と戦うための武器を考えてみた 一 針に媚薬を塗って刺す 二 服だけが切れる刃物 三 飛べイサミ の電撃剣みたいなのでこれで切ると 全裸になる 184 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 20:09:50 ID:frN1wbtZ] >183 四投げ縄 悪女を拘束するだけの目的で使用したのに、 なぜか悪女が感じはじめ最終的にアダルトな展開になるとか 185 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 20:53:11 ID:YRuSUXmM] 五、物体には普通にダメージを与え、人間にはなぜか快楽を与える銃 雑魚は一発でイってしまい、ボスは何発も耐える代わりにイきかたも酷い。 バーチャコップの銃が、オブジェクトは壊せるのに 人間には痺れさせるだけと言う都合の良い銃だったはず。 186 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 22:21:11 ID:vRpkmZNU] おまいらよくもそんな楽しげな妄想をw つか、悪女相手じゃなくても犯罪が多発しそうなラインナップだなw 187 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 22:37:06 ID:B83iZBpZ] >>185 バーチャガンってそんな設定あったんだ。 188 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 17:53:05 ID:OuPl8w4g] つーわけで調べてみた… ガーディアン(GUADIAN)   ゲーム設定上で主人公たちが使用している拳銃。   装弾数6発回転式シリンダー搭載の高性能ガン。   射撃対象の生物反応を感知し、瞬時に破壊力を調整する機能がある。   対人物にはスタンガンとして押さえ、壁など障害物では破壊力を強化する。   ガーディアンとは「守護者」という意味。                 【VIRTUACOP 大辞典より】 だそうな…えらい所で高性能な銃だ。 189 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 20:26:52 ID:N3Uqa18o] dクス。 フツーの銃じゃまずかったのだろうか? 190 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 21:20:49 ID:pvR4SbwP] バーチャコップでは実弾を使っていないと言う設定作りのためだと思うんだが 死人である筈のハウスオブザデッドのゾンビの赤い血でさえ修正食らったから 191 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 00:23:59 ID:fmVWIUik] 六、ものすごい超能力、ただし女性には効果が薄い 雑魚の男戦闘員に対しては テレパシーで精神を操って自殺行動を取らせたり PKでダンプトラック並みの衝撃を与えたり テレポートで上空数百メートルまで突き飛ばせたり パイロキネシスで燃やし尽くしたり凍らせたり できるのだが… なぜか女幹部に対しては テレパシーで精神を操るとHな気分になってしまい PKで吹き飛ばそうとしても素人のタックル程度 テレポートさせれば服だけが上空数百メートルまで飛んで本人は1メートルくらい上がるだけ パイロキネシスはちょっと暑い&涼しい程度 透視能力で裸を見て慌てる… そんな超能力 192 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 12:27:04 ID:OPaL5IAj] >>183 全裸よりも少し残ってるくらいが良い 193 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 23:48:49 ID:qr+hF65i] 当然だな。 194 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/12(火) 12:28:18 ID:ZSYKdOI+] 久々に魔装機神プレイしたら当時はリューネとミオ好きだったのに 今やるとサフィーネが好きになったのは間違いなくこのスレの影響だな 195 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/12(火) 13:47:31 ID:1UNUVwPa] おめでとう 196 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/13(水) 00:21:14 ID:q72WpwTt] 保守 197 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 01:22:14 ID:K0ofBvvJ] ゲッP-Xのヒッサーはどうだろうか? 198 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 12:14:35 ID:8FybbpIm] 悪の女幹部のお姉さんメインのエロゲーってないかなぁ 大抵は小娘のヒロインがメインなのが困る 199 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 18:54:24 ID:R68M5JCW] >>197 大好き。ヒッサーヒロインルートが記憶喪失ネタだったのだけが残念だ。 200 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 22:03:44 ID:K0ofBvvJ] 200get 201 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 12:58:38 ID:q6F7IpQ2] ゲッP-Xのどのルートか忘れたけどヒッサークローン製造工場が一瞬映るシーンあるよな。 すぐに爆発するけど。ぜひ、一体いただきたいなと思った記憶がある。 202 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 19:08:18 ID:XD+iSCjc] ゲッP−Xをここ数年探し続けているが、全然見つからないオレは負け組。 203 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 23:10:11 ID:69N5AmCC] 流れをぶった切ってすまんが 豪放磊落な武人幹部と官僚主義の女幹部は犬猿の仲。 そんなあるとき武人幹部はヒーローに大敗を喫し、 責任を感じて自害しようとする。そこへひょっこりと現れた 女幹部が、われわれ幹部への処罰の権限は大首領 ただ一人が有しており貴様に自害の権利は無い云々 と屁理屈をこねて自害を強引にとめる。その後行われた 大首領の裁断の結果はかなり温情的なものだった。 そして後日武人幹部は女幹部が彼の助命を 大首領に嘆願していたことを知る……。 という電波を受信した。 204 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 00:55:24 ID:wogMS+pI] >>203 さぁ!文章化だ!…と言いたいが、[武人幹部]で某ドバン家当主が出てきて吹いてしまう 205 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 01:17:59 ID:1y7s5FMw] ハンマー振り回す人ですね。 206 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 01:29:10 ID:BZTVWZ6j] じゃあ、女幹部は「ひぃっ」の人か? 207 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 03:56:11 ID:1y7s5FMw] 「ひぃっ」の人のBGM好きだったなぁ。なんかパンツァードラグーンみたいで。 208 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 21:08:25 ID:r6PnqiH4] 悪女の口調はどんなのが一番好まれるんだろう よくあるタイプでは 1・「何やってんだい!やっておしまい!」ドロンジョ様系アネゴ口調 2・「フフフ……たっぷり可愛がってあげるわ」ねっとり妖艶系 3・「オーホホホホ!今日が年貢の納め時ね!」高飛車口調系 4・「ふん、愚かな虫けらどもめ」人を見下す尊大系 こんなところか 209 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 21:11:52 ID:bO/NMLtg] な、悩むな〜。 とりあえずAかなぁ。 210 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 21:49:03 ID:4UDbMzOd] 5・「…死んで」何となく無口クールも追加してみた 211 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 00:06:19 ID:Pa5x9fN3] どれも捨てがたいが2 余裕たっぷりの女性がいざと言う時に すっかり冷静さを失うの萌え 212 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 00:24:09 ID:r+St+W1A] 複合的要素もあるからな…… 昨日お亡くなりになったグレンラガンのアディーネ様がここ最近のヒットな俺は1・4で。 213 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 13:56:10 ID:nqZHCr9j] 1はレイア様 2はネリア様 ザーラ様タイプ 3はキュレイア様タイプ 4はちょっと違うが黒百合様タイプ か? 214 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 01:04:31 ID:lTSV8jSc] 姐御口調は特撮の組織やファンタジーの女悪魔とかよりも ベルトアクションに出てくる女性型の敵キャラとかに合うな 215 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 12:43:23 ID:oOcNBxPo] 敵っ娘がでるやつで1番好きなベルトアクションって何? 216 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 14:58:03 ID:FnNDkjv9] ファイナルファイト 217 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 15:50:04 ID:t+fkpRx4] このスレ向けっぽいSSハケーン。超短編だが。 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177471895/127 218 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 16:43:58 ID:LHAgPCOj] なぁみんな、ネタで保守するのは構わんが、少し職人様がSS投下するの待たないか? 219 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 17:47:36 ID:JRWI7WyC] 気弱で内気な悪の女とかはいないのかねぇ… 220 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 22:10:16 ID:os9tH6Eq] >気弱 「あ、あのスイマセンが…死んでいただけませんでしょうか 貴方が生きておられると…うちの組織の陰謀の邪魔になっちゃうんですよ なので、首領がどうしても始末してこいと言われたんです… そんな手間とか痛い思いとかさせませんので…お願いしますよ…ねぇ」 >内気 「う、うちの組織の幹部はこの服装じゃないとダメだって言われてるんです こんな恥ずかしい格好…本当はいやなんですよ でも、そんなこと言えなくて… そりゃあ…○○(他の幹部の名前)さんだったら似合うかも知れませんけど… (えぐえぐ)みっともなくありませんか…」 こんな感じ? 221 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 22:16:45 ID:QNlNihAs] 俺がヒーローだったらそんな某ゆきぽっぽ見たいな女幹部殺せる自信ないな 222 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 22:40:11 ID:H4PoHTeZ] >>220 >気弱 このセリフでニコニコ笑いながら来る方がイイ。 223 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 23:32:36 ID:0QDaZFWv] 笑顔で来られたら逆に恐いな・・・((((( ゚Д゚))))) 224 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 23:55:56 ID:JiV/1s1p] >>221 「女幹部」の時点で殺せないくせに( ´∀`)σ)∀`) 225 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 00:13:59 ID:XwI+Dzc0] >>222 こういう台詞を切々と語ってから一刀のもとに相手を倒し 「ああ……これも宿世の定めなのですね」 と肩を落として去って行くのとか 226 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 02:31:01 ID:nmYbyLBs] ジュエルナイトクルセイダーズとかいうエロゲーの女幹部は 普段は気弱で内気で、幹部コス着ると高慢になるとかいうヤツだった 227 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 03:45:59 ID:8U/+nEze] 敵女幹部と恋愛できるエロゲーありませんか? 228 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 12:26:39 ID:rAmGC5Uo] >>225 逆に毎度毎度ヒドイ目に合わされて、えぐえぐ泣きながら退散するのもいいw 229 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 18:05:10 ID:2iksI+eY] >>228 どういうヒドイ目に合わされてエグエグ泣きながら帰っていくのかkwsk >>227 野獣戦隊シバルカンなんてどう…確かそういう展開あったはず… 230 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 18:05:19 ID:lqf/9XYg] さらにそのあとエロおしおき 231 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 22:51:20 ID:8U/+nEze] >>229 dクス。 さっそくググってみるよ。 232 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 02:55:16 ID:DtKhck75] 気弱なの考えてみた エロくないことに謝罪するが賠償は(ry おんなかんぶにっき はじめてのしゅつげき ○月×日 今日、私に戦闘部隊幹部の任務に付くよう辞令が来ました。 その…私を認めてくれたのは嬉しいのですが、…コスチュームが…その…。 …は、恥ずかしいのです。わ、私が普段着てる下着よりも身体を覆ってる所が少なくて…。 ○月△日 今日の講義は厳しかったです…。 怪人強化と兵器開発を担当されている先輩の指導を受けたのですが、内容も高度で質問も厳しくって…。 …ちょっと泣いちゃいそうです。 ○月□日 初出撃の任務が下りました。 象さん型の怪人さんと、戦闘員さん20人の編成で小学校を襲撃して子供たちを攫うという内容のものでした。 …結果は散々でした。 たまたま近所に居た敵の赤い人が応援を呼び、青い人、桃色の人達によって戦闘員さんたちがあっという間に戦闘不能になってしまい、 残っているのは私と怪人さんだけ…。 怪人さんは私に「戦闘員を連れて逃げろ」と叫びつつ、敵の3人に向かって突っ込んで生きました…。 …私ひとりの腕力では20人もいる戦闘員さんを連れて帰るのはどう考えても不可能ですが。 とりあえず本部に応援を要請して、怪人さんの援護に向かおうとした所…間に合わなかったことを思い知らされました。 怪人さんが正座させられ、そこに青い人が腰に手を当てて何か喋っています。…勝負あったみたいです。 でも、戦闘員さんたちを見捨てるわけには行きません。 赤い人と桃色の人が迫ってきますが、とにかく覚悟を決めます。 233 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 02:56:41 ID:DtKhck75] 「…か、可愛い…。」 「「…はぁっ?」」 お互いの間合いに入ったハズなのに、聞こえてきたのは裂帛の気合ではなく、間の抜けた声…。 私と桃色の人も、思わず間の抜けた声を上げてしまいました。 「幼い表情とアンバランスなセクシー衣装と肢体!まさに男を狂わせる小悪魔!素敵だと思わないか?ピンkふぉぐぇ!!」 「…胸無くて悪かったわね!!」 …なぜか仲間割れしている様子です。ダウンした赤い人に馬乗りになって、桃色の人がボコボコ殴ってます…。 …ともかく味方の救援まであと3分。怪人さんを助けに行こうと目を向けた時、…さらなる危機が迫っている事に気付きました。 怪人さんは体育座りをしてのの字を書いており、青い人が悠然と私のもとに向かってきたからです。 仲間割れをしている味方に冷たい視線を向けて、眉ひとつ動かさず私と睨み付け、こう告げたのです。 「…不法侵入に誘拐未遂。その悪行、見逃すわけにはいかない!!」 っ!すごい威圧感です…。…でも、あと3分もちこたえなきゃいけない! 相手は延々と口撃を続けてきます。…色々キツイ事を言われてるので、かなり泣きそうです。 そして…。もう駄目って思った時、視界が白い煙に包まれ、誰かに手を引かれました。 「こっちだ。」 「え?きゃっ!」 その手の導くままに走り続けていると 「…よく持ち堪えたね。部下もみんな無事だよ。」 あ、先輩だ…。私たち助かったんだ…。 戦闘員さんも怪人さんも近くに着陸している輸送ヘリに次々に収容されています。 「大丈夫かな?初めての任務は辛くなかったかい?」 本部への帰路、先輩に頭を優しく撫でられながら、こう聞かれました。 …ものすごく安心します。緊張が解けたのか、もう涙が止まりませんでした。 「ぅっ。ひぐっ。…怖かったです。あっという間に戦闘員さんも怪人さんも倒されちゃって、青い人のプレッシャーが凄くて、 しかもセクシーとか小悪魔とか言われちゃって…。お嫁にいけないですぅ。ふえぇぇぇぇん。」 「…(ピク)。ほう、そうか。…でも、今度ピンチになった時は私が助けに行ってあげるから。」 「せ、先輩ぃ。ふえぇぇぇぇぇぇぇぇん。」 234 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 02:57:56 ID:DtKhck75] ○月☆日 先日の出撃で大戦果だったことから、私たちの部隊に金一封の報奨金がでました。 目的の小学生誘拐こそ失敗したものの、敵隊員2人を戦闘不能にしたからとか。 …あれ?2人? 赤い人は確かに戦闘不能になっていましたが、もう一人は? 「…おや?おめでとう。大戦果だったそうだね。」 「先輩ぃ。私、私…。」 「ああ。あれは全て君の手柄だよ。…君は気にしなくて良い。」 そう言って微笑みかけてくれる先輩。…ちょっと笑顔が怖い気がしますが。 …それにしても何故でしょうか? 先輩の笑顔を見ていると顔が火照って動悸が収まらず、汗が止まりません。 これって…。 同日 某病院 「ブルー!お見舞いに来たわよ。」 「ああ。ありがとう。」 「なぁピンク!俺は?俺は!?」 「ベタだけど、フルーツの詰め合わせよ。」 「おぉ。すまないな。」 「ピーンークー!俺のは!?」 (ドスッ。ガシガシッ。グキリッ。) 「ふぅ、静かになった。そういえば、ブルー。いつの間に負傷してたの?」 「……あの時起こった事を在りのまま話す。」 「え、ええ。」 「先日、例の女幹部の事件以降、嫁からの風当たりがキツイんだ。君はロリ顔が好みなのかとか、女の子を言葉責めでイジメルのは趣味が悪いとか、 晩飯のカップ麺が何味が良いかとか何を言ってるかわからんと思うが俺もわからん。」 「…で、考え込みながらバイク乗ってて転けたのね。」 「…ああ。…ともかく今後の予防策として、救助対象や相手部隊に女が混ざっていた場合、お前に任せて良いか?」 「それは構わないけど…。救助対象と相手部隊、どっちにも居た場合はどうするのよ?」 「…その時は回れ右して帰っていいか?」 「却下ね。」 「…そうか。」 「…………な、ナースコール頼む(ピクピク)」 235 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 03:31:40 ID:32Ia0Cq4] ディモールトGJッ!! お久しぶりです。 236 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 05:13:26 ID:GR/UsTD0] GJ! 雑魚クラスな幹部ってのもシンデレラストーリーな感じがしていいなー 237 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 11:44:43 ID:/wCBMgZD] か、可愛い… 毎度GJです! 238 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 11:51:04 ID:0w+KA2Q6] 弱気幹部もいいものだと思えるからすごい。 ハァハァ しかしレッド自重しろ 239 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 12:34:00 ID:ZEVTj71k] あいかわらずどういう戦闘が繰り広げられているのか謎すぎるww 「ありのままに話す」とか小ネタもきいててたまらんです。 240 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 12:36:18 ID:NcHia03d] 黒百合の人ですか!相変わらずの神っぷり、最高です! 気弱幹部可愛いよ気弱幹部… 241 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 02:34:18 ID:zIzfvA+3] シバルカンは一話のサソリ怪人が良かった 変身前の人間に負けて捕まって一般人にレイ○されるところとか 242 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 21:06:44 ID:j4nkryyM] そういえば、あんまり『裏切りと愛の狭間』って話はないよなー…… 悪の秘密結社として首領に女幹部だが、同時に敵である正義の味方にベタ惚れ 個人的にはヒーローを愛しているが、一度誓った忠誠心を首領も裏切れない 幹部としての矜持とヒーローへの愛に苦しみ、やがて一つの決断を下す……みたいな いっそ自分で書くか 243 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 21:48:25 ID:EmK25PIv] 葛藤してたの龍牙さん位しか記憶に無いな… というわけでwktkして待ってるw 244 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 11:07:44 ID:BTIk4AC8] 女幹部のほうが苦悩してる話は無いな 俺もネタはあるけどどうもダラダラ長くなってまとまらん ワードパッドに書いては消してを繰り返してる …纏まったら投下して良いかな?前にもこんな泣き言言った気がするが 245 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 14:42:24 ID:guJwV/Fs] 誘いうけウザス 246 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 20:56:00 ID:2PtEcjjG] みんな仲良く 247 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 23:37:03 ID:mC1tjqOY] ヒーローにレイ○された仕返しに逆レイ○でお返しする 悪の女はどうだろうか? 248 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 23:55:41 ID:ncj+qDdU] レイプされた悪女ネタは少なくなかったが、お礼参りの逆レイプはなかったなw 249 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 00:21:55 ID:xYUxgQpr] まあレイ○で仕返しするヒーローでもいいけど 250 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 00:42:16 ID:JnxT3A4a] 敵の女幹部が乗っているロボットの中に忍び込んでセックスで操るヒーロー 251 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 01:01:39 ID:ejPazL7b] ぷろすちゅーでんと か 252 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:49:08 ID:qHImeTzT] >203のネタをベースに、気弱女幹部を俺ミキサーに掛けて ごちゃごちゃにしたのをちょっと書いてみた。 「もう我慢ならねぇっ、レンジャーのアホ共が!」  長い回廊を、がなり立てながらゆく大男の一歩に連動して地響きが伴う。  身の丈二メートルはあろうかというその男は、頭から湯気を出して心底から  怒っているようだった。 「昭造さん、まま、待ってくださぃぃ」  それを追いかける、今度はやたらと背の低い女が一人。見る物全てを破壊し てしまいそうな昭造に対して、彼女の表情はさながら小動物のようだった。  明らかにおびえている。  だが、それにも関わらず女は、はっしと昭造に背後から組み付くと小さな体 を目一杯に使って羽交い締めにする。 「うがあっ放さんかい、なな子ぉ! 今日っちゅう今日は、あんガキャぶち殺 しちゃるんじゃあ!!」 「だ、ダメですっ。あいつらは正攻法で何とかなるほど甘い相手じゃない事は 昭造さんが一番解ってるじゃないですかぁ! どうしてそう猪突猛進なんです かあんたが失敗するたびに、処理に奔走する私の身にもなってくださいよっ」 「じゃかあしぃ、小細工で惨敗しとるおどれが言えた事か。ワシにはワシのや り方がある! しばきあげりゃあ、どんな奴もいつかくたばるんじゃ!」 「無茶苦茶ですよぉぉ」  昭造はしがみ付くなな子を引きずったまま、さらに回廊を突き進んでいく。 そのまましばらく引きずり回した挙げ句、ひょいと片腕で後ろの彼女をつまみ 上げると、ぽいと地面に捨ててしまう。  キャンと子犬の様な悲鳴を上げて尻餅を付くなな子。 「痛ぃ……うう。もう知りませんからね、どうなったって知りませんよ!」  その場にぺたんと座り込み捨て台詞を吐くが、それにも昭造はひらひらと手 を後ろ手に振るだけで相手にしなかった。その姿はみるみる内に小さくなって いき、やがて豆粒のようになって消える。  後に残されたのは、なな子一人のみであった。 ・・・ 253 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:51:30 ID:qHImeTzT]  昭造がバイクを駆って基地を飛び出す。猛烈な速度を出して向かう先は、  敵レンジャーの基地だ。彼らは国防だとかなんだとかで、自分たちの所在を 秘密にせずに公にしていたため、場所の特定は容易である。  無論、それはどんな敵が襲撃しても返り討ちにできるだけの自信の裏返しで もあったのだが、そんな事は昭造には関係がない。  その背中に巨大なバズーカとガトリングガンを担いでひたすらにアクセルを ひねって突き進む。  あっという間にレンジャーの基地が見えてくると、昭造はさらにバイクの  速度を上げて突撃する。  その様子は、レンジャー基地の監視にもはっきりと見えていたようで警報が 辺りに鳴り響くと迎撃とばかりに砲撃が昭造のバイクに次々へと襲いかかって は爆発する。  昭造はそれをもひらり、ひらりと見事な操縦テクニックでかわしながら、  コクピットのパネルを操作すると、バイクのカウリングから羽根が飛び出す。  そしてテールノズルから爆炎の噴射が始まって前輪をたかだかと空へ向ける と、バイクは一気に宙へと浮かび上がった。  いよいよ速度は増してゆき、とうとう迎撃すらかいくぐって基地の喉元へと 舞い上がると昭造は勢いをつけてバイクから後方へ飛び上がるようにして脱出 する。 「うらあっバイクミサイルじゃあ!」  主から離れて弾丸となったバイクが敵の基地へ衝突して、本当にミサイルを 落としたかのような大爆発が起きる。すると、 「うはは……出てきよった、紙飛行機どもがっ」  その爆風に紛れて、レンジャー達の戦闘機が二機、飛び出してくる。二つが 合体して巨大な人型ロボットになる彼らの切り札だ。  爆風に打たれながら滑空する昭造は、次に背中のバズーカを手に取ると落ち ながらトリガーに指をかけて発砲する。  ばすんと巨大な弾が押し出されて戦闘機に襲いかかる。敵はそれを機体をロ ーリングさせて回避したように見えたが、その直後に砲弾がくるりと向きを変 えて後ろから襲いかかり、命中する。  再び大爆発がおきるがさすがに耐久性の高い相手である、撃墜するとまでは いかず、飛行安定性に支障をきたした程度であった。  被弾した方を救うためであろう、少し離れた所にいた片方の戦闘機が向かっ てくると、あちこちの形を変形させながら被弾した戦闘機の後ろ側につっこん でいく。  被弾側もジェット噴射を止めて形を変えていく。例の巨大ロボットになろう としているのであろう。しかし、その隙を逃す昭造ではない。 「こんバカタレがー! そりゃあ敵の真っ正面で撃ってくださいと言うとるよ うなもんじゃあ!! いつも待ってもらえると思うな!!」 254 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:52:17 ID:qHImeTzT]  そういって空になったバズーカを捨てると、もう一つの巨大なガトリングガ ンを持って弾をばらまいていく。弾のひとつひとつが意志でも持っているのか そのどれもが一発も外れずに結合部分へと集中的に衝突していく。  すさまじい爆音と共に、脆弱な箇所を削られた二台の戦闘機は無理矢理引き 離されると、つぎつぎと襲いかかってくるガトリングガンの弾に剥き出しにな ったエンジンを破壊されて、空をきりもみして舞った後に爆発して散った。  それを見て高笑いする昭造。 「どーじゃ見たかガキ共があっ」  しかし、その笑いは長くは続かなかった。もうもうと舞う爆風の中から、 今し方撃破したはずの戦闘機が、しかも合体して巨大ロボットとなった姿で ぬうっ、と音もなしに現れたのだ。 「なんじゃとうっ」  滑空が終わって地面へと着地した昭造は、ガトリングガンを大空へ向けて 放とうとしたが、弾が切れてしまってむなしく砲身が回転するだけだった。  巨大ロボットからレンジャー達の声が聞こえてくる。 「あの戦闘機は自動操縦のダミーだ。俺たちをそう簡単に倒せると思うな!」 「こん外道!!」 「外道はどっちだっ。お前達を許しはしない!」  その言葉と共に、巨大ロボットが唸りを上げて昭造へ急降下してくる。その まま巨体で押しつぶすにせよ、満載した巨大重火器で丸焼きにするにせよ、 等身大の相手を消し去るには十分な威力があろう。  急降下しながらも巨大ロボットは万歳をするかのような姿勢になって、指先 を昭造へ向けるとそこからミサイルを発射する。  轟音をたてて襲いかかっていくミサイルを、昭造は走って避けようとしたど うにもならず、直撃こそ免れたものの上がった爆炎に両足を吹き飛ばされる。 「うぐあ……!」  無事だった他の部位もズタボロにされて、昭造が転がっていく。 「ぐぞ……ワシがあんガキャ共に……」  そして近くに巨大ロボットが降り立つと、上の方からリーダー格らしき赤い スーツをまとった男が飛び降りてきて昭造の前へと立った。  マスクに覆われていてその素顔は解らなかったが、おそらくは昭造を睨み付 けてこう言った。 「一人で来るなんてバカか貴様は。いい加減に降参したらどうなんだ」  大地に血の混じった唾を吐き捨て、残った両腕で上半身を支えると敵を睨み 返す昭造。 「じゃけえ、悪党が簡単に降参したらつまらんじゃろおが……おどれらをぶち 殺すまで、このケンカは終わらんど!」  歯をむき出しにして言う。足がなくとも一歩も引かぬとばかりに眼光も鋭い 姿に、彼を圧倒してきた相手もさすがにわずかに後ずさるが、 「ならば、貴様を殺して終わりにさせてもらう!」  と叫んで、怯んだ気配をかき消すようにして息も絶え絶えの昭造に躍りかか る。 255 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:53:56 ID:qHImeTzT] 「覚悟しろ!」 「ぐおお!」  ぐわっとその影が昭造に覆い被さるが、そのとき巨大ロボットの側で爆発が 起きた。  反動でロボットがよろめく。  中に搭乗している残りの人間があわてて姿勢を制御するが、操縦者が欠けて いるせいで立ち直りにいささか時間がかかってしまう。 「なんだっ」  赤いスーツが振り向くと、地面からモグラのように顔を出した、先端にドリ ルのついた巨大な戦車が巨大ロボットめがけて、次から次へと砲撃を加えはじ めていたのだ。  それに巨大ロボットが再び飛び上がって逃れようとすると、その隙に地面か ら一気にはい上がったドリル戦車が轟音を上げて昭造達へと向かってくる。  そして中から一斉に黒ずくめの兵が飛び出してくると、それぞれが手に持っ た重火器で巨大ロボットを砲撃してドリル戦車へ再接近できないようにする。  残った兵はドリル戦車と共に昭造達へと向かうと、赤いスーツに次々と飛び かかって襲いかかるが、応戦する赤いスーツは強く、兵達はなぎ倒されてしま う。  それでも数にものを言わせて赤いスーツは動き封じられて、ドリル戦車の接 近を許してしまう。  戦車は昭造のすぐ側までやってくると巨体を停止させる。  声がひびいた。 「昭造さん、助けに来ました」 「な、なな子……」 「聞けぇレンジャー共ぉ。今、レッドの命運は私が握っているぅ……見のがし て欲しければ、我々がこの男を回収して撤退するのを黙認せよぉ」 「なんだと……」 「聞き入れられないなら、この場でレッドをぶち殺し、我々は最後の一人にな るまで貴様らと戦うであろぉ」 「……く、解った」  巨大ロボットの動きが止まる。それに連動して兵たちの動きも止まると、再 びドリル戦車から数人の兵が飛び出してきて昭造を抱え上げると、素早くドリ ン戦車へと戻っていく。  他の兵たちもじりじりと銃口を敵に向けたまま後退して戦車へと撤退する。  同時にドリル戦車は数発のミサイルを発射して相手を牽制すると、ドリルを 回して再び地中へと逃げ戻っていくのだった……。 ・・・ 「うう」  鈍い光に照らされて昭造が呻くと、ぼんやりとその意識を覚醒させていく。  そのおぼろげな視界の中に、神妙な顔をしたなな子の姿が目に入る。 「ん……なな子か。ワシは……」  つぶやく昭造に、なな子が呆れたようにつぶやく。 256 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:54:50 ID:qHImeTzT] 「吹っ飛ばされた両足は、サイボーグ化でなんとか直しておきましたよ。あん たの勝手に首領はたいそうお怒りです。どう言い訳するつもりですか?」  その言葉に、少しの間をおいて昭造は答える。 「……なな子、修理ついでじゃけえの。ワシの体に核弾頭を植え付けい、それ と特攻機を用意してくれ」 「なっ何言ってんですか!」 「ワシを殺せば街も吹き飛ぶ。奴らに街を犠牲にする気迫はねえ。人間爆弾で 奴らの基地へ殴り込んで壊滅させちゃるわ!! それなら首領も納得するじゃ ろうが」 「そんなっ」 「じゃかあしぃ、人生死んでなんぼじゃあ! はようやらんかい」  とんでもない事を言い出す昭造に、なな子は目を白黒させてしまう。昭造は もし言う通りにしなければ、そのままレンジャー達の基地へと再殴り込みを掛 けかねない勢いだった。 「だ……だめですっ。我々の生死の権限は、首領お一人が握っているんです。 勝手に死ぬなんて私が、いや首領が許しませんよ」 「ここまで失敗しとってまだ生きろっちゅうほど首領は甘くないわボケぇ」 「そ……そこは、私がなんとか言い含めておきます。とにかく、勝手に死ぬの は許しません」  いつになく言葉に感情が含まれるなな子に、妙な感覚を昭造は覚える。普段 ならもう少し理知的で計算高い物言いをするはずなのだ。 「なあに……ワレ、やけに食い下がるのお。あんガキ共をぶち殺すんじゃけえ 、言う通りにせえや」  そう言うと、しかし返ってくる言葉はさらに感情的なものになった。 「ダメったらダメぇ! だって……!」  その言い方に多少面食らった昭造は、語気を和らげると仏頂面で、だってな んじゃ、と問う。すると思いも寄らぬ答えが返ってくる。 「昭造さんに死なれたら、私の生きる意味がなくなっちゃうもん……!」 「は、はあ!?」  なな子の言葉の意味が理解できず、昭造は素っ頓狂な声をあげて答える。 なにをわけの解らないことを……と言おうとするが、それは突然重ねられた、 なな子の唇に遮られることになる。 「んむっ!」  しばらくなな子は昭造に吸い付いて、もぞもぞと体を震わせると、やがてゆ っくりと離れていく。  その子供っぽい顔を紅潮させると、今度は横になっている昭造に覆い被さる ように抱きついて、鼻と鼻がぶつかるほどに顔を近づけて言った。 257 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:56:50 ID:qHImeTzT] 「あんたを助けるのに、私がどれだけ首領に無理いってドリル戦車を出撃させ たと思ってるんですか。それなのに……死にに行くなんて絶対だめ!」 「なな子……」 「それでもって言うなら私も一緒に死ぬぅ!」  手足をばたばたさせて言う、彼女の匂いが昭造の鼻孔をくすぐった。 「なんじゃ……いつも高慢ちきのくせして、ひよこみたいな声だしよって…… わあった、わあったわい! 人間爆弾はやめじゃ!」  瞳を潤ませて迫るなな子に、さしもの昭造も毒気を抜かれてしまう。それも そのはずであろう、なにより形式を重んじる彼女は、破天荒一筋の昭造とは 天と地ほどに考え方がかけ離れており、普段は衝突してばかりなのだ。  しかし、今日ばかりは違った。特攻をけしかけられるどころか、キスまでし てそれを阻止されたのだ。  そんな事を彼女にされるなどとは、夢にも思っていなかった事だ。 (この女、なんか企んどるんじゃあるまいのう)  あまりの豹変ぶりにいぶしかんだが、どのみち死ぬと決めた命である。今更 女一人にどうこうされて問題になるものではないとして、それを考えるのを止 める。  しばらく黙っていると、またなな子の方から口を開いた。 「昭造さん」 「……なんじゃい」 「私、本当はあんたに憧れて組織入りしたですよ。でも無茶ばっかりするから アンチになる存在がいないと歯止めが掛からなくなると思って……」 「ほんまけぇの」 「ほんまでぇー!! はっ、げほげほ。嘘と思うなら、これが証拠です」  なな子はそう言うと起き上がって、ぱらりと着ていた服を剥いでしまった。 同時に露わになった下着も脱ぎ捨てると、一糸まとわぬ姿となって昭造の胸板 に体を沈める。  そして、そのまま下へずれていくと、下着から盛り上がっている肉棒を二、 三度手でさると、そのままずりおろしてしまう。  生死の淵を彷徨った挙げ句に抱きつかれてキスされたせいか、昭造のそれは すでに大きくそびえ立っており、下着の拘束が解かれた瞬間にぶるんと天を仰 いで顔を出す。 「わりゃ、なにすんじゃあ!」  昭造は抗議するが、なな子は聞く様子もなく、 「ここは無事でよかったですね。だいぶ溜まってるでしょ、抜いたげますよ」  そういって昭造の肉棒を愛おしそうにほおずりすると、舌で先っぽをちろち ろと舐めると、そのままぽっかりと口を開けて飲み込んでしまう。  ゆっくりとストロークを加えていき、口の中では舌で先っぽを舐め回しなが ら愛撫する。  それをしばらく続けると、なな子の言う通り溜まっていたのであろう、昭造 はぶるりと腰をふるわせるてあっけなく白い液を吐き出した。  なな子をそれを全て飲み込むと、最後に口をすぼめてゆっくりと液を舐め取 りながら口を離した。 258 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:58:24 ID:qHImeTzT] 「うぅん、昭造さぁん……」  猫なで声で昭造にすりつくなな子。  いつもの態度から豹変した姿に、昭造は妙な興奮を覚えると横になっていた 体をがばっと引き起こしてそのまま、なな子を抱きすくめながら押し倒す。 「なな子!」  小さく叫んで、その顔に釣り合わずふくよかに膨らんだ胸に手をかけると 強引にこねくり回す。痛みが走ってなな子は呻くが、構わず顔を近づけて乳首 を中心に舐めていくと、先ほど彼女がやったようにそのまま下へずれていくと これまた可愛らしい顔に似合わず、深い林に覆われた所へとたどり着く。  少しばかり湿っていたそこへ割って舌を侵入させると、ほじる様にして何度 も舐め取っていく。そのたびになな子から甘い吐息と小さな悲鳴が漏れる。 「あふっ……ああっ」  それと共に、みるみる内に割れ目から噴出する愛液で股間は濡れそぼって、 男を迎え入れる準備を整えていく。それをぴちゃりと舐め取ると、昭造は上体 を起こして、己の肉棒を数度こする。 「うう……ワシャ、もう我慢できんで。覚悟しいやなな子!」 「来てぇ。いっぱい愛してくださぃぃ」  両の手をさしのべて誘惑するなな子。その波に乗るかのごとくして昭造は 肉棒を秘所にあてがって突き入れると最初はゆっくりと、そして徐々に速度を 上げてグラインドしていく。  なな子から上がる嬌声は先ほどよりも甲高くなり、昭造が一回腰を突くたび に子犬の様な鳴き声を上げる。  二人は本能にまかせて獣の結合を続けるが、その最中、肉棒を出し入れしな がら昭造が問う。 「なな子ぉ……われ、ワシのどこらへん気に入ったんじゃあ。皆目見当もつか んでぇ」 「全部ぅ」 「なんじゃあそりゃあ」 「理屈こねるのはぁ……あぅっ、あんたらしくないですよ……あんっ」 「じゃかしいわい、妙ちくりんな事ばかりしよって……うう、もう辛抱たまらん」  限界が来て昭造は肉棒を彼女の中から引き抜こうとしたが、 「あっ」  と、なな子がそれを止める。 259 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 00:59:53 ID:qHImeTzT] 「抜かないでくださぃ……そのまま出してぇ」 「わやな事を、孕んでしまうでぇ」 「いいです。昭造さんの子供ならいいですぅ」 「ええい、ほーかいっ。ならもう、まぜくり返しちゃるけぇっ」  そして昭造が呻いて、なな子の中で子種をばしゃりとぶちまけていくと、 その感覚になな子がひときわ甲高い悲鳴をあげて昭造にしがみつく。  しばらく二人はその姿のまま固まっていたが、やがてふっと脱力して離れる と昭造が放心してうなだれたなな子を抱え上げる。 「……守らんとならんもんが出来てもーたわ。もしかすっと、うまい事のせら れたかのぅ」 「うふぅふ……も、逃がしませんよ。死ぬ時は、一緒、ですぅ……」  なな子の言葉に、頭をかいてため息をつく昭造。わあったわい、とつぶやい て返すと、それに安心したのか慣れない戦闘で無理をした上に昭造と繋がって 疲労が極限に達していたなな子は、寝息を立て始めてしまうのだった。  ……この後、二人の組織とレンジャーよりも戦力の上回る第三勢力が現れて 二つの組織は手を組むことになるのだったが、今の彼らにはそれを知る由など あるはずもなかった。 おしまい ……広島弁はちょっと間違ってるかもしれない。 260 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sagf [2007/06/25(月) 06:11:32 ID:eoicRe6J] グッドジョブ 261 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 08:43:54 ID:E5HixEom] GJ! 262 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 19:15:06 ID:f3DAXFPS]  気がついたら 同じ作戦ばかり   そしていつも同じ展開でやられる  諦めずに 人質とるのに挑戦するけど  すぐに取り返されるよ ※  正体わかれば 楽に   敵基地まで 着くけど  何回やっても 何回やっても    正義の味方が倒せないよ  あの必殺何回やっても避けれない   後ろに回って 撃ちつづけても  いずれはビームに飛ばされる   物量作戦も試してみたけど  雑魚戦闘員じゃ意味が無い!   だから次は絶対勝つために  脱出の装置だけは最後までとっておく 263 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 23:14:30 ID:4OVECGby] 広島弁ィィw GJ! 264 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 15:06:50 ID:DAYaBje6] 女怪盗はどうだろうか? 265 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 23:13:22 ID:x66aF7FF] 実はスレがある ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148309887/l50 266 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/28(木) 14:18:49 ID:KTyK4C0a] ホシュばっかりだ 267 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 09:47:09 ID:V2DTSWdL] 電柱組並にアホい組織の女幹部と副官で楽しく妄想を書き連ねていたら、 ただのオフィスラブコメになってもーた…。 企業の合同就職説明会の会場で、 露出度高い戦闘服のまま女幹部とお供の女戦闘員が学生と面談しているブースに うっかり入ってしまったヒーロー(就活中)。という電波を受信。 ハレンチ戦闘服に大興奮の男子学生を前に平然と面談する幹部の影で、 恥じらって身体をちぢこめる戦闘員。 物陰につれこまれ悪戯されそうになっている戦闘員を発見して助けに入ろうとするも、 「ん?悪は倒した方が良いが、この場合どっちが悪なのだろう…」 と考え込むヒーローとかはスレチかな? 268 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 10:53:24 ID:0nd3E8j3] いや俺的には大いにアリ 269 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 11:01:27 ID:S9ePtAup] ちょっと無いかな… 270 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 12:02:20 ID:oVlwOIsy] アリアリ 271 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 13:54:58 ID:ZztttLgm] ナシなハズないじゃないスか! 当然激アリで! 272 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 23:26:17 ID:QVxvHKq3] >>247 リアルバウトハイスクールの七瀬はどうだろう? レイ○編 主人公とリングで戦う    ↓ 主人公を挑発する    ↓ 主人公苦戦するも鎖で首を絞めそのあと縛る    ↓ みんなが見てる前でスカートずりおろす    ↓ おしりが腫れ上がるまでおしりぺんぺん    ↓ 泣いて許しを請う    ↓ ボスに仇をとってとお願いするがムシされる    ↓ ボスも負けて そのあと他キャラからしりがでかくなったなと言われる      うろ覚えだがこんな感じ 273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 23:32:59 ID:QVxvHKq3] 逆レイ○編 復讐心を募らせてきた七瀬    ↓ 主人公のスキをつき首に鎖を巻きつける    ↓ 主人公七瀬にキスをしようとしてひるんだところで反撃しようとする    ↓ そこで逆にキスを仕返す    ↓ 主人公が窒息するほどに    ↓ その様子はしっかりビデオに撮られる 逆レイ○復讐編はうろ覚えだけど こんな感じだったと思う 274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 01:19:42 ID:A8D7Ty2z] >272-273 確かに七瀬は悪の女っぽいが…そのストーリーには致命的な欠陥があるな。 …シズマは主人公じゃないぞw 275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 02:16:25 ID:oMqjGTla] どんな話なのかkwsk 276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 22:49:18 ID:EvSE57gE] 普通の学園格闘ものです たまに異世界に召喚されたりする 277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/04(水) 02:08:40 ID:j2l50xe6] 9:30くらい ttp://jp.youtube.com/watch?v=dWD-gzy18nI 女幹部がこんなド辺境を任されてるときは、だいたい大ボスと確執があるときだよな 278 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/04(水) 23:16:54 ID:jbnZ48bf] 主役キャラよりでかい女幹部にも萌えたが… …それ以前に安っぽいキャラの動きお腹一杯な件www 279 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/05(木) 02:21:14 ID:kZwAkveE] ttp://www112.sakura.ne.jp/~aikawa/newpage1.htm ここのラジカルファイブに悪の女幹部がエロおしおき されるSSがあった 280 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/06(金) 12:11:56 ID:WeCXHHtp] さがりすぎ 281 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/07(土) 19:39:57 ID:rj4wd+y3] 流れを切って。 エロエロしさは無いのですが、悪の女?ということで投下させてください。 (1) 瞼に刺す痛みを感じて眼をこじ開けると、目映い光に網膜が焼き付き、視界が利かなくなった。慌 てて目を閉じるのだが、苦悶で意識が冴えお陰で半分寝ていたような身体の感覚が徐々に目覚めて くる。 一体全体なんなのだ。 呻いて身じろぎをしようにも四肢ががっちりと押さえ込まれていて、まず動けない。 「あ、目が覚めた?」 鈴を転がすが如き澄んだ高い声に、正体を確かめるべくゆっくりと瞼を開く。薄目を明けた段階で 既に目映い光が自分にさしかかっているのだが視界の隅は比較的暗い。そちらに視線を向けるよう にして徐々に慣らすと、そこがやけに白色の灯りが照らす室内で、自分の上には煌々と一際明るい ライトが照らされていることに気付いた。何と目を凝らせば天井には鏡があって自分の姿が確認で きる。 素っ裸の上、両手首と腕の付け根がベルトのようなもので台の上に固定されているではないか。 「おはよ」 俺の視界を遮って、いきなり鬼が顔を出す。 「ヒィィィ!」 長く細い角に紅くつり上がった口から牙を出しやぶにらみの眼をした女の鬼だ。余りに突然の、般 若の登場に俺は再び気絶してもおかしくない恐怖を感じた。 だがみっともない悲鳴にきゃらきゃらと軽やかな笑い声がして、般若はその顔に手を添えて面を取 り外してみせた。黒髪の少女が無邪気な笑顔を浮かべて覗きこんでいる。 ばくばくと脈打つ心臓が、僅かに心拍数を落とす。 小さな顔に大きな眼、ちょんとつまんだ小さな鼻、びっくりするほどの美少女である。なんだ…お 面だったのか。質が悪い冗談だ。 しかし果たして俺にこんな、推定年齢十六、七の美少女の知り合いが居ただろうか。 だらけた大学生生活を振り返って見ても否、である。 そもそも何で俺はこんなところにいるのか。 記憶を辿り眼を覚ます前の前、つまり意識が途切れる直前の出来事を思い返す。 282 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/07(土) 19:41:36 ID:rj4wd+y3] (2) 「食らえ。必殺、レッドカードフラーッシュ!」 言語明瞭意味不明の必殺技…そう、俺は或る地域の平和を守る私設防衛軍の直接戦闘部隊リーダー だ。某三流大文系の二年生でアパートの外廊下に置いた洗濯機で洗濯をしているところ、通りがか った近所の住人に「おはようございます」と頭を下げたことが原因で、この防衛軍にスカウトされ た。今時珍しい礼儀正しさを持っているから。というだけの理由で。時給は1000円。危険手当無し。 しかし、勤務中は施設でのまかない飯付がついてくる。その魅力で思わず入隊した俺…。全て貧乏 が悪い。 己の迂闊さを呪いながら日々どこからともなく現れる世界征服をもくろむ敵を相手に、仲間と手を 取り合って戦い地域の平和を守ってきた。 そして先日敵主力と目される部隊の破壊活動と遭遇、交戦状態に陥った。 雑魚戦闘員はピンクとイエローに、海洋生物のような触手をうねうねとさせた造形の怪人はブラッ クとブルーに任せ、俺はその後ろで指示をしていた隊長らしき鬼の面をつけた黒衣の敵と鍔迫り合 いをしていた。 鬼といっても般若面のうえ、自分よりも遙かに小柄な体躯の相手は呆気にとられるほど非力で、内 心は「え、まじ?俺隊長相手に楽勝じゃねぇ?!」と小躍りしたものだが甘くはなかった。 般若が振り回す大刀と俺の特殊合金ソードで押し合いへし合い、相手が力任せに押し切ろうとした 所を跳ね返し、ボディががら空きの隙をついて必殺技を浴びせてとどめを刺さんとする。 殺った。 そう確信した瞬間、俺は何か分厚い壁にぶつかったような衝撃を受けて、しりもちをつくことにな る。 何が起こったか分からずに呆然としていた俺の前に、女が仁王だちしていた。 ピンヒールのロングブーツで長いあんよの殆どを多い、鋭角に切れ上がったハイレッグと深く胸の 刳れた露出度高いボディスーツ、長いケープを肩に掛けたプレイメイツも裸足で逃げ出す超グラマ ラスパツキンジンガイ美女。但し、唖然とするほど背が高い。なんというか、地べたに腰を下ろし た俺からすると雲を突かんばかりの迫力がある。辛うじてその背丈が人間の常識内に収まっている と判別をつくのが、周囲背景との調和だ。 彼女の背後で、般若が無様に腰を抜かしてへたり込んでいるのが伺える。 「…う…うわーん、ママぁっ!」 ママ?!ママとな! しかもめっちゃ可愛い女の子の声だったぞ?! どこに逃げ遅れた母子がいるのか。視線を巡らせたが、俺の視界には戦いを繰り広げている敵兵士 と仲間の姿しか見えない。 「どこで油を売っているのかと思えばっ!お遣い一つ出来ないのか!」 美女は京劇に似たどぎつい化粧に彩られた眦をつりあげて、俺に向かって怒鳴った。 ええ?俺ですか?!っつかあんた誰。 「だって、イソギッチャンが今なら邪魔者がいないからって…」 するすると黒衣の般若が美女の脇に寄ってくる。それを、美女は俺から眼を離さないまま、頭部を 甲斐繰り撫でた。ママって…あんたのことですかい!そして般若…お前…! 俺の胸に走った衝撃をどう説明すれば理解して貰えるだろうか。 「部下のせいにするんじゃありません!そろそろお昼にするから帰るわよ!」 「はーいっ!みんな帰るよ〜」 般若の脳天気な呼びかけに、なんと戦闘員と怪人がまたぞろ異空間ホールへと飲まれていくではな いか。…こんなアホっぽい奴らを相手に俺たちは戦っていたのか。ある種の敗北感と後悔に飲まれ そうになっていた俺だったが、仲間の鋭い声に正気に返った。 「くそ、逃がすかぁ!」 「誰が逃げるか」 武器を構え駆け寄ってくる仲間に、鷹揚に振り返った女は五指から蒼い光線を発生させ彼らに直撃 させる。高出力レーザーらしいそれは仲間達を焼き周囲のものを破裂させる。足下のアスファルト が深く抉られ粉塵が舞った。 そのまま般若の肩を抱いてホールへと足を向けた女は、だが途中で歩みをとめて俺に向き直る。構 えた指先から再びレーザーの蒼い筋が伸び…。 283 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/07(土) 19:43:09 ID:rj4wd+y3] (3) 次に眼を覚ますとこの有様だったわけだ。 ここは一体…病院か?…と思いたいところだが普通の病院は人の手足を拘束したりはしないだろう。 例え目の前の美少女がピンクのナース服を着ていても。っつーか声からしてお前、あの般若か。あ の怖いお面の下にこんな美少女が居たとはお天道様もご存知有るまい。ということは、ここは自動 的に…。 「敵のアジトか!」 「だいせいかーいっ!」 いえーいっと何が嬉しいのか、緊張感の欠片もないノリノリでの回答、有り難う…俺はもう死にた いよ。 しかも、首を回して確認できる限り周辺にはどんな用途に使うのか分からない装置が設置され、向 こうでは数人の人影が蠢いてガシャガシャと何かを弄っている。 「…厭な予感がする…」 「どんなぁ?」 「…なんとなく」 脳天気な問いにうっかり答えてしまったが、ナースな美少女は俺の目の前にあるファイルを差し出 してきた。 「どれがいーい?」 どれといわれても、お嬢ちゃん? なんですか、その…今まで俺たちが倒してきた怪人と五十歩百歩のデザインをした不気味なグラフ ィックの数々は。こいつらと戦えということだろうか。 一抹の不安を押し殺し、それだけは勘弁してくれと願って現実逃避の予想を立てる俺の心境などま るで無視したこれまた明るい声色で彼女は否定する。動きに添ってさらりと肩を流れた、癖のある 黒髪が愛嬌だ。 「どんな怪人になりたい?」 …やっぱりな。 そう来ると思ったよ。 この手術室みたいな部屋からしてな。 「断固、断る!」 「花乃子はねーぇ、うつぼさんとかいいと思うのー」 「ざけんなクソ餓鬼っつか、かのこってだれだ、かのこって!おまえがかのこか!」 「ポルカドットモレイは紫に白い水玉の入ったカラフルな種類でかわいいよ」 「人の話をきけ、かのこーっ!」 会話にならない間抜けなやりとりに俺は早くもうんざりして言葉を失っていた。逃げたくても、特 殊スーツへの変身用ブレスはとっくのとうに取り上げられている。 花乃子は向こうで固まっている医師団らしき連中にファイルを持っていって、嬉々として説明して いる。このままでは俺は花乃子曰くのポルカドットモレイ型ウツボ怪人に改造されてしまうらしい。 「…な、なあ。花乃子。改造よりもまず俺たちの組織とか聞き出さなくて良いのか?その…お前達 の敵のことをもっと知りたいとか…」 「改造してから聞けばいいだけじゃん」 そりゃごもっともで…。 時間稼ぎもあっさり頓挫してしまい、俺に残された手段は般若心経でも唱えるくらいだ。 俺はこんなアホな敵に捕まって改造され、次に地上に出るときにはかつての仲間に刃を向けなくて はならないのか。いっそここで自害できたら…でも正直俺は未だ死にたくない。理性と本能の葛藤 に思い悩んでいたその時のことだった。室内にブザーが鳴り響き、扉が開く。 284 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/07(土) 19:45:30 ID:rj4wd+y3] そこには、これこそ真なる敵、俺たちを指先から発するレーザーだけで翻弄した女がいた。 「ママ〜」 いそいそと花乃子が駆け寄りしがみついた。女の超爆乳に花乃子の顔がぱふんと埋まる。なんと羨 ましい…。 「まだ遊んでいたの?花乃子。おやつ買ってきたんだけど」 「美味しそう!」 某外資系ドーナツ屋のロゴが入った箱をぶら下げている女は後ろに若い男の戦闘員を従えている。 彼にティーワゴンを押させて優雅なものだ。…で、誰がそこまで行って買ってきたのだろう…。 そして金髪の女が、何故、黒髪の娘のママなのか。問いただしたくもある。勿論、断じて一個人の 好奇心だなどではなく、生きて基地に戻ったときの参考資料としてだ。 「早く改造型を決めて、手術を見学しながらお茶しましょう」 眦を緩めて微笑む彼女は母の慈愛に溢れていたが、台詞は物騒だ。 「いやいやいやそれは断る!」 「捕虜に意見する権利はない」 花乃子に対する女性らしい言葉遣いは、俺に対して冷酷でとりつくしまもない。しかしここで怯ん では、俺の将来はウツボだ。 「ハーグ協定では捕虜の人権をだな…」 「我々は地球人類ではないのでそんな陸戦協定は無意味だ」 「俺たちの秘密は知りたくないのか!基地とか、変身システムとか」 「全然」 女は首を振った。まさに子の親にしてこの子有り。親子揃ってだめだこりゃ。 「地球人の男は既にサンプルが居るしね」 ちらと女は視線を背後に向ける。執事よろしくワゴンでお茶の用意をしている戦闘員が慎ましく俯 いた。横顔を見るだけでも随分整った顔だ。さぞや地上ではもてていたことだろう。俺たちが戦っ ている一般の雑魚とは服装が違い、結構凝った作りの衣装だ。それだけでも贔屓されているのが察 せられる。 「…おい花乃子、あいつは?」 既にドーナツに注意が向けられている花乃子にそっと囁くが、花乃子は気遣い虚しく、平然と言い 放った。 「ママの恋人の柚木くんだよ」 「花乃子!」 そのママとやらの白皙に朱が走る。どうやら照れているらしい。その恋人の柚木とやらもだ。二人 揃ってもじもじと身体をくねらせ、そっぽを向いている。なんかぼそぼそとママが言い訳をしてい るが屁のつっぱりにもならんし、終いにゃ男の影に隠れて恥じ入っている。 彼女居ない歴=年齢の俺には鬱陶しい限りだ。しかし。 …そうか…その手があったか。 だが俺はというと、柚木ほど顔の造作が良いわけでもないし、二匹目の泥鰌になることは期待でき そうもない。希望は見えた途端に現実に破れる。しかし一縷の望みにかけてみた。 「…花乃子…お前、可愛いな」 「そお?レッドくんもポルカドットモレイになったら可愛いよ」 …やはりといおうか。おべっかは通じなかった。 285 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/07(土) 19:48:14 ID:rj4wd+y3] (4) 万策尽き、かくして俺はサイケでポップなウツボ怪人へと改造され、花乃子のお気に入りとなり、古 巣と相対することとなったのである。 しかし、怪人もそう悪いものではない。この頃はそう思うようになった。…思うことにした。 組織の内情はうすうす分かったし、この組織のボスとやらは花乃子を溺愛する祖父だというのも掴 んだ。…それが、正義の味方に戻れぬ俺にどんな役に立つかはともかくとして。 俺が正義に返り咲けない大きな理由が、その花乃子である。 花乃子は妖精みたいに可愛らしい姿をしておきながらとんだゲテモノ趣味らしく、紫色の体色に白 斑の俺を寝床に引きずり込んでは見かけによらず、ほぼ毎晩激しく求めてくる。さらば独り身人生! 曰く、「花乃子、責任持って可愛がってあげるからね」。俺はペットか。 それにしても奥さん。お宅、うら若き娘にどんな教育をなさって居るんでしょう。 母親の爆乳に比べれば絶望的なまでの貧乳だが、悔しいほど花乃子は床上手だ。一体どこで習った のか。 「花乃子が正式に幹部になったら、お婿さんにしてあげる」 …その暁には是非、元の姿にして貰いたい。 俺はどっちが奉仕しているか分からないが、欲望の赴くまま腰を突き上げた。 お粗末様でした。 286 名前:281 mailto:sage [2007/07/07(土) 20:09:16 ID:rj4wd+y3] ごめんなさい ageっぱなしでした… 逝ってきます… 287 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/07(土) 20:27:13 ID:5QGkbXhU] GOOD JOB 288 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 00:21:54 ID:dGF1OqmR] 花乃子たまらんなw GJ! 主人公怪人化とは斬新。怪人のネタも斬新だがw 289 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 00:42:35 ID:qJiYSeNM] GJ! ゲテモノ好きのロリ娘とはまたマニアックな… 折角だからママンと柚木くんの馴れ初めもkwsk 290 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 23:38:44 ID:PeCGJARi] 「奥様は魔女」って書くとほのぼのした響きだけどさぁ… 「奥様はサタニスト」って書くととたんに18禁な響きになるな。 291 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/09(月) 00:01:46 ID:TVvfjhJ6] 「奥様は悪魔崇拝者」とか 「奥様は邪教徒」とか 「奥様は黒巫女」とかもいいかもしれん 292 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/09(月) 06:15:10 ID:rH8+XQ7j] やべ。途端に萌えてくるな。 293 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 00:55:53 ID:FgBNKVt0] ふと思いついたんだけど ダイナマンではダイナピンクを、 フラッシュマンでは最後にレッドに刺し殺される悪の女幹部レー・ネフェルを演じ 番組終了後にレッド役の俳優と結婚したと噂の萩原佐代子って ヒロピン、やられ、(正義役から悪役に変わったという意味では)悪落ち、(正義役が悪の女役と結ばれるという意味では)悪の女とH、 と、この手の趣向のフルコース揃ってると言えなくもない レッド役と結婚は残念ながらガセっぽいけど 294 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 09:43:24 ID:RZNNNj0K] 私生活までを役柄と考えたら、戦隊系萌要素を備えてるなぁ… ヒロインが悪に目覚め、敵役として暴虐の限りをつくし、かつての仲間と対立。 心を傷めるヒーローにからだで説得され、紆余曲折のすえにヒーローの元へと戻る感じなのかな アバのジャンヌがそんな感じじゃなかった? 余談だが、ジャンヌの衣装が真っ赤なピチパツの服で色っぽかったなぁ。パンツだったのが残念だけど… せめて太股が生だったら嬉しかったのに… 悪の女は露出が命だよね 295 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 19:59:02 ID:dbcE1Ybt] 絵板の某スーツフェチサイトにある成功バージョンをみたいのですが 296 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 21:04:40 ID:htTJXt/S] 某とか言われても分からないから 297 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/12(木) 16:57:16 ID:AHrYMlUl] コンビニでBOYの総集編を見て イブはいいなあと思った 298 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 14:41:02 ID:SVp67/Mq] イブみたいな不良少女はダメなのか 299 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 22:40:20 ID:WNA8BHlo] 初期スレにはそういうのもあったね。 300 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 01:38:39 ID:/rDJc2VF] というか初代スレ前半はそういうのが中心だった気が。 301 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 14:49:04 ID:vrKkintC] 屠るスレ、女ザコスレに分家されたのって何時ごろ? 302 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/15(日) 20:14:54 ID:Mzli0rUB] 主「ごめん、ミュウツー・・・俺、お前の気持ちにはこたえられない・・・」 M「な!?あ、主!?」 海「ハハハハ、主はわんの物なのさぁ」 M「そ、そんな!主!主イイイイイイ!!」 M「ハ!夢・・・か・・・」 海「フフフフゥ・・・主ぃ・・・わんと一緒に波に乗るのさぁ・・・ムニャムニャ・・・」 M「・・・」 翌朝 海「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO」 海「わんの!わんのサーフボードが真っ二つに割れてるさぁ!!!な、なぜこんなことに、、、orz」 303 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 21:03:00 ID:5FsAb3Zg] >>301 初代スレで既にHはこっち、屠りはあっちという棲み分けはされていた というか元々あったスレを使ってるので特に分家とか派生はないんじゃない? 特にHスレはほとんど放置の状態で発見、神SS連続投下で復活したという感じ (初代スレが立ったのはHスレが屠りスレより一年以上早いのに、dat落ちは4ヶ月遅い) 最初は某大手サイトからその系統の屠りスレに人が多く来てたけど、いつの間にか Hスレのほうが人が多くなった 屠りスレは一回ごとにヒロインが死んじゃうから書き手の負担が大きい・・・希ガス 女ザコスレは何だか知らない間に立ってた 304 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/15(日) 21:12:28 ID:DW4SkKdA] >>302 なにそれ? 305 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 01:42:35 ID:KwGo3xRu] 海って何だ?カメックス? 306 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 02:07:49 ID:cY8JP4I0] ポケモンの悪の女といえば アニメのムサシ スペシャルのナツメ カンナ とかか 307 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 13:13:01 ID:r7XVMtCx] これだろ?! http://jggj.net/fbi/ http://jggj.net/7878/ http://jggj.net/papapan/ 308 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 13:32:25 ID:ktvU4Qyn] 業者乙 309 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 13:58:39 ID:JF/5juRe] 何かと思って見ちゃったよ・・・ 310 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 16:54:59 ID:cY8JP4I0] こういうのって 通報した方がいい? 311 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 18:31:40 ID:/Dl6VFtX] >>307は片っ端から色んなスレにカキコしてるな… 312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 22:01:05 ID:ragfy6bu] そんな業者より黄金の城でも見ようぜ ttp://www.youtube.com/watch?v=JjJpp8wp_ao 313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 23:04:10 ID:KVmSXfoa] 服脱がして勝つって五右衛門かよ この勝ち方いいけど 314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 00:15:30 ID:psyccqTj] ブラつけてる……海外後期型じゃないか 315 名前:312 mailto:sage [2007/07/17(火) 00:29:34 ID:IR+XLudn] そんな文句も出るだろうと思って探してきてやったぞ ttp://youtube.com/watch?v=aPYVFXrn9hc 316 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 00:36:50 ID:psyccqTj] 恐れ入りました 317 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 14:16:26 ID:ST6xRYYC] な、なんて難しそうなゲームなんだ・・・ 318 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 21:44:36 ID:MuXxVFPb] 話題ないなあ 319 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 21:50:44 ID:w2ZOBc90] そろそろネタ切れか 320 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 23:37:30 ID:MuXxVFPb] 学園物とかハーレム物とかどうだろうか? 321 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 23:41:27 ID:w2ZOBc90] 大好きな先生が悪の幹部だったって奴か 322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 23:49:14 ID:jgBh12kW] お姉さま、ロリっ子、ロボ子他皆さんどんな悪女が好き? と散々使い古されたアンケートをとってみる 323 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 23:53:11 ID:MuXxVFPb] ロボは新鮮な気がする 324 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/18(水) 23:59:28 ID:w2ZOBc90] 四天王というのを考えてみれば いままで獣系がいたのに機械系がいないのはたしかにおかしいな・・・ 325 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/19(木) 00:05:02 ID:PRxyQ49i] http://cstplus.net/ キュートシスターTRPG これを使えば簡単に キャラ作成できる  326 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/19(木) 00:27:47 ID:f1mvASkM] ロボット系は忠実・任務外のことに関心を持たない というイメージがあるのでヒーローとの絡みが想像し辛いとかじゃね? とここまで書いて洗脳なり人質なりで無理やり協力させられてる 博士を救う為にヒーローと手を組むという強引な展開を思いついた。 327 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/19(木) 00:31:05 ID:DbiA8sZe] >>326 作られた存在であるあとはヒーローと二人きりの状況になって自分に感情が芽生えるとかな 328 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/19(木) 00:32:05 ID:DbiA8sZe] 文章がおかしかった・・・ 作られた存在が ヒーローの出現によって 徐々に感情が芽生えるとかな 329 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/19(木) 23:46:28 ID:PRxyQ49i] ヒールレスラーとかどうだろうか? 330 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/20(金) 00:32:49 ID:K1I0DpqI] 神取とかアジャのイメージが…… 331 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/20(金) 00:51:57 ID:7bCeBit9] 女囚人とかは? 332 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/20(金) 01:57:51 ID:Tr3x/q6H] ランブルローズとかで連想してください 333 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/20(金) 14:01:21 ID:Tr3x/q6H] 333get 334 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/21(土) 23:46:06 ID:ejbr8GdV] ゲキレンジャーのメレは最高過ぎる 335 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/22(日) 01:36:38 ID:uUBqyVrg] ゲキは敵側が魅力的過ぎて、主役三人が霞むのが難点。 いや、メレ様もラゲク様も大好きだから、一向に構わないんだけどWWW もしかするとよい子のみんなも「リオ様かっけー!!」とか「メレ様へのこの気持ちは一体……!?」とか思いながら見てるのか? 336 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/22(日) 16:58:54 ID:lC4z8zph] お子さんには悪影響じゃないですか!! 337 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/22(日) 21:32:06 ID:u/aLevE1] シェリンダは? まああの最強ボディーのせいでこっちに転んでしまったんだけど 338 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/22(日) 21:34:19 ID:HpZ3mP+M] >>336 お子さんはそうやって性への目覚めを開花していくんですよ 339 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/23(月) 01:49:14 ID:O1Tm6nmF] 風のスティグマのキャサリンは悪の女だろうか? 340 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 01:20:29 ID:PS9Ik/qM] 悪の女幹部養成学校があって そこに首領の息子が転校してくるという 話を考えた 341 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 03:28:40 ID:C5y1Zl6Q] シェリンダは「露出度の高い、巨乳女幹部」という、 いつの頃からか創られたイメージをそのまま体現したかのような、自分としては究極のキャラだった。 342 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 09:00:59 ID:+XtVTobj] >>340 さらにそこから発展妄想させてもらった。 ツンデレからデレツン、勝ち気から気弱、巨乳から貧乳までよりどりみどりとりそろった女幹部候補と女教官。 女だらけの園に、余りの頼りなさに親父殿(首領)から「嫁候補をみつけてこい」と放り込まれた 弱気な息子(次期首領)。 エロゲにありがちだな…。 ごめん。 343 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 10:24:51 ID:l9b9/lbX] 静かな会議室。 二人の男が部屋にいた。一人はカイゼル髭を結わえたいかにも紳士といった 男で、大暗黒帝国士官学校校長カーティアン・クロイツ(cv.鈴置洋孝)。もう一 人の筋骨隆々とし、重い鎧を着た男は大暗黒帝国皇帝ドン・カイザー(cv.若本 紀夫。 「ふむ。君も皇帝とは言え、やはり人間(ヒト)の子だな、ドン」 クロイツは皇帝に対して、軽口を言える数少ない人間の一人であった。 「あやつには幼い頃より英才教育をほどしたのだが、15になってもおぼつかぬ ・・・鍛えてやってくれ、クロイツ」 「他ならぬ君の頼みだ。いいだろう手はずは整えている」 「相変わらず、手際がいいな」 「ぎゃあぁあああ」 明日のためにその1。 悪とは「一緒に行く」ではない、悪らしく「さらっていく」が基本である。 それは皇帝の息子といえど、例外ではない。 こんな感じか? 344 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 16:53:18 ID:AgqCP6NL] 声優の名前間違えてるよ 345 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 22:19:46 ID:ftKPnNdD] そしておそらく次期首領ということで モテまくるんだろうなあ 346 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/25(水) 23:33:37 ID:gd2WjctH] 甲斐性があればウハウハハーレム状態、 女性陣も密かにアプローチを待っているのに一向にその気のなさそうな首領の息子を、 いかにして押し倒すか。 奸計めぐらし、夜討ち朝駆け、奇襲に強襲。 女たちの仁義なき、色っぽい戦いがあるといい。 タマ(とサオ)の取り合いで。 347 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/26(木) 01:18:40 ID:uh+L+a6O] みんなが知ってるより 一部の者しか知らない方がいいと思う 348 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/26(木) 11:16:25 ID:xKUkp2mB] メインヒロインは、ツンデレ幼なじみにしてください。 349 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/26(木) 21:21:07 ID:nRqjU+AD] 悪の女幹部の足コキまだー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 350 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/26(木) 21:25:01 ID:6TQfpjeK] >>343 ツンデレ幼馴染みカモン!! 351 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/27(金) 12:01:12 ID:dt8cu0Pv] ヒロインが悪墜ちしてダーク化するとかどうだろうか? 352 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/27(金) 20:27:30 ID:nJKaJ/83] 今日コンビニに行ったら 世界征服をたくらむ女怪人が 一般人に弱味をにぎられ奉仕させられるというマンガがあった 353 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/27(金) 20:53:09 ID:vAK3wTUj] なにその素敵な漫画 せめてタイトル教えてくれよん 354 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/27(金) 21:07:37 ID:nJKaJ/83] 週刊チャンピオンにあった 読みきりか連載かはわからんけど イカ娘 って名前だったと思う 355 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/27(金) 22:24:12 ID:yOqeDk86] ちょっと今からコンビニ行ってくるわ。 356 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/28(土) 03:56:52 ID:mRyv8m0o] 355、早急に戦果を報告せよ。